iPhoneでWebサイトにアクセスするときやメールを送るとき、「.com」や「.jp」、「.co.jp」といったドメイン名を最後に入力することがよくあります。わずか数文字なので普通に入力してもよいのですが、より簡単に入力する方法を使えば作業を素早く済ませられます。
ここではiPhoneでWebサイトのURLやメールアドレスのドメイン名を効率的に入力する方法を解説します。国別トップレベルドメイン(.jpなど)を追加する方法も紹介します。
Safariでドメイン名を一発入力
ここでは例として「https://appllio.com」にアクセスします。
まず、英語キーボードに切り替えて、URLを「appllio」まで入力(https://は省略可)し、スペースキーの右隣に表示されているドットキー[ . ]を長押しします。
軽く長押しする。強く押し込んでしまうと、3D Touch対応機種だとカーソル移動機能が発動するので注意
すると、[ . ]の代わりに入力できるドメイン名の候補([.edu][.org][.net][.com][.co.jp][.jp])が表示されます。ここでは[.com]まで指をスライドしてから離します。
利用頻度の高いドメイン名が並ぶ
URLに[.com]が入力されました。[ Go]をタップすれば、目的のURLにアクセスできます。
[ . ]からスライドさせるだけで入力完了
メール/メッセージでドメイン名を一発入力
「メール」アプリや「メッセージ」アプリでも同様です。宛先にアドレスを入力しているときに[ . ]を長押しすれば、ドメイン名をすばやく入力できます。
Gmailアプリなどでも同様に入力できる
国別コードトップレベルドメインも追加できる
国別コードトップレベルドメインを増やせる
さまざまな言語のキーボードを追加すれば、ドメイン名の候補を増やすことも可能です。
たとえば、次のようなキーボードを追加すれば、国別コードトップレベルドメインが入力候補に出てくるようになります。
- フランス語キーボード:[.fr][.eu]
- スペイン語キーボード:[.es][.eu]
- 中国語キーボード:[.cn]など
- 韓国語キーボード:[.kr]など
まとめ&注意点
「Safari」や「メール」アプリには、検索エンジンや連絡帳と連携して入力を支援する機能があるので、ドメイン名まで手入力する機会はそれほどないかもしれません。
Safariでは候補となるWebサイトを表示してくれる
しかし、そうであるからこそ、手入力しなければいけない場合にドメイン名の入力が面倒になってきます。そんなとき今回紹介した小技を使えば、ドメイン名入力のストレスを減らせます。頭の片隅に留めておくとよいでしょう。
なお、ここで紹介している方法は、「Safari」や「メール」、「メッセージ」といったURLやメールアドレスを入力するアプリのみで利用できる点に注意が必要。ドメイン名の一発入力ができる場合、フルキーボードの[space]キー右隣に「.」が配置されるので確認してみましょう。
検証端末:iPhone 7(iOS 10.0.1)