家族で同一のスマホ回線を契約すると利用料金が毎月割引される「家族割」。家族みんなで同じスマホ回線に乗り換えることで、一家のスマホ代を大きく削減できる可能性があります。
家族割はドコモ・au・ソフトバンクの大手キャリアでも提供されていますが、割引を適用してもまだ割高感があります。そこで候補に挙がるのが、家族割のある格安SIMです。大手キャリアと比べて料金が安価であり、家族割でさらにお得に利用できます。
そこで本記事では、家族割のあるおすすめの格安SIMを比較。大手キャリアと格安SIMの家族割の違い、家族割のある格安SIMの選び方なども解説します。
2回線目以降は月550円割引
大手キャリアと格安SIMの家族割はどう違う?
 
  家族割のあるスマホ回線と聞いてまず思い浮かぶのは、ドコモ・au・ソフトバンクの「大手キャリア」です。各社はいずれも家族割を提供しており、家族でまとめて契約すると割引が適用されます。
もうひとつの選択肢が「格安SIM」です。家族割を提供しているのは一部の格安SIMで、すべての格安SIMが提供しているわけではありません。割引の内容や条件も格安SIMごとに異なります。家族割のある格安SIMを選ぶ際は、自分たちの家族にあったものを選ぶことが重要です。
ここではまず、大手キャリアと格安SIMの家族割の違いを解説します。
| 大手キャリア | 格安SIM | |
|---|---|---|
| 割引金額 | 
 | 
 | 
| 家族割対象となる回線数 | 
 | 
 | 
| 家族間通話無料 | 
 | いずれの格安SIMも家族間通話無料なし (※)楽天モバイルは専用アプリ「楽天リンク」を利用することで、家族以外も含めた国内通話が無料(一部番号除く) | 
(※1)「ドコモ MAX」「ドコモ ポイ活 MAX」「ドコモ ポイ活 20」契約の場合。それ以外は3回線目以降が1100円の割引
(※2)U16バリュープランは2回線目が220円、3回線目が550円の割引
厳密に言えば楽天モバイルは格安SIMではありませんが、本記事では便宜上、格安SIMのひとつとして取り上げています。
大手キャリア:家族同士の通話は無料だが、割引後も割高感がある
 
  大手キャリアの家族割を比較
ドコモ・au・ソフトバンクの大手キャリアはデータ無制限で利用できる反面、基本料金も月額7000円〜8000円台と高額です。家族割を適用しても料金は月額6000円台〜7000円台と割高感が否めません。家族3人で使うとトータルで毎月2万円近い出費となってしまいます。
 
   
   
  大手キャリアの家族割(左からドコモ、au、ソフトバンク)
大手キャリアが提供する家族割の特徴は、家族同士の通話料金が無料となることです。通常の通話料金は30秒ごとに22円ですが、家族割を適用している家族同士であれば無料で通話できます。
家族間の通話頻度が多い人は、大手キャリアの家族割適用とあわせてトータルコスト(プラン料金+通話料金)を抑えられるかもしれません。
格安SIM:基本料金が安く、家族割でさらにお得に
 
  格安SIMの家族割(一部抜粋)
格安SIMはベースとなる基本料金が安く設定されており、家族割なしでも安価で契約できるのが魅力です。基本料金が安いため家族割による割引額も月100円〜200円程度しかない格安SIMもありますが、それでも家族割を適用すれば家族3人あわせて毎月1万円以下の出費に抑えることも不可能ではありません。
家族全体の月額料金を抑えたいのであれば、家族揃って同じ格安SIMを契約するのがおすすめです。
| 基本通話料金 | 家族割適用時の通話料金 | ||
|---|---|---|---|
| 大手キャリア | ドコモ | 30秒ごとに22円 | 無料 | 
| au | 30秒ごとに22円 | 無料 | |
| ソフトバンク | 30秒ごとに22円 | 無料 | |
| 格安SIM | ワイモバイル | 30秒ごとに22円 | |
| 楽天モバイル | 専用アプリ「楽天リンク」を使えば、他社携帯番号や固定電話への国内通話が無料(一部番号除く) | ||
| IIJmio | 30秒ごとに11円 | 30秒ごとに8.8円 | |
| mineo | 30秒ごとに10円(専用アプリを使用) | ||
| BIGLOBEモバイル | 30秒ごとに9.9円(専用アプリを使用) | ||
| UQモバイル | 30秒ごとに22円 | ||
| イオンモバイル | 30秒ごとに11円 | ||
 
