LINE Pay(ラインペイ)では、本人確認をしていないアカウントは「LINE Cashアカウント」、本人確認を済ませているアカウントは「LINE Moneyアカウント」と区別されています。ただ、チャージや決済(支払い)などの基本機能は本人確認をしなくても使えるため、その必要性や違いがいまいちよく分からないという人は多いはず。
そこで本記事では、LINE Payで本人確認はどんなときに必要なのかを説明したうえで、LINE Payに用意されている3つの本人確認の方法と特徴を紹介します。未成年・身分証なしでも本人確認ができるかなど、気になるポイントも解説しています。
本人確認なしで使える/使えないLINE Payの機能
本人確認をしていない「LINE Cashアカウント」でも、チャージや決済、また還元されたLINEポイントの受け取りなど基本機能にはさほど影響はありません。
ただ、本人確認をすることでユーザーの安全性が認められ、LINE Pay残高のチャージ上限額が拡大したり、友だちへの送金、銀行口座やATMへの出金(現金化)が可能になったりと、利用シーンが広がります。
機能 | 種類 | LINE Cash(本人確認なし)の上限金額 | LINE Money(本人確認あり)の上限金額 |
---|---|---|---|
チャージ | 銀行口座チャージ | ☓ | 100円〜10万円 |
コンビニチャージ | 1000円〜10万円 | 1000円〜29万9000円 | |
セブン銀行ATMチャージ | 1000円〜10万円 | 1000円〜50万円 | |
コンビニレジチャージ(Famiポート/ローソンレジ) | 1000円〜10万円 | 1000円〜10万円 | |
QRコード/バーコドチャージ | 1円〜4万9000円 | ||
LINE Payカードレジチャージ | 1000円〜4万9000円※ | 1000円〜4万9000円 | |
決済 | LINE Pay残高での決済 | 1回/1円〜10万円 | 1回/1円〜100万円 |
LINE Payに登録したクレジットカード決済 | 制限なし | ||
LINE Payカード/GooglePayに登録したLINE PayカードでのQUIC Pay決済 | 1カ月/1円〜10万円 | 1カ月/1円〜100万円 | |
出金 | セブン銀行ATMからの出金 | ☓ | 1日/1000円〜1万円 |
登録した銀行口座からの出金 | ☓ | 1日/1円〜10万円 | |
送金 | LINEの友だちへの送金 | ☓ | 1日/1円〜10万円 |
※チャージ店舗により異なる
LINE Cashアカウントでは、友だちに送金をすることはできませんが、送金や割り勘を依頼することは可能です。もし、上限金額や機能面での制限が気にならなければ、本人確認をしないままでも問題はないでしょう。
自分がどちらのアカウントタイプなのか分からない場合は、LINE Payのメニュー画面を一番下までスクロールして設定ボタン[]をタップします。
設定画面の
項目を見ると、自分のアカウントが「LINE Cash」か「LINE Money」かを確認できます。さらに、 をタップすると利用上限額などが記載されています。LINE Payで本人確認する3つの方法とその特徴
LINE Payでは3つの本人確認方法が用意されていますが、それぞれにかかる時間や用意するものが異なります。
完了までにかかる時間 | 用意するもの | |
---|---|---|
銀行口座登録 | 数分 | LINE Payに登録可能な銀行口座 |
スマホでかんたん本人確認 | 最短数分〜数日 | 写真付きの身分証 |
郵送での本人確認 | 数日 | 写真付きの身分証 |
身分証を用意しなくていい「銀行口座登録」
チャージ用の銀行口座をLINE Payに登録すると、自動的に本人確認が完了します。身分証を用意する必要がなく、情報の入力のみで完了するので、3つのなかで最も手軽な方法といえるでしょう。
銀行口座の登録は、LINE Payメニューの
からおこないます。口座を連携させたい銀行を一覧から選択し、本名、生年月日など各種情報を入力します。以降は、各銀行の案内に従って登録を進めてください。銀行口座との連携が完了すれば、本人であることが確認され、LINE Moneyアカウントに切り替わります。
