iPhoneを強制的に再起動(リセット)する方法まとめ
iPhoneを利用していると、動作が遅くなったりフリーズしたりしてしまうことがまれにあります。通常であれば電源をオフにして再びオンにする再起動が一般的ですが、それでも問題が解決しないのであればiPhoneを強制的に再起動するという手段もあります。
本記事では、iPhoneを強制再起動(強制リセット)する方法を紹介します。iPhoneのモデルによって操作手順が異なるので、それぞれ解説しています。
iPhoneの強制再起動が必要なケース
iPhoneを使っていると、まれに動作がおかしくなることがあります。
不具合を解消するための方法としては一般的に、電源のオン/オフによる通常の再起動(動作が遅い、もっさりしている場合に有効)やマルチタスク画面でのアプリ終了(アプリが動かなくなったような場合に有効)、SIMカードの抜き差し(電波・ネットワーク不良の場合に有効)といった手段を挙げられます。

しかし、それらの方法でも問題が解消しない場合や、ホームボタンを押してもホーム画面に戻らない場合、電源をオフにできない場合、そもそも端末がフリーズして何らの操作も受け付けなくなってしまう場合なども存在します。このようなケースでは、最終手段としてiPhoneを単体で強制的に再起動させることをおすすめします。
PCの強制再起動と同様、原則としてiPhone内部のデータは消失しないので、強制再起動によるデメリットは特にありません。ただし、作業中だったアプリの未保存データが消えてしまう可能性がある点に注意してください。
iPhone X以降・iPhone 8・iPhone SE(第2世代)を強制的に再起動する方法
iPhone X以降のホームボタンのないモデルや、iPhone 8、iPhone SE(第2世代)で強制再起動する方法は、以下の通りです。
- 音量を上げるボタンを押して、すぐ放す
- 音量を下げるボタンを押して、すぐ放す
- サイドボタン(従来のスリープ/スリープ解除ボタン、電源ボタン)を電源が切れるまで長押しする
電源が切れた後は、数秒間リンゴマークが表示され、ロック画面が表示されます。
この方法で強制再起動できるiPhone
iPhone 11 / iPhone 11 Pro / iPhone 11 Pro Max / iPhone XS / iPhone XS Max / iPhone XR / iPhone X / iPhone 8 / iPhone 8 / iPhone 8 Plus / iPhone SE(第2世代)

iPhone 7以前のiPhoneを強制的に再起動する方法
iPhone 7/7 PlusおよびiPhone 6s/6s Plus/SE以前のiPhoneを強制再起動させる方法を解説します。
iPhone 6s/6s Plus/SE以前の端末の場合
同時に長押しさせることで、誤操作による強制再起動を防止している。
iPhoneのホームボタンとスリープ/スリープ解除ボタン(電源ボタン)を同時に長押しします。このとき、長押しではなく単なる同時押しだとスクリーンショットが撮影されます。
ボタンの同時長押しを5秒程度続けていると、画面が消灯します。指を離さずに長押しを続けます。
リンゴマークが10秒以上表示され続け、その後ロック画面が表示される。
画面消灯後、長押しを続けていると、Appleのリンゴマークが表示されます。これで強制再起動が完了です。
iPhone 7/7 Plusの場合
iPhone 7/7 Plusの場合、ホームボタンが感圧式になっているためか、強制再起動の方法が多少違います。音量を下げるボタンとスリープ/スリープ解除ボタン(電源ボタン)を同時に長押しします。
あとはiPhone 6sなどの方法と同様です。画面消灯後も長押しし続け、Appleのリンゴマークが表示されれば強制再起動は完了です。
検証端末:iPhone XR、iPhone SE 第2世代、iPhone 6s(いずれもiOS 13.5)