  IIJmio:家族間の通話料金は20%OFFの30秒あたり8.8円
 
  mineo:専用アプリを使えば通話料金が30秒あたり10円
 
  楽天モバイル:専用アプリを使えば国内通話が無料(一部番号を除く)
格安SIMの場合、家族割を適用しても大手キャリアのように家族間の通話料金が無料となることはありません。
しかし、格安SIMの中にはそもそもの通話料金が大手キャリアよりも安いものもあります。大手キャリア(家族割非適用時)も含め、通話料金は30秒ごとに22円が一般的な相場ですが、IIJmio・mineo・イオンモバイルなどの格安SIMの通話料金は相場の半額程度(30秒ごとに10〜11円)となっています。
なかでもIIJmioは、家族割を適用した家族同士の通話料金が30秒ごとに8.8円に割引されます(通常は30秒ごとに11円)。
また楽天モバイルなら、専用アプリ「楽天リンク」を利用することで家族同士はもちろん、他社携帯番号・固定電話との国内通話が無料でかけ放題です(一部番号除く)。
家族割のある格安SIMの選び方
家族割のある格安SIMを契約すれば、家族全体の月額料金を抑えられます。家族割のある格安SIMの契約シーンは主に2つ挙げられます。
一つは「家族みんなで同じ格安SIMを契約したい」というケース。家族で契約している通信サービスがバラバラなのであれば、家族割のある格安SIMに揃って乗り換えることでトータルの費用を抑えられる可能性があります。
もう一つは「自分が家族と同じ格安SIMを契約したい」というケース。家族揃って乗り換えるのではなく、あなた1人が家族と同じ格安SIMに乗り換えればあなたのスマホ代を削減できるかもしれません。
家族みんなで同じ格安SIMを契約したい場合
家族全体のスマホ代が高いと感じているなら、家族揃って家族割のある格安SIMに乗り換えることで家族のトータルコストを削減できる可能性があります。
 
  家族割のある格安SIM(ワイモバイル)に乗り換えたときのイメージ
たとえば上図のように、家族3人で異なる大手キャリアのプランを別々に契約していたとしましょう。このケースでは家族割が適用されず、トータルコストも月2万円を超えてしまっています。
ここで仮に家族揃ってワイモバイルに乗り換えば、2回線目以降が月1100円割引に。家族3人でワイモバイルの「シンプル3 S」「シンプル3 M」「シンプル3 L」をそれぞれ契約すると、支払い総額を半分以下に抑えられます。
スマホ回線を乗り換える際は、毎月どのくらいデータ通信量を使っているのかも確認しましょう。毎月5GB程度しか使っていないのに、大手キャリアのデータ無制限プランを契約しているとしたらオーバースペックなプランを利用してしまっていると言えます。毎月のデータ通信量が5GB程度なのであれば、ワイモバイルの「シンプル3 S」(5GBで月額3058円)のようなプランのほうが適しています。
家族揃って同じ格安SIMに乗り換える場合は、乗り換え後のトータルコストがいくらになるのかをシミュレーションすることが重要です。
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自分が家族と同じ格安SIMを契約したい場合
あなた1人がスマホ代を安くしたいと考えているなら、家族が契約しているのと同じ格安SIMを契約することで月額料金を削減できます。家族みんなで同じ格安SIMを契約する(前述)よりも、あなた1人だけが乗り換えたほうがハードルは低いはずです。
たとえばあなたがドコモの「ドコモMAX」(月額8448円)、パートナーが楽天モバイルの「Rakuten最強プラン」を契約していたとします。
 
  パートナーと同じ格安SIM(楽天モバイル)に乗り換えたときのイメージ
あなたがパートナーと同じ楽天モバイルに乗り換えれば月額3278円でデータ無制限となるうえ、家族割が適用されてあなたとパートナーの双方の料金が毎月110円割引されます(データ無制限で月額3168円)。
楽天モバイルは1回線目から家族割の対象となるので、パートナーも回線を乗り換えることなく割引の恩恵を受けられるのです。
家族割のあるおすすめ格安SIMを比較
家族割のある格安SIMを比較して一覧表にまとめました。
| 家族割を適用できる主なプラン(※) | 家族割の割引金額 | 家族の定義・条件 | |
|---|---|---|---|
| ワイモバイル | 
 | 2回線目以降、月1100円割引(最大9回線まで) | 血縁関係・婚姻関係にあること、同住所であることが確認できること | 
| 楽天モバイル | 
 | 毎月110円割引(最大20回線まで) | 特になし(血縁関係・婚姻関係になくても家族割の対象) | 
| IIJmio | 
 ※データSIMは家族割の対象外 | 毎月110円割引(最大5回線まで) | 同一のmioID内でギガプランの音声SIM・音声eSIMを2回線以上契約する。血縁関係にない相手でも割引の対象 | 
| mineo | 
 | 
 | 主回線契約者から見て三親等まで | 
| BIGLOBEモバイル | 
 | 毎月220円割引(最大10回線まで) | 主回線契約者のBIGLOBE会員と同居または離れて暮らす家族・親族など | 
| UQモバイル | トクトクプラン2:月額4048円 | 毎月550円割引(最大10回線まで) | 主回線契約者と姓または住所が違う場合は家族関係を証明する書類の提出が必要 | 
| イオンモバイル | 
 | ― | ― | 
(※)主なプランのみ抜粋。詳細は本記事の各項目、または各社の公式サイトを参照してください。
以下の項目では家族割のある格安SIM特徴を詳しく解説しています。自分たちの家族にあった格安SIMはどれなのか選ぶ際の参考にしてみてください。
ワイモバイル:2回線目以降は毎月1000円割引
 
