家事や運動をしながら、あるいは通勤・通学などの移動中に、「ながら聴き」ができるサービスとして注目を集めている音声配信。株式会社オトナルと朝日新聞社が2024年3月に実施した「第4回ポッドキャスト国内利用実態調査」によると、インターネット人口に占めるポッドキャストの月間ユーザー比率は15.7%とのことです。なかでも若年層のユーザーが多く、15〜19歳の約1/3、20代の1/4がポッドキャストを月1回以上聴いています。
また、同調査によれば、2023年12月時点でポッドキャストユーザーの10%が配信の経験もあるとのことで、最近は聴くだけではなく「配信する」側にチャレンジする人も一定数いることが分かります。その背景として、雑談のように気軽な発信ができることや、動画投稿よりも低い制作コストで済むことが考えられます。
本記事では、実際に「stand.fm(スタンドエフエム)」という音声配信サービスを使って配信をする手順、その他の便利機能も紹介します。あわせて、ポッドキャストおよびリスナーの特徴や、6つの音声配信サービスを比較したときの「stand.fm(スタンドエフエム)」のメリットを解説します。
音声配信の種類とポッドキャストのメリット

音声配信には、ラジオやポッドキャスト、オーディオブック、音声SNSといったさまざまなサービスがあります。なかでもポッドキャストは、番組表に沿ってリアルタイムで放送されるラジオとは異なり、音声データをWeb上で配信するため、リスナーは好きなタイミングで放送を聴けます。同じく配信する側も好きなタイミングで録音や公開ができるため、初心者にとっても始めやすいサービスと言えます。
また、ポッドキャストのリスナーの特徴として、番組のファンとなるユーザーが多いことや、他メディアに比べて情報感度が高いということが挙げられます。番組のオリジナルグッズを購入したりファン同士で交流したりすることも珍しくありません。また、前出の調査によれば、ポッドキャストユーザーの6割以上が番組内で紹介された商品や場所を検索し、4割以上のユーザーが実際に購入・訪問しているとのことです。
配信者目線で見た、音声配信サービスの比較
今回は6つの音声配信サービスを配信者目線で比較しながら、初めての音声配信におすすめのサービスを紹介します。
ここでは、メジャーな音声配信サービスである「Spotify」「Apple Podcasts」「Amazon Music」と、独立系の音声配信サービスと呼ばれる「stand.fm」「Radio talk」「Spoon」を取り上げます。
配信サービス名 | 配信用サービスが別で必要 | 配信の種類 | 収益化プログラム | 録音機能 | 音源の編集機能 | 外部音源のアップロード | 編集中の音源ダウンロード | RSSフィード出力 | 特徴 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
Spotify | 必要(Spotify for Podcasters) |
事前収録のみ ※Spotify Liveではライブ配信可能 |
日本はまだない | ◯ | ◯ | ◯ | × | ◯ |
Spotify傘下のため著作権楽曲が使用できる(※Spotify内の配信限定) |
Amazon Music | 必要(Amazon Music for Podcasters) | 事前収録のみ | ◯ | × | × | × | × | × | |
Apple Podcasts | 必要(Apple Podcasts Connect) | 事前収録のみ | ◯ | × | × | ◯ | × | ◯ | |
stand.fm | 不要 |
|
◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
分かりやすいUIで操作しやすい |
Radio talk |
不要 |
|
◯ | ◯ | ◯ | × | × | ◯ | 1回の収録が12分までの制限あり |
Spoon | 不要 |
|
◯ | ◯ | × | ◯ | × | × |
ライブ配信がメイン |
表に記載してはいませんが、ユーザー数で見るとSpotify、Amazon Music、Apple Podcastsが圧倒的に多いのは確かです。しかし、音声配信の初心者にとっては、配信サービスを選ぶうえで、録音や編集のしやすさも大事な要素となります。また、著名人の配信が目立つサービスよりは、一般人の配信でも聴かれやすいサービスのほうが好ましいです(後述)。
録音や編集といった観点だと、まずは1つのアプリで録音から公開まで一気通貫してできるサービスがおすすめです。表の「録音機能」「音源の編集機能」のどちらにも◯がついているSpotify、stand.fm(スタンドエフエム)、Radio talkがあてはまります。
ちなみにstand.fm(スタンドエフエム)は、音源のアップロード・ダウンロードも可能です。アプリで録音した音源を外部ソフトで編集し、再度アプリにアップロードするといったやり方もできます。
初心者には「stand.fm(スタンドエフエム)」がおすすめ

