iPhoneカメラで写した数式の計算結果をすぐに表示できるアプリ「Mathpix」(iOS)がリリースされています。近年進展著しいディープラーニング技術によって正確な文字認識を可能としているそうです。
Mathpixは、教科書にきれいなフォントで印刷された数式だけでなく、手書きの数式でも認識可能。開発チームは「手書きの数式を撮影することで数学の問題を解ける初めてのアプリ」だとしています。その上、計算結果だけでなく計算過程も表示し、数式によってはDesmosエンジンによってインタラクティブにグラフが表示されます。
Image:Mathpix
サポートするのは算数レベルの四則計算から代数方程式、ルート、対数、三角関数、微積分など。今後、線形代数や行列、複数行の方程式の計算にも対応する予定とされています。
使い方は非常に簡単。アプリを起動するとiPhoneやiPadの外側カメラによって白い枠内の数式を認識します。白枠の大きさはドラッグして調整可能。撮影ボタンを押す必要はなく、数式を認識した時点で自動的に撮影されます。認識した数式が誤っていれば、アプリ内で修正することもできます。筆者が試してみたところ、自分の殴り書きの数式でも問題なく認識してくれました。ユーザーが増えれば増えるほどディープラーニングによる文字認識の正確性の向上を見込めるので、今後のさらなる改善にも期待できます。
アプリ内で手書きで計算できるアプリなら「MyScript Calculator」が存在しており、印刷物の数式を計算できるアプリなら「PhotoMath」がリリースされています。一方、Mathpixはそれらと異なり、ノートや黒板、ホワイトボードなどに手書きした数式を撮影して計算する仕組みを実現しており、日常的な実用性の面で非常に優れているといえるでしょう。