  ワイモバイルはソフトバンクが提供するサブブランド。テレビCMなどでも大々的に告知しているので、名前を聞いたことがある人は多いでしょう。
新規契約または他社からの乗り換えで申し込むとPayPayポイントをもらえるキャンペーンも実施中です。
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【ワイモバイル】最大2万円相当もらえるキャンペーン実施中
 
  ワイモバイルでは、新規契約で最大1万円相当、他社から乗り換えで最大2万円相当のPayPayポイントコードをもらえる「ワイモバ SIM契約キャンペーン4」を実施しています。
特典対象となるプランは下記の通り。
| 新規契約 | 他社からの乗り換え(※) | |
|---|---|---|
| シンプル3 S | ― | 5000ポイント | 
| シンプル3 M | 1万ポイント | 2万ポイント | 
| シンプル3 L | 1万ポイント | 2万ポイント | 
(※)ソフトバンク、LINEMO、LINEモバイル、ソフトバンク回線の格安SIMからの乗り換えはキャンペーン対象外
キャンペーンを適用するには、プラン契約と同時に「データ増量オプション」に加入することが条件。データ増量オプションは本来、月額550円でデータ通信量が毎月最大5GB増量する有料オプションですが、現在はオプション加入から6カ月間無料となるキャンペーンが実施されています。データ増量オプションを無料期間中に解約してもワイモバ SIM契約キャンペーン4は適用されます。
ワイモバ SIM契約キャンペーン4によるポイントの付与時期は回線開通月の翌々月末ごろ。ソフトバンク、LINEMO、LINEモバイル、ソフトバンク回線の格安SIMからの乗り換えはキャンペーン対象外なので注意してください。
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  ワイモバイルの料金プラン
料金プランはデータ通信量に応じた「シンプル3 S」(月5GBで月額3058円)、「シンプル3 M」(月30GBで月額4158円)、「シンプル3 L」(月35GBで月額5258円)の3つが提供されています。
 
  家族3人でワイモバイルを契約したときのイメージ
家族割を適用すると、2回線目以降が月1100円割引されます。たとえば家族3人で「S」「M」「L」を1回線ずつ契約した場合、トータルコストは月1万2474円ですが、家族割を適用すれば総額2200円割引(1回線目は割引対象外)されて月1万274円となります。
なおワイモバイルの家族割は、インターネット回線サービスとのセット割「おうち割 光セット(A)」および電気サービスとのセット割「おうち割 でんきセット(E)」と併用することはできません。
家族割の適用条件
 
  ワイモバイルの家族割の対象プラン
ワイモバイルの家族割の対象となるプランは、スマホ向けプランの「シンプル3 S/M/L」のほか、ポケットWi-Fi向けプランの「Pocket WiFiプラン2(ベーシック)」、現在は新規受付を終了している旧プラン「シンプル2 S/M/L」「シンプルS/M/L」などがあります。
割引を適用するには、1回線目および2回線目以降が対象のプランを契約している必要があります。たとえば1回線目が旧プラン「シンプル2 S/M/L」で、2回線目が現在提供中の「シンプル3 S/M/L」である場合、2回線目の「シンプル3 S/M/L」から月1100円が割引されます。2回線目が旧プラン「シンプルS/M/L」なら月1188円割引です。
現在契約できるスマホ向けプランは「シンプル3 S/M/L」のみなので、本記事では便宜上、ワイモバイルの割引金額を「毎月1100円」と記載しています。
ワイモバイルの家族割は家族の中で最も早くワイモバイルを契約した人が1回線目(主回線=割引対象外)となり、その次に契約した家族が2回線目(副回線)で割引対象となる仕組みです。マイページ「My Y!mible」より任意の回線を副回線に設定することで、家族割の対象を変更することができます。
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【ワイモバイル】家族割の概要
| 家族割対象プラン | 
 | 
|---|---|
| 家族割による割引金額 | 
 | 
| 家族の定義 | 
 ※手続きには家族確認書類が必要 | 
楽天モバイル:家族でデータ通信が使い放題
 
