マカフィーが10月のサイバー脅威レポートを公表、Androidで23件のマルウェア発見


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マカフィがセキュリティレポートを報告

セキュリティソフト大手のマカフィは9日、10月のサイバー脅威に関するレポートを発表した。

レポートによると、10月に検出されたAndroid OSを対象にしたマルウェアは、新種が4件、亜種が19件の合計23件だった。また、新種のPUP(不審なプログラム)が2件、亜種が19件発見されており、全体では先月比で微増となっている。

今回新たに発見されたのは、受信SMSを外部サーバーに送信したり、端末を再起動すると特定の電話番号宛にSMSを送信したりするAndroid/Spitmo.BやAndroid/GoldenEagle.Aと、Android OSの脆弱性を突いてroot権限を取得するAndroid/InstBBridge.A。
このうち後者のようなroot権限を取得するマルウェアの多くが、システムに悪質なファイルをインストールする。しかし、現状のウイルス対策アプリでは、これらの悪質なファイルを検知は可能だが、駆除はできないため、アプリなどをインストールする前に安全性をチェックすることが重要だとマカフィはアドバイスしている。