「インテル入ってる?」でお馴染みのPC向けチップメーカーIntel。そのIntelがついにスマートフォンの世界にやってくる。Intel製のチップを搭載したAndroidスマートフォンおよびAndroidタブレットが2012年にも発売される見込みだ。
Technology Reviewが報じた上記画像は、Intelの最新モバイルチップとなるMedfield(メドフィールド)を搭載したAndroidスマートフォンのプロトタイプだ。
IntelのアーキテクチャグループのStephen Smith副社長によると、2012年前半に発売する予定とのこと。
この端末に搭載されているMedfieldは、Intelのモバイル向けチップAtomのラインに連なるチップ。Intel製チップは、現在のスマートフォンで主流となっているARMアーキテクチャを採用したチップと比較すると、消費電力の多さが難点と見られていたが、MedfieldではARMでは標準のシングルチップデザインを導入することで低消費電力化を図っている。
Smith氏によると、AndroidアプリやWebブラウジングを高速化するため、Medfieldのチップに特別な回路を内蔵しているとのこと。
実際に端末に触れたTechnology ReviewのTom Simonite氏によれば、最新のiPhoneやAndroid端末と遜色ない、強力な処理能力を持っているとのことだ。
気になる公式発表についてだが、Smith氏の発言からすると、来年1月に開催されるCES(Consumer Electronics Show)がターゲットになっているようだ。