  楽天モバイルは月額3278円という格安な料金体系でデータ通信が使い放題となるのが特徴。回線を申し込むとポイントをもらえるキャンペーンが豊富に実施されているのも魅力です。
【楽天モバイル】最大1万4000ポイントもらえるキャンペーン実施中
 
  楽天モバイルでは新規契約で1万1000ポイント、他社からの乗り換えで1万4000ポイントもらえる「楽天・三木谷浩史の特別なお客様キャンペーン」(通称「三木谷キャンペーン」)を実施しています。
ポイントを獲得するには、キャンペーンページを経由して対象プラン(Rakuten最強プランまたはRakuten最強U-NEXT)を申し込むだけです。
| 新規契約 | 他社からの乗り換え | |
|---|---|---|
| ポイント付与1回目 | 3000ポイント | 4000ポイント | 
| ポイント付与2回目 | 4000ポイント | 5000ポイント | 
| ポイント付与3回目 | 4000ポイント | 5000ポイント | 
ポイントは一度にまとめて付与されるわけではなく、上記の通り3回にわけて付与されます。ポイントの有効期限は付与日も含めて6カ月間です。
 
  楽天モバイル「Rakuten最強プラン」の料金と割引プログラム
「Rakuten最強プラン」はデータ通信量に応じて料金が決まる変動制プラン。3GBまでで月額1078円、3GB〜20GBで月額2178円、20GB超過後はデータ使い放題で月額3278円の3段階で変動します。
 
  楽天モバイルの家族割「最強家族プログラム」
楽天モバイルの家族割「最強家族プログラム」は、家族グループに追加された家族のプラン料金が毎月110円割引されるというもの。"家族割"という位置付けですが厳密な定義はなく、血縁関係にない相手や友達も家族割に招待できます(1グループ最大20人まで)。
最強家族プログラムを適用すれば、月額3168円でデータ無制限となります。3GBまでに収めれば月額968円なので、スマホをあまり使わないシニア世代にもおすすめです。
65歳以上は「最強シニアプログラム」により毎月110ポイント付与、12歳以下は「最強こどもプログラム」により毎月最大440円割引、13歳〜22歳は「最強青春プログラム」により毎月110円割引など、家族割と併用可能な割引プログラムも用意されています。
 
   
  「楽天リンク」なら国内通話がかけ放題(一部番号除く)
また、楽天モバイルは専用アプリ「楽天リンク(Rakuten Link)」を使えば他社携帯番号・固定電話に対しても国内通話かけ放題(0570から始まるナビダイヤルなど一部番号除く)となるのも魅力のひとつ。家族間の通話が多い人でも、楽天リンクを使えば通話時間や通話回数にかかわらず通話料が無料です。
 
  楽天モバイルとU-NEXTがセットになった「Rakuten最強U-NEXT」
すでにU-NEXTに加入している、またはこれからU-NEXTに加入しようと検討している人は、データ無制限とU-NEXT見放題がセットになった新プラン「Rakuten最強U-NEXT」もおすすめです。
プラン提供の記念価格として、2026年1月31日までは月額3168円で利用できます(2月1日以降は月額4268円)。もちろん、Rakuten最強U-NEXTも最強家族プログラムの対象です。
【楽天モバイル】家族割の概要
| 家族割対象プラン | 
 | 
|---|---|
| 家族割による割引金額 | 家族グループに追加されたユーザーは毎月110円割引(1グループ最大20名まで) | 
| 家族の定義 | 特になし(血縁関係・婚姻関係になくても家族割の対象) | 
IIJmio:家族間の通話料金も割引
 
  IIJmio(アイアイジェイミオ)は、格安SIMの老舗であるインターネットイニシアティブが提供する通信サービス。家族で契約すれば、プラン料金だけでなく通話料金も割引となるのが特徴です。
【IIJmio】対象プラン割引&10GB増量キャンペーン実施中
 