stand.fm(スタンドエフエム)は、Spotifyなどと比較してユーザー数は少ないものの、音声配信の初心者にとってはおすすめのアプリと言えます。
デザインがシンプルで見やすいため、操作しやすいというのがメリットの1つです。また前述の通り録音から公開までの全工程をアプリ1つでおこなうか、少し手を加えたい場合には音源を出力して外部ソフトで編集することもできるため、場合によって編集方法を使い分けられるというメリットもあります。
実際に筆者が配信してみたところ、stand.fm(スタンドエフエム)は一般人でも発信しやすいプラットフォームであることが分かりました。もともと一般ユーザーの投稿が多く、ユーザー同士で励まし合う文化があります。また、フォロワー数が多いアカウントに「いいね」やコメントをもらえると、その周りのユーザーにも聴いてもらえる傾向があります。
また、stand.fm(スタンドエフエム)はRSSフィード出力という他の音声配信サービスにチャンネルごと連携できる機能があります。ユーザー数が多いSpotifyやAmazon Music、Apple Podcastsにも連携可能です。もしどのサービスを使うかで迷っている場合は、一度stand.fm(スタンドエフエム)で配信をしてみて、後からSpotifyやAmazon Music、Apple Podcastsに連携するという方法もおすすめです。
stand.fm(スタンドエフエム)で配信する手順
ここからは音声配信の準備方法と、実際にstand.fm(スタンドエフエム)で録音から公開までおこなう手順を解説します。アプリ内ですべてが完結するやり方なので、ぜひ最後までやってみましょう。
チャンネルのコンセプトやテーマを決める

