Apple IDは、App StoreやiTunes Store、Apple MusicやiCloudなどにアクセスする際に必要なアカウントです。今回は、iPhoneでApple ID のパスワードを変更する方法のほか、関連する情報としてセキュリティ質問と修復用メールアドレスの変更手順を解説します。
Apple IDのパスワードを変更する
iOS 10.3以降を搭載したiPhoneでApple IDのパスワードを変更する場合は、「パスワードとセキュリティ」を表示します。
1「設定」アプリ内で[パスワードとセキュリティ]をタップする
「設定」アプリを開いて、[ユーザー名]→[パスワードとセキュリティ]の順にタップします。
2[パスワードの変更]をタップする
画面の一番上に表示されている青字の[パスワードの変更]をタップします。
3パスコードを入力する
デバイスのパスコード(または現在のパスワード)を入力します。2ファクタ認証を設定していない場合は、セキュリティ質問が表示されるので答えを入力します。
4新しいパスワードを入力する
新しいパスワードを2回入力し、右上にある[変更]をタップします。パスワードは最低8文字以上、数字、大文字の英字、小文字の英字をすべて含める必要があります。また過去1年以内に使用したパスワードも使用できません。
同じApple IDを使用しているほかのデバイスからサインアウトするか聞かれます。パスワードが漏れたときなどに強制的にサインアウトできます。どちらを選んでも、新しいパスワードでサインインしなおさなければ、iTunes StoreやiCloudを利用できません。
5パスワード変更が完了する
パスワードの変更が完了します。完了すると、登録したメールアドレスに「Apple ID 情報が更新されました」という件名でメッセージが届きます。
セキュリティ質問を変更する
2ファクタ認証を設定していない場合は、アカウント管理のページにログインする際やパスワードをリセットするときなどに必要な「セキュリティ質問」を変更できます。
1「設定」アプリ内で[セキュリティ質問を変更]をタップする
セキュリティ質問を変更する場合は、「パスワードとセキュリティ」を開き、青字で表示されている[セキュリティ質問を変更]をタップします。
2本人確認をおこなう
本人確認をおこないます。セキュリティ質問が2問表示されるので、答えを入力して[確認]をタップします。
3質問と答えを変更する
現在の質問が表示されます。3つあるので、好きなものを選んで質問と答えを変更します。
4[保存]する
最後に[保存]をタップしてセキュリティ質問の変更を終了します。
5「セキュリティ質問と答え」の変更が完了する
「セキュリティ質問と答え」の変更が成功すると、「Apple ID 情報が更新されました」という件名で、セキュリティ質問と答えの変更がおこなわれたことを確認するメールが届きます。
修復用メールアドレスを変更する
セキュリティ質問の答えを忘れた場合、修復用メールアドレスを使って質問をリセットすることができます。
1「設定」アプリ内で修復用メールをタップする
修復用メールアドレスを変更したい場合は、「パスワードとセキュリティ」を開き、修復用メールをタップします。
2新しい修復用メールアドレスを入力する
メールアドレスの編集画面に移行したら、新しい修復用メールアドレスを記入して、[完了]をタップします。
3メールアドレスを確認する
その後、記入した新しい修復用メールアドレス宛に「メールアドレスを確認してください」という件名でメールが届くので、メール内にある[今すぐ確認>]というリンクをクリックします。
4Apple IDのパスワードを入力する
Safariが起動して、Apple IDのパスワードが要求されます。パスワードを入力し、右端にある矢印のアイコンをタップすれば、メールアドレスの確認が完了します。
5修復用メールアドレスの変更が完了する
メールアドレスの確認が済むと、修復用メールアドレスの表示が「保留」から「確認済み」に切り替わります。
検証端末:iPhone X(iOS 12.1.4)