  IIJmioでは2025年11月20日まで開催している「ハッピーオータムキャンペーン」において、音声SIM・音声eSIMの対象プランを割引およびデータ通信量の10GB増量を実施しています。また、各種通話オプションも割引されています。
| 通常料金 | 11月20日までの申し込み | 
|---|---|
| 2GB:月額850円 | 2GB:月額850円 | 
| 5GB:月額950円 | 5GB: | 
| 10GB:月額1400円 | |
| 15GB:月額1800円 | |
| 25GB:月額2000円 | |
| 35GB:月額2400円 | |
| 45GB:月額3300円 | |
| 55GB:月額3900円 | 
割引およびデータ通信量の増量は最大6カ月間。利用開始月の月額料金は日割りとなりますが、月途中の利用開始でも割引が満額適用されます。データ専用プランおよびSMS専用プランはキャンペーン対象外です。
| 通話定額5分+(1回5分以内の国内通話無料) | 月額500円が最大6カ月間0円 | 
|---|---|
| 通話定額10分+(1回10分以内の国内通話無料) | 月額700円が最大6カ月間0円 | 
| 通話定額かけ放題+(無制限で国内通話無料) | 月額1400円が最大3カ月間0円 | 
また、キャンペーン期間中にギガプランの申し込みとあわせて上記の通話オプションを申し込むと、最大6カ月間無料となります。
 
  IIJmioの料金プラン。2回線以上契約すると家族割により100円が割引される
IIJmioが提供する「ギガプラン」では、データ通信量から自分にあったプランを選べます。音声SIMまたは音声eSIMを2回線以上契約することで、家族割による月100円割引が適用されます(データSIMは家族割の対象外)。
家族割の条件は、同一のmioID(IIJmioのアカウント)でギガプランの音声SIMまたは音声eSIMを2回線以上契約し、マイページから家族割を申し込むこと。家族の代表者が同一名義で複数回線を契約した場合のみ家族割の対象となり、家族で個別に契約する場合は家族割の対象外となります。
契約後の名義変更して同一のmioIDにとりまとめることも可能ですが、名義変更には1回線につき1100円の手数料がかかる点には注意してください。
条件を満たしていれば家族の証明も不要で、血縁関係にない人でも家族割を適用できます。離れて暮らす両親や1人で複数回線を契約している場合も家族割の対象です。
 
  家族割による割引イメージ
 
  家族割を適用すれば家族間の通話料金も割引される
 
  家族間でデータ通信量をシェアすることもできる
家族割を適用している場合、通話料金も割引されます。IIJmioの通常の通話料金は30秒ごとに11円ですが、家族割を適用しているユーザー同士の通話料金は30秒ごとに8.8円となります(請求金額は小数点以下切り捨て)。
また、同一のmioID内で契約しているユーザー同士であれば、余ったデータ通信量をしたりプレゼントしたりできます。データ通信量が上限に達して速度制限にかかってしまった場合でも、データ通信量が余っている家族からシェアしてもらうことで速度制限を回避できます。
【IIJmio】家族割の概要
| 家族割対象プラン | 
 ※データSIMは家族割の対象外 | 
|---|---|
| 家族割による割引金額 | 毎月110円割引(最大5回線まで) | 
| 家族の定義・条件 | 同一のmioID内でギガプランの音声SIM・音声eSIMを2回線以上契約すれば割引を適用。条件を満たしていれば、血縁関係にない相手でも割引の対象 | 
mineo:余ったデータ量を翌月に家族とシェアできる
 
  mineo(マイネオ)は関西電力グループのオプテージが提供する格安SIM。データ通信量から選ぶ「マイピタ」と、通信速度から選ぶ「マイそく」の2つのプランを提供しています。
【mineo】マイピタ割引キャンペーン実施中
 
  mineoでは2025年11月25日までの期間中、「マイピタ(デュアルタイプ)」および「パケット放題Plus」の料金が割引となる「ホーダイ感謝祭」キャンペーンを開催しています。
| マイピタ デュアルタイプ 月額料金 | パケット放題Plus 月額料金 | |||
|---|---|---|---|---|
| 通常料金 | キャンペーン適用時の料金 (最大6カ月間) | 通常料金 | キャンペーン適用時の料金 (最大6カ月間) | |
| 1GB | 月額1298円 | 月額660円 | 月額385円 | 無料 | 
| 5GB | 月額1518円 | 月額880円 | 月額385円 | 無料 | 
| 10GB | 月額1958円 | 月額1320円 | 無料 | ― | 
| 20GB | 月額2178円 | 月額1540円 | 無料 | ― | 
| 50GB | 月額2948円 | 月額2310円 | 無料 | ― | 
マイピタのデュアルタイプ(音声通話+データ通信)は利用開始月より最大6カ月間、毎月638円が割引されます。
パケット放題Plusは、通信速度最大1.5Mbpsで使い放題となる有料オプションサービス。通常料金は1GBまたは5GBのプランは月額385円、10GB以上のプランは無料ですが、キャンペーン期間中は1GBおよび5GBのプランでも最大6カ月間は無料で利用できます。
マイピタのシングルタイプ(データ通信のみ)および「マイそく」はキャンペーンによる割引の対象外です。
 