stand.fm(スタンドエフエム)のホーム画面にある「カテゴリ」
まずは配信したいジャンルを決めます。stand.fm(スタンドエフエム)のホーム画面を開くと「カテゴリ」の一覧があり、それをヒントにしながらジャンルを決めるのも1つのやり方です。また、当然のことではありますが、自分がよく知っている分野や自分の体験が語れるテーマであることも大事です。
stand.fm(スタンドエフエム)にアカウントを作成する
stand.fm(スタンドエフエム)にアカウントを作成する手順を解説します。
ちなみに、アカウントを作成するのはチャンネルを作るのと同義です。アカウントを作成すれば、リスナーとしても配信者としても利用ができるというわけです。
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stand.fm(スタンドエフエム)のアプリをインストールする
App Storeで「スタンドエフエム」と検索して表示されたアプリをタップ
[入手]または[開く]ボタンを押す
App StoreまたはGoogle Playストアを開き、「スタンドエフエム」と検索してアプリのインストールをおこないましょう(本記事ではApp Storeを使っています)。
stand.fm(スタンドエフエム)のアプリが表示されたら、[入手]または[開く]を押します。
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メールアドレスか外部サービス連携でアカウント登録する
アカウントの登録方法を選び、ログインする
stand.fm(スタンドエフエム)は、X(旧Twitter)、Facebook、Google、Apple IDを連携するか、メールアドレスの登録でアカウントを作成できます。本記事ではGoogleアカウントを連携させる方法を紹介します。
[Googleで登録・ログイン]を選択すると、ログイン中のGoogleアカウントが表示されます。使いたいアカウントを選択してください。確認画面が表示されたら、[次へ]をタップします。
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好きなカテゴリやチャンネルを選ぶ
好きなジャンルを1つ以上選んで[次へ]をタップ
フォローしたいチャンネルがあれば[気になる]をタップ
フォローしたいチャンネルにチェックを入れて[次へ]を選択
アカウント作成が完了したら、カテゴリ選択の画面に遷移します。お笑いや英語学習など興味があるカテゴリを1つ以上選んで[次へ]を選択してください。
ランダムでチャンネルが表示されるため、[スキップ]か[気になる]をタップしていきましょう。最後に、おすすめされたチャンネル一覧の画面が再び出てくるため、「気になる」ボタンを押しそびれたチャンネルにチェックを入れることも可能です。
選び終わったら画面下部の[次へ]をタップします。
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プロフィール(ユーザー名、チャンネル画像)を設定する
写真とユーザー名を入力
プッシュ通知の設定をおこなう
プロフィール設定の画面が表示されます。[あとで]をタップしてスキップも可能です。
設定する場合は、画面上部の[写真を変更]を押して、スマホの写真フォルダから画像を選びます。その下にあるユーザー名も入力しましょう。
次の画面ではプッシュ通知の許可ボタンが表示されます。[プッシュ通知を許可]を選ぶか、[あとで]をタップしてスキップもできます。
-
プロフィール(チャンネル名、説明、SNS連携)を編集する
[プロフィール編集]をタップ
チャンネル名や説明の入力、各種SNSとの連携もできる
設定が完了したらプロフィール画面が表示されます。画面中央の[プロフィール編集]をタップすると、より詳細な設定ができます。
「チャンネル名」には最初に入力した「ユーザー名」と同じものがデフォルトで設定されるため、必要に応じて変更しましょう。他にも「チャンネル説明」の入力や、Instagram、Xなどの各種SNSとの連携が可能です。設定が終わったら画面右上の[完了]を押します。
配信内容を決める
チャンネル設定が完了したら、配信内容を考えます。
まずは話の大筋を決め、次にオープニング、本編、エンディングの順に話したいことをメモしていきます。ニュース番組は別として、ポッドキャストはテーマに沿って雑談する番組が多いです。そのため、話す内容を一言一句決めるよりも、アドリブを交えながら話す方がおすすめです。
以下に例を載せています。トーク内容を考えるときの参考にしてください。
- オープニング
- 挨拶と自己紹介「みなさんこんにちは、XXチャンネルの〇〇です。私は〜。」
- チャンネルの説明(チャンネルのテーマ、誰向けか)「このチャンネルでは、XXをテーマに、〇〇な人にお話をします。」
- 本編への繋ぎ「さて、今回のテーマは〜。ぜひ最後まで聴いていただけたら幸いです。」
- 本編
- 小テーマ1
- 小テーマ2
- 小テーマ3
- エンディング
- まとめ「いかがでしたか?〜」
- 次回に向けて「次回は〜。よろしければ、チャンネル登録やいいね、SNSのフォローもお願いします。」
stand.fm(スタンドエフエム)で録音する
トーク内容が決まったら、stand.fm(スタンドエフエム)を使って実際に録音します。スマホ1台で出来る手順のため、外付けのマイクやオーディオインターフェイスなどの機材は必要ありません。
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「+」ボタンで配信方法を選ぶ
[+]の投稿ボタンを押す
[収録]を選択する
説明画面が表示されたら[次へ]を押す
stand.fm(スタンドエフエム)のアプリを開き、画面中央下にある[+]ボタンをタップします。[収録][ライブ][コミュニティ]の3種類のボタンが表示されたら、[収録]をタップしてください。
初回はいくつかの説明画面が表示されます。すべて[次へ]をタップすればOKです。
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収録画面の丸ボタンで録音開始
マイクへのアクセスについて[許可]をタップ
収録画面に遷移します。マイクへのアクセス許可を求めるポップアップが出てきたら、[許可]を押して音声が入るようにしましょう。
画面下部にあるピンク色の丸ボタンを押すと録音が開始します。再度タップすると録音が停止します。
録音ボタンの上にある編集バー(白いバー)は左右に動かせます。特定の箇所をやり直したいときは、その箇所にバーを動かして、録音し直すこともできます。
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収録画面の見方
収録画面の見方やボタンの意味(使い方)を説明します。
- 外部の音源をアップロードする
- 編集バー(録音ボタンの上にある白いバー)を先頭に戻す
- 録音の開始・停止ボタン
- 録音の再生ボタン
- 下書き保存・下書きした録音のアップロード
- 他のユーザーと同時収録するためのリンクを発行
- 編集内容を1つ前に戻す
- BGMの音量調整
- 音源を挿入したりカットする
- BGMを入れる
- レター機能(リスナーからお便りを募集できる)の設定や、受け取ったレターの読み上げ
- 公開設定に進む
- 収録をキャンセル(「下書きに保存」も選べる)
音源を編集する
録音した音源をstand.fm(スタンドエフエム)で編集するやり方を解説します。
編集ボタンで音源の挿入や切り取りをする

