ソニーがFeliCa対応NFC無線通信LSIを商品化、おサイフケータイはグローバル化へ

Sonyは10日、近距離無線通信規格NFCにおいて、初めて近接型非接触通信規格 ISO/IEC14443 Type A/Type BおよびFeliCaの3つの規格に対応する、モバイル向け無線通信LSI「CXD2235AGG」を商品化すると発表した。


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NFC無線通信LSI 「CXD2235AGG」

これまで、主な近接型非接触通信規格は、以下の3つに分かれていた。

  • FeliCa:ソニーが開発し、日本(および東アジア)で一般的な規格
  • Type A:フィリップスが開発し、ヨーロッパなどで一般的な規格
  • Type B:モトローラが開発し、アメリカで一般的な規格

このうちFeliCaはSuicaなどの主要な電子マネーカードに採用されているほか、おサイフケータイにも使われている。
一方、Android4.0(Ice Cram Sandwich)より標準サポートされることが発表されているNFCは、TypeAとTypeBであり、Google Walletをはじめとする海外での決済サービスにもこの規格が使われている。
これまで大きな問題となっていたのは、これらの規格すべてに対応できるチップがないため、おサイフケータイ(FeliCa)でGoogle Walletは使えない、その逆もしかり、といった点だった。

しかし、今回ソニーが商品化する「CXD2235AGG」を搭載した端末ならば、おサイフケータイもGoogle Walletも、その他の標準のNFCを利用するサービスもすべて利用できるようになる。
出荷時期は11月、サンプル価格は600円ということなので、近日中にも(高くない値段で!)世界中で使えるNFC対応端末が登場するだろう。