  mineoの料金プランは「マイピタ」と「マイそく」の2種類。どちらも家族割の対象
「マイピタ」はデータ通信量から自分にあったものを選べるオーソドックスなプラン。データ通信のみのシングルタイプと、音声通話+データ通信のデュアルタイプの2種類があります。
もう一方の「マイそく」は、データ通信は無制限で通信速度が制限されるユニークなプラン。スタンダードは、通信速度が最大1.5Mbpsに制限されて月額990円です。mineoのユーザーアンケートによれば、9割以上のユーザーがWebサイトの閲覧やYouTubeの動画再生などを問題なく利用できたと回答しているといいます。
ただしマイそくは、月曜日〜金曜日の12時台は最大23kbps(プレミアムのみ最大200kbps)に制限されます。また、3日間で10GB以上利用すると速度制限がかかります。
 
  mineoの家族割適用イメージ
 
  mineoの家族割の適用範囲
家族でmineoを契約すると、各回線の料金から月55円が割引されます(最大5回線まで)。デュアルタイプを3回線以上契約している場合、3回線目以降は月165円割引となります。1・2回線目のデュアルタイプ、およびシングルタイプは55円の割引です。
家族割の適用範囲は、主回線契約者から見て三親等の親族まで(配偶者には同性パートナー・事実婚などを含む)。主回線契約者と同一住所または同一姓でない場合、マイページで家族割を申し込む際に運転免許証などの本人確認書類を提出します。
 
  グループのメンバーと余ったデータ通信量をシェアできる
mineoでは、余ったデータ通信量を翌月まで繰り越すことができます。10GBプランを契約して8GBしか使わなければ、翌月は12GBを使えます。
さらに家族や友人とパケットシェアのグループを作成すれば、余ったデータ通信量をグループ内のメンバーとシェアできます。たとえば家族3人でグループを作成し、3人で合計1GB余ったら、翌月は家族3人で余った1GBをシェアできるというわけです。
【mineo】家族割の概要
| 家族割対象プラン | 
 | 
|---|---|
| 家族割による割引金額 | 
 | 
| 家族の定義・条件 | 主回線契約者から見て三親等まで。(同性パートナーや事実婚なども対象) | 
BIGLOBEモバイル:2回線目以降は毎月200円割引
 
  BIGLOBEモバイルは、インターネット回線も提供するビッグローブが提供する格安SIM。YouTube・U-NEXT・Amazon Musicなど対象アプリを使用している間はデータ通信量を消費しない有料オプション「エンタメフリー」(月額980円)が特徴です。
 
  BIGLOBEモバイルの料金プラン
BIGLOBEモバイルが提供するプランは、音声通話SIM(通話+データ通信、au回線またはドコモ回線)とデータプラン(データ通信のみ、ドコモ回線)の2通り。音声通話SIMであれば、1GB(月額1078円)・3GB(月額1320円)・6GB(月額1870円)などから自分にあったプランを選べます。
 
  「200円割引」は税抜表記。実際には税込220円が割引される
家族でBIGLOBEモバイルを契約すると、2回線目以降が月220円割引となります(割引対象は最大4回線まで)。家族3人で契約すれば、合計440円が毎月お得になる計算です。
家族割の対象となるのは、主回線契約者のBIGLOBE会員と同居または離れて暮らす家族・親族など(別姓可)。証明書の提出などは不要ですが、友人などは対象外です。
【BIGLOBEモバイル】家族割の概要
| 家族割対象プラン | 
 | 
|---|---|
| 家族割による割引金額 | 毎月220円割引(最大4回線まで) | 
| 家族の定義・条件 | 
 | 
UQモバイル:対象プランの料金が毎月550円
 
  UQモバイルはKDDIが提供するサブブランド。データ通信量35GBで10分以内の国内通話かけ放題が付いた「コミコミプランバリュー」(月額3828円)と、データ通信量30GBで割引と併用できる「トクトクプラン2」(月額4048円)の2種類のプランを提供しています。このうち家族割を適用できるのは「トクトクプラン2」です。
 
  トクトクプラン2の料金。家族割とau PAYカード支払い割で月額3278円(5GB〜30GBの場合)
「トクトクプラン2」の基本料金は月額4048円。ここから複数の割引を適用することで、プラン料金がお得になります。割引を適用することが前提となっているプランといえるでしょう。
 