[編集]ボタンをタップして[挿入]か[切り取り]を選ぶ

音源を挿入する画面

音源の切り取り画面
画面右上のハサミマーク[編集]をタップすると、[挿入]か[切り取り]を選択できます。
録音を加えたい場合は[挿入]をタップし、音を加えたい位置にバーを移動させ、新たに録音をします。特定の範囲の音源を消したい場合は、その範囲を選択してゴミ箱ボタンを押しましょう。
BGMを設定する


BGMを再生できる。[+]ボタンで追加

BGM追加後の画面。右上のボタンで音量調整も可能
録音すると収録画面右上の[BGM]ボタンが活性化するため、タップします。
BGMは「アップテンポ」「リラックス」などいくつかのジャンルが用意されています。左側の再生ボタンを押して配信内容の雰囲気に合うか確認しましょう。適切なBGMが見つかったら右側の[+]ボタンで追加します。画面上部の「アップロード」で外部音源をBGMとして設定することも可能です。
BGMを追加すると、画面上では録音した音源の前後に音符マークが表示されます。イントロとアウトロの音量は大きめで、録音した箇所は抑えめの音量となっています。BGMの音量が気になる場合は、右上の[BGM音量]で調整しましょう。
放送の公開設定をおこなう
編集まで完了したら、「投稿設定」の画面でタイトルや公開範囲、公開日時といった配信に関する設定をおこないます。「放送の説明」以外は必須の設定項目です。
タイトルとイメージ画像を設定

配信のタイトルとイメージ画像を設定する
「タイトル」はリスナーを引き付けるための大事な内容です。要素を入れながらもなるべく端的にまとめることをおすすめします。
ちなみにポッドキャストの配信では「#1」のように放送回の数字を振ることが多くあります。放送回を入れておくと、あとで「放送XX回記念」といったように番組を盛り上げるネタにもなるためおすすめです。
イメージ画像は、デフォルトでチャンネルに設定した画像が表示されます。新たにスマホの写真フォルダから選択するか、stand.fm(スタンドエフエム)オリジナルの画像を選ぶことも可能です。
公開範囲と公開日時を設定

3種類の公開範囲を選べる

[公開の日時設定]をタップすると配信時刻を決められる

[公開の日時設定]をタップしたあとの画面
「公開範囲」は[有料公開][URL限定公開][全体に公開]の3種類から選びます。初めての配信であれば、より多くの人に聴いてもらうために[全体に公開]を選ぶのがベターです。
「公開日時」は[公開の日時設定]もしくは[今すぐ公開]を選びます。ポッドキャストがよく聴かれる時間帯(朝の通勤時間帯、昼、夜の寝る前など)にあわせて配信することをおすすめします。
カテゴリや放送の説明も入力

配信のカテゴリや説明を入力する

[カテゴリ]をタップしたあとの画面。あてはまるものを選ぶ

[露骨な表現]をタップしてあてはまる方を選択
その他の設定もおこないます。
「カテゴリ」をタップして、最も近いものを選択してください。「露骨な表現」は、過激な内容でない限り[露骨な表現を含まない]を選択すればOKです。
「放送の説明」で放送内容を簡単に説明します。2500文字まで入力できますが、文章が長過ぎても読み手にとっては負担となるため、なるべくシンプルにまとめましょう。
初回の放送はデフォルトで「#はじめまして」というハッシュタグが入っています。このハッシュタグがあると「はじめての配信」として注目されやすくなるため、残しておくと良いです。[#タグ追加]を押せば、他のタグを追加できます。
すべての公開設定が終わったら画面右上の[確認]をタップしてください。
「投稿」ボタンを押して完了

公開後のプレビュー画面が表示されます。設定した内容を確認したり、放送内容を再生したりできます。問題がなければ右上の[投稿]ボタンを押して公開しましょう。

公開すると上の写真のような見た目になります。右上の共有ボタンからInstagramやX(旧Twitter)、LINEへの共有やURLのコピーができます。
再生数やいいね数の確認方法