LINE Payでは2020年1月14日、銀行口座からのチャージや出金機能の利用限度額を1日あたり100万円まで引き上げ可能になりました。これには、後述の「スマホでかんたん本人確認」または「郵送で本人確認」による本人確認が必要になります(銀行口座による本人確認では不可)。
オンライン上で完結する「スマホでかんたん本人確認」
銀行口座がない人や、口座登録に抵抗がある人は、オンライン上で本人確認ができる「スマホでかんたん本人確認」を利用するといいでしょう。
各種情報を入力のうえ、身分証と自分の顔を撮影しアップロードするだけで、最短数分ほどで本人確認が完了します。
スマホでかんたん本人確認では、氏名、住所、生年月日などが記載された顔写真付きの身分証の用意が必要です。
- 運転免許証
- 運転経歴証明書
- 日本国パスポート
- マイナンバーカード(マイナンバー通知カードは利用不可)
- 在留カード
- 特別永住権証明書
なお、「スマホでかんたん本人確認」をおこなえるLINEのバージョンは、iPhone版9.6.5以上、Android版9.7.0以上です。
それではスマホでかんたん本人確認の手順を紹介します。LINE Payメニューを一番下までスクロールし、設定ボタン[]をタップ。設定画面で を押してください。
本人確認の方法3つの中から「スマホでかんたん本人確認」を選択しましょう。続いてLINE Moneyアカウントの利用規約が表示されるので、よく読んで問題なければ
をタップします。本人確認に必要な各種情報を入力していきます。姓名はもちろん、マンション名や建物名、部屋番号なども必ず身分証と同じ表記で入力してください。入力し終えたら、利用可能な身分証が表示されるので、いずれか1つを選択しましょう。ここでは免許証を選択しました。
身分証の表面と裏面をそれぞれ
ボタンをタップして撮影します。文字がはっきり映るように調整しながら撮影し、表面と裏面両方完了したら を押してアップロードします。Image:LINE Pay 公式ブログ
スマホのインカメラが自動で起動するので、キャラクターの指示に従って緑の枠内に顔が収まるように正面から自分の顔を撮影しましょう。 続いて、顔と身分証の表面を同時に撮影します。撮影データをすべてアップロードできたら、申請完了です。
これらの情報をもとにLINE Pay側で本人確認書類との照合をおこない、最短数分ほどで本人確認が完了します。完了すると、LINE Pay本人確認アカウントから完了のメッセージが届きます。
完了まで数日かかる「郵送の本人確認」
各種情報の入力と身分証の撮影・アップロード後、登録した住所に簡易書留で届くハガキで本人確認をおこないます。
郵送での本人確認は完了まで数日かかることもあり、ほか2つの方法と比べると一番時間がかかってしまうのが難点です。ただ、「スマホでかんたん本人確認」で必要な自分の顔写真の撮影・アップロードに抵抗がある人にはいいかもしれません。
前述の「スマホでかんたん本人確認」と同様の手順で、本人確認方法の選択画面まで進みます。「郵送で本人確認」を選択肢し、続く画面で各種情報を入力してください。ここでは必ず、郵便受取が可能な現住所を身分証と同じ表記で入力しましょう。
入力が終わったら本人確認に使用する身分証を選択し、裏表それぞれ文字がはっきりと映るように撮影します。
ボタンを押すと同時に撮影データのアップロードが完了します。ここまで終えると、LINE Pay本人確認アカウントから受付完了のメッセージが届きます。
Image:LINE Pay 公式ブログ
数日後、登録した住所に簡易書留でハガキが届きます。ハガキに記載されている指示に従って、QRコードを読み取るか、16桁の英数字を入力すれば登録完了です。
未成年でも条件が揃っていれば本人確認が可能
本人確認には銀行口座もしくは顔写真付きの身分証を持っていることが条件となるため、未成年であること故に必然的にハードルが上がってしまうのは否めません。
しかし、そもそもLINE Payの利用に年齢制限は定められておらず、LINEのアカウントを持っていれば何歳でも登録できます。そのため、本人確認についても年齢制限はなく「未成年だから」といってできないわけではありません(LINE Moneyアカウントの利用規約には保護者の同意のもとおこなうように記載されています)。
金融機関によっては、未成年で学生証しか持っていなくても口座の開設ができる場合があります。未成年で本人確認をしたい場合は、LINE Payに登録可能な金融機関の口座を新たに開設するのもひとつの手です。
検証したLINEのバージョン:iOS版9.12.0、Android版9.13.1