  UQモバイル「家族セット割」ならトクトクプラン2など対象プランが月550円割引
家族割サービス「家族セット割」を適用することで毎月550円が割引され、トクトクプラン2に家族セット割を適用すると月額3498円となります。さらにau PAYカードで支払うと毎月220円、データ通信量が5GBまでだと月1100円が割引されます(最大10回線まで)。
家族セット割を適用するには、My UQ mobile(マイページ)から家族セット割を申し込み、家族グループに対象プラン契約者を追加する必要があります。
なお、インターネット回線など対象サービスをセットで契約することで毎月1100円が割引が適用される「自宅セット割」と家族セット割を併用することはできません。両割引の条件を満たした場合、自宅セット割の適用が優先されます。
家族割の適用条件
UQモバイルの家族セット割は、現在提供中の「トクトクプラン2」のほか、現在は新規受付を終了している旧プラン「トクトクプラン」「ミニミニプラン」も対象です。
家族人数のカウント対象プランは下記の通りです。
| 家族人数のカウント対象プラン | 
 | 
|---|
たとえば夫婦2人でトクトクプラン2を契約すれば、それぞれのプラン料金から毎月550円が割引されます。
自分がトクトクプラン2、配偶者がコミコミプランバリュー(家族人数のカウント対象プラン)を契約している場合、コミコミプランバリューは家族セット割対象外プランなので配偶者のプラン料金は割引されず、トクトクプラン2を契約している自分だけが割引を受けられます。
トクトクプラン2の契約者単体では家族セット割による割引を受けられないので、割引を適用するには「家族人数のカウント対象プラン」契約者を家族グループに追加する必要があるというわけです。
【UQモバイル】家族割の概要
| 家族割対象プラン | トクトクプラン2:月額4048円 | 
|---|---|
| 家族割による割引金額 | 毎月1100円割引(最大10回線まで) | 
| 家族の定義・条件 | 主回線契約者と姓または住所が違う場合、家族関係を証明する書類(戸籍謄本または続柄記載の住民票など)の提出が必要 | 
イオンモバイル:家族でデータ通信量をシェアできる
 
  イオンモバイルは、イオン系列のイオンリテールが提供する格安SIM。全国のイオン対象店舗で回線の契約・相談が可能です。
 
  イオンモバイルのシェアプランは1つのデータ通信量を家族で分け合えるのが特徴
イオンモバイルは、最大8人の回線から1つのデータ通信量を分け合う「シェアプラン」が特徴です。厳密に言えば「家族割」ではありませんが、家族で契約するとお得に契約できるため本記事でも紹介しています。
たとえば2人用のシェア20GBプラン(月額2508円)を契約すれば、1人あたり10GBを月額1254円で使える計算です。イオンモバイルでは1人だけでも契約できますが、1人用の10GBプランは月額1848円なので、2人で別々に10GBプランを契約するとトータルで月額3696円もかかってしまいます。2人用のシェア20GBプランなら1人あたり月594円、2人あわせて月1188円も節約できるのです。
シェアプランは各SIMカード/eSIMの名義が同一である必要があります。他社からイオンモバイルに乗り換える場合、いずれかの名義に揃えなければなりません。
 
   
  60歳以上のシニア世代を対象とした「やさしいプラン」
イオンモバイルは、60歳以上のシニア世代を対象とした優待プラン「やさしいプラン」も提供しています。やさしいプランも最大2名までのシェアが可能です。2人用で6GBなら月額1738円なので、1人あたり3GBを月額869円で利用できます。
なお、やさしいプランでは、最大通信速度が最大1Mbpsに制限されます。
【イオンモバイル】プラン概要
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(※)一部プランのみ抜粋。そのほかのプランは公式サイトを参照してください。
格安SIMの家族割を契約する際の注意点
格安SIMによっては「家族」の定義が違っていたり、1回線目は割引の対象外だったりするなど注意すべき点があります。家族割のある格安SIMを契約する際は、以下の点をあらかじめ確認しておきましょう。
家族を証明する書類の提出が必要な格安SIMもある
家族割の「家族」という言葉の定義は、格安SIMごとに異なります。厳密に血縁関係である証明を求められる格安SIMもあれば、実際に家族でなくても家族を適用できる格安SIMもあります。
 
  楽天モバイルは「家族」の定義が広く、血縁関係にない親族や友人とも家族割を適用できます。家族を証明する書類などの提出も必要ありません。
ワイモバイル・mineo・UQモバイル・BIGLOBEモバイルの家族割は原則として血縁関係であることで前提となっており、同居していない家族や姓が異なる家族と家族割を適用する際に証明書類を提出しなければならない場合があります。
基本的に同居する親・兄弟・子どもであれば家族割を適用できますが、それ以外の親族や離れて暮らす両親などと家族割を組む場合は家族の定義や適用条件を事前に確認しておきましょう。
1回線目は割引対象外の格安SIMもある
 