「マイページ」のタブから[アナリティクス]をタップすると、公開した配信の再生数、コメントやいいねの数を見ることができます。
stand.fm(スタンドエフエム)の便利機能
stand.fm(スタンドエフエム)に用意されている便利な機能を紹介します。
「他の音声配信サービスにも配信する」では、stand.fm(スタンドエフエム)で配信した放送をSpotifyでも聴けるようにする手順を解説しています。少し高度な内容に見えますが、しっかりと手順を踏めばそこまで複雑な内容ではありません。
いいね数表示のオン・オフ

「マイページ」タブから[設定]をタップ

[いいね数の表示設定]を選択

放送のいいね数表示のオン・オフ設定ができる
stand.fm(スタンドエフエム)は他の音声配信サービスと異なり、フォロワー数やチャンネルの評価が見えない仕組みとなっています。そのため、リスナーは周りの評価に左右されず、フラットに聴きたいチャンネルを聴けます。
ただし配信についた「いいね」の数は、デフォルトだと他のユーザーに見える状態になっています。見せたくない場合は、「マイページ」タブの[設定]から変更しましょう。
他の音声配信サービスにも配信する

RSSフィードを利用すると他の音声配信サービスにもチャンネルを連携できる
せっかくなら、配信したものをもっと多くの人に聴いてもらいたいと思うはずです。そんなときは、stand.fm(スタンドエフエム)で作成したチャンネルごと、他の音声配信サービスに連携する方法が使えます。一度チャンネルを連携してしまえば、stand.fm(スタンドエフエム)で放送を公開するたびに、連携先のポッドキャストでも放送が更新されるという仕組みです。
手順は、stand.fm(スタンドエフエム)でRSS URLというリンクを発行し、SpotifyやAmazon Music、Apple Podcastsなどの対応する音声配信サービスにリンクを設定するだけです。
本記事では、stand.fm(スタンドエフエム)で作成したチャンネルを、国内外に多くのユーザーを抱えているSpotifyに連携する手順を解説します。
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ポッドキャスト設定をおこない、RSS URLを発行する
「マイページ」タブから[設定]をタップ
[ポッドキャスト設定]を選択
「カテゴリ」「メールアドレス」を設定して保存
stand.fm(スタンドエフエム)の「マイページ」タブを開き、[設定]→[ポッドキャスト設定]の順にタップします。ポッドキャスト設定の画面で、「カテゴリ」と「メールアドレス」を入力してください。
チャンネル名は設定済みのものが入力されており、このページでは編集できません。
画面下部には「サムネイルにstand.fmロゴを表示する」「stand.fmの紹介を追加」という項目があります。連携先のポッドキャストでstand.fm(スタンドエフエム)のロゴをサムネイルに表示するか、サービス紹介を入れるかといった設定をオン・オフで切り替えられます。
設定が完了したら画面右上の[保存]を押しましょう。
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RSS URLをコピーする
保存が完了したら、[RSS URLをコピー]を押します。貼り付けるまでに別の作業があるため、テキストエディタなどに一度ペーストしておくことをおすすめします。
これでstand.fm(スタンドエフエム)の作業は終わりです。
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Spotify for PodcastersのWebサイトにログインする
[ログイン]をクリック
Spotifyで配信するためには、配信者用サービスのSpotify for Podcastersを使う必要があります。Spotify for PodcastersのPC版サイトにアクセスして、ログインしましょう(Spotify for Podcastersに登録したことがなければ、登録からおこなってください)。
なお、スマホのアプリやブラウザでもSpotify for Podcastersは使えますが、RSS URLの設定はできないため注意してください。
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ポッドキャストのホスト先を選ぶ
[Spotify for Podcasters]を選択
ポッドキャストのホスト先を選ぶ画面が表示されたら、[Spotify for Podcasters]を選択します。
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ログイン方法を選んで、ログインする
[Spotify]または[Spotify for Podcasters]を選ぶ
設定済みのログイン方法を選ぶ
ログイン画面で、[Spotify]か[Spotify for Podcasters]のどちらかを選んでください。次に、GoogleやFacebookなどの外部サービスを選んでログインするか、メールアドレスやパスワードを入力してログインします。
本記事ではGoogleアカウントの連携でログインします。
Spotifyに連携済みのGoogleアカウントを選ぶ
Spotifyに連携済みのGoogleアカウントを選びます。
Spotify for Podcastersに接続する前に確認画面が表示されたら、[アプリで続ける]をクリックします。
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Spotify for Podcastersにチャンネルを作成する
ポッドキャスト名などを入力してチャンネルを作成する
「Set up your Podcast」というチャンネル設定の画面が表示されたら、「ポッドキャスト名」や「説明」などの項目を上から入力します。
ここでの入力は簡易なものでOKです。なぜなら、stand.fm(スタンドエフエム)との連携ができれば、後から連携された内容で上書きされるからです。
完了したら[次へ]を押します。次の画面で番組のイメージ画像を設定したら、チャンネル作成完了です。
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テスト配信をおこなう
[作成してみる]を選択してエピソード(配信)を設定する
一度、Spotify for Podcastersで何らかの配信をおこなう必要があります。ホーム画面の中央にある「作成してみる」をクリックして、「音源のアップロード」→「エピソードの詳細設定」→「公開」の順に設定します。
このテスト配信も、stand.fm(スタンドエフエム)との連携ができれば後で上書きされるため、音源や設定内容は簡易なものでOKです。
配信が公開された画面
配信が公開されると「エピソード」の一覧に表示されます。
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stand.fm(スタンドエフエム)で発行したRSS URLを貼り付ける
「設定」タブを開く
画面左側にあるメニューから「設定」タブを開きます。
下の方にスクロールすると「ポッドキャストのリダイレクト」という項目があります。「URLのリダイレクト先」の欄に先ほどstand.fm(スタンドエフエム)で発行したRSS URLを貼り付けます。
貼り付けたら[リダイレクト]を押してください。
RSS URLの設定が完了した画面
このような画面になっていれば設定完了です。
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Spotifyでチャンネル名を検索して公開されているか確認
Spotifyでチャンネル名を検索する
SpotifyのアプリまたはWebサイトにアクセスします。「検索」タブを開き、自分のチャンネル名で検索しましょう。
公開設定がうまくいけば検索結果に自分のチャンネルが表示され、配信もすべて連携されているのが分かります。
なお筆者が試したところ、Spotify for PodcastersでRSS URLの設定をした日から2日ほど経ったタイミングで、Spotifyに連携されていました。しばらく待ってから検索すると良いでしょう。
設定後は、stand.fm(スタンドエフエム)のチャンネルが更新される度にSpotifyのチャンネルも更新されます。
AI記事機能で放送を文字起こし(Web版)