   
  ワイモバイル(左)やBIGLOBEモバイル(右)は2回線目以降が家族割の対象、1回線目は対象外
格安SIMの家族割の中には、1回線目は割引の対象とならないものもあります。本記事で紹介している中では、ワイモバイルとBIGLOBEモバイルが該当します。
たとえば、ワイモバイルは2回線目以降が月1100円割引なので、2回線契約で月1100円割引、3回線契約でトータル月2200円割引、4回線契約でトータル月3300円割引になります。これに対して楽天モバイル・IIJmio・mineo・UQモバイルは、1回線目も家族割の対象です。
家族割の対象プランが限られている格安SIMもある
家族割を申し込む際、自身が契約している(あるいはこれから契約しようとしている)プランが家族割の対象に含まれているか確認しておきましょう。
 
  UQモバイルで家族割を適用できるのは「トクトクプラン2」のみ、「コミコミプランバリュー」は家族割の対象外
UQモバイルの場合、家族割を適用できるプランは「トクトクプラン2」のみです(新規受付終了のプランは除く)。もうひとつの「コミコミプランバリュー」は家族割を適用できません。
しかしコミコミプランバリュー契約者を家族グループに追加することで、トクトクプラン2の家族割を適用させることは可能です。コミコミプランバリューは家族割対象外ですが、家族の1人としてカウントできるというわけです。
またIIJmioであれば、家族割の対象となるのは音声SIMまたは音声eSIMのプランのみです。データeSIM、データSIM、SMSのみのプランは家族割の対象外です。
主回線契約者が家族の回線をまとめて契約する格安SIMもある
ワイモバイル・楽天モバイル・UQモバイルは、家族が別々の名義で契約しながら家族割の適用が可能です。契約が回線ごとに独立しており、利用料金も回線ごとに別々に請求されます。
 
  BIGLOBEモバイルの場合、主回線契約者であるBIGLOBE会員が家族の回線も契約する
一方、IIJmio・mineo・BIGLOBEモバイル・イオンモバイルなどの格安SIMは家族ごとに回線を契約するのではなく、主回線契約者が家族の回線もまとめて契約します。
たとえばBIGLOBEモバイルは、主回線契約者であるBIGLOBE会員が自身の回線の契約に紐づける形で家族の回線を契約することで家族割が適用される仕組みです。利用料金は主回線契約者がまとめて支払います。
支払いも含めて回線の管理を家族の代表者がおこなうのか、家族それぞれで管理するのかといった点でも、家族割のある格安SIMの選び方は変わってきます。
格安SIMの家族割に関するよくある疑問点とその答え
格安SIMの家族割に関するよくある疑問点とその答えをまとめています。
ahamoに家族割はある?
      
            ahamoに家族割はありません。
 
  ahamoに家族割はない
家族同士でahamoを契約してもプラン料金が割引されることはありません。
ドコモ MAX・ドコモ ポイ活 MAX・eximoなどドコモの家族割対象プラン契約者とahamo契約者で家族割グループを作成することは可能です。この場合、ahamo契約者は家族の1人としてカウントされますが割引は適用されず、家族割対象プラン契約者のみ割引が適用されます。
また、家族割を適用した家族同士の国内通話は無料ですが、ahamo契約者を家族割グループに追加してもahamo契約者の通話料金は無料になりません。家族割対象プラン契約者からahamo契約者への国内通話は無料です。
UQモバイルの家族割はなくなった?
      
            UQモバイルの家族割は、現在申し込み可能なプランでは「トクトクプラン2」のみ適用可能です。「コミコミプランバリュー」は家族割の対象外です。
 
  UQ親子応援割は2025年6月に新規受付を終了
かつて18歳以下の契約者およびその家族を対象に2回線目以降が1年間で最大1320円割引となる「UQ親子応援割」が提供されていましたが、現在は新規受付を終了しています。
UQ親子応援割は、現・コミコミプランバリューの前身プランである「コミコミプラン+」契約者が利用できる割引プログラムで、家族割というよりも実質的な学割という位置付けでした。
2025年6月にコミコミプラン+がコミコミプランバリューにリニューアルされたことに伴い、UQ親子応援割も新規受付終了となりました。
家族が解約したらどうなる?
      
            同一の格安SIMを契約するのが1人になった場合、家族割は適用外となります。
原則として、家族割は同一の格安SIMを契約する家族が2人以上いることで適用されます。家族割を適用している家族が格安SIMを解約し、その格安SIMを契約している家族が1人だけになった場合、家族割の適用は終了します。
家族割が適用外となるタイミングや、家族が解約した月の請求金額に日割りが適用されるかどうかなどは、格安SIMによって異なります。詳細は各社の公式サイトなどで確認してください。
 
   
   
  