stand.fm(スタンドエフエム)のAI記事機能
stand.fm(スタンドエフエム)では、配信内容をAIで文字起こしできる機能があります。文字に起こした内容は配信後の説明文に使ったり、noteなどの文章投稿サイトに載せたりすることもできます。
なお、本機能はアプリではなくWeb版でのみ利用可能です。
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Web版のstand.fm(スタンドエフエム)にログインする
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アカウントメニューから「放送リスト」を開く
ログインが完了するとホーム画面が表示されます。画面右上にあるアイコンマークをクリックし、「放送リスト」を選択しましょう。
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編集したい放送を選ぶ
「放送リスト」から、編集したい放送の右側にあるメニューボタン
をクリックします。ポップアップが表示されたら歯車マークの[放送内容の編集]を選択してください。 -
AI記事作成のボタンを押す
[記事を作成する]をクリック
[作成する]ボタンを押す
作成後の画面。[編集]ボタンで修整もできる
「放送内容の編集」画面を下にスクロールすると、「AI記事の作成」という項目があります。[記事を作成する]をクリックしましょう。毎月1時間までの音源であれば無料で記事化できますが、1時間分を使い果たすと、それ以降の分の記事化にはコインが必要です。
「AI記事を作成しますか?」というポップアップが出てきたら[作成する]を押します。
少し待つとAI記事が作成され、完了画面が表示されます。画面右上の[編集]ボタンをクリックすれば、記事化した文章を修整することも可能です。編集の必要がなければ、画面下の[保存]ボタンを押しましょう。
AI記事が反映された画面
AI記事の作成が完了すると、配信画面に反映されます。このように配信画面に載せたり、SNSやWebサイトの記事に貼り付けたりして活用しましょう。