歴史シミュレーションゲームは、自らが武将を操作するアクション系のゲームとは異なり、プレイヤー自ら合戦の部隊を編成したり城下町を発展させたりすることでストーリーを進めていくのが醍醐味です。今回はおすすめのゲームを6つ紹介します。
歴史シミュレーションゲームの特徴
歴史シミュレーションには大きく分けて日本の歴史を題材にしたタイトルと中国の歴史を題材にしたタイトルがあります。もちろんそれ以外にも西洋の歴史をテーマとするタイトルもあり、ジャンルは多岐に渡っています。
日本の歴史シミュレーションゲーム
日本の歴史シミュレーションゲームは、織田信長や伊達政宗など実在した戦国時代の武将が登場するタイトルが多いです。合戦、内政、町の発展、武将の育成などがシミュレーションでき、思考性が高いのが特徴です。
中国の歴史シミュレーションゲーム
曹操をはじめとする三国時代の武将が登場するのが中国の歴史シミュレーションゲームの人気シリーズです。もちろん紀元前の戦国時代など三国時代以外を舞台とするタイトルもあります。日本の戦国時代を題材としたゲームと同様、合戦や町の発展を楽しめます。
西洋の歴史シミュレーションゲーム
歴史シミュレーションゲームといえば大半は日本と中国をテーマとしたタイトルですが、西洋の歴史を題材としたタイトルもあります。本記事では、『大航海時代IV』を紹介しています。
日本や中国の歴史シミュレーションゲームは合戦がメインであるのに対し、『大航海時代IV』は航海がメイン。グラフィックのタッチも特徴的で、日本や中国の歴史シミュレーションゲームとは違った楽しみ方ができます。
『信長の野望 烈風伝』戦国シミュレーションの王道
『信長の野望 烈風伝』は、王道の戦国シミュレーションのスマホアプリ版です。好きな戦国大名を選び、内政や外交、軍を率いての合戦を繰り返して天下統一を目指します。
チュートリアルも充実しているので、誰でも楽しめる『信長の野望』となっています。
- シリーズでも人気のある烈風伝をスマホアプリ化
- 縦画面なので片手操作が可能
- チュートリアルが充実している
- オートセーブ機能あり
- マップの拡大・縮小機能がほしい
- 小さな画面にコマンドが詰め込まれているの少し見づらい
- スキップ機能といったスマホならではのサクサク仕様がほしい
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本作は、『信長の野望』シリーズでも特に人気のある8作目。前作の「箱庭内政」に加え、「威信システム」が導入されています。
箱庭内政はゲームの基本で、城下に田畑や町を開発していく町づくりというイメージです。城下の発展していく様子が見られるので、初めて『信長の野望』をプレイするという方にも馴染みやすいシステムとなっています。
ゲームの見どころは、軍を率いての合戦です。兵科や兵士の数を設定し、目的の城へ攻め込みます。
合戦はターン制の、コマンド選択式。他の国から攻め込まれることもあるので、城を奪われないように戦力を整えておく必要があります。
天下統一を目指すためには、他家との外交も欠かせません。脅威になりそうな勢力と同盟を結ぶことで、友好的な関係を築くことができます。
調略や朝廷への働きかけなど、様々なコマンドを駆使する奥深いシミュレーションアプリとなっています。
『覇王の天下』戦国系シミュレーションの入門に最適
『覇王の天下』は、戦国時代を舞台にしたシミュレーションアプリです。プレイヤーは、織田信長や伊達政宗といった武将たちと天下統一を目指します。
- 初めてでも安心のシンプルな戦国系シミュレーション
- 登場する武将はフルボイス
- ガチャ以外でもゲームを進めていくとレアリティの高い武将を獲得できる
- 「征戦」にストーリー性がほしい
- バトルシーンが単調
- ガチャを引く時、ワンクッション確認画面を表示させてから引かしてほしい
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ゲームのメインとなる「征戦」は、武将を集めて配置し、次々に現れるライバル武将たちとバトルをしていくモードです。
バトルはターン制のオート進行。フルボイスの武将たちが一定ターンで自動発動するスキルも迫力があります。バトルスピードは2倍速まで設定ができ、スキップ機能でサクサクと進めることもできます。
武将や装備のレベルアップ、スキルのレベルアップといった育成要素も豊富です。なかなか次のステージに進めない時は、武将をレベルアップするなどして全体的な戦力の強化をしていきましょう。
毎日開催する「ランク戦」は、他プレイヤーと城を奪い合うモードです。欲しい城を偵察し、育てた武将たちでバトルして勝利すると自分の城となります。城下には、市場や訓練所といった施設を建造して内政をおこなっていきます。
内政も難しい操作は不要で、ワンタップで施設の建造やレベルアップが可能です。ランク戦は毎日更新されるので、時間のない日は参加しなくても問題ありません。
コツコツと「征戦」を進めるもよし、積極的にランク戦に参加するのもよし。プレイヤーの好みに合った遊び方ができるアプリとなっています。
『キングダム セブンフラッグス』大人気漫画がゲームに登場
『キングダム セブンフラッグス』は、漫画からアニメ化や映画化もした「キングダム」が題材のシミュレーションアプリです。
最大1万人VS1万人で繰り広げる迫力のバトルが見どころ。お気に入りのキャラたちで部隊を編制し、「キングダム」の世界を駆け抜けていきます。
- 最大1万人VS1万人の迫力バトル
- 原作を知らなくても「キングダム」のストーリーがアプリひとつでわかる
- スタミナ制だが回復が早い(3分で1回復)
- バトル中、必殺技の発動をワンタップにしてほしい(タップ→スワイプの操作が必要)
- 端末によってはバトル中の動作が重い
- ストーリー中に発生するPvPのマッチングがほぼ格上でバランスが悪い
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ゲームのメインは、アニメ版を軸した「ストーリーモード」です。ストーリー中は、3Dモデリングされた表情豊かなキャラたちが登場。続きが気になっていくストーリーが30章以上も搭載しています。
これから「キングダム」の世界を知るという方はもちろん、ストーリーの復習をしたい方にもピッタリの内容となっています。
ゲームの目玉は、最大1万人VS1万人のバトルです。編成した部隊をプレイヤーがタップとスワイプで指揮し、勝利に導きます。
天候や地形による部隊の能力変化、陣形の組み方、属性を見極めての部隊編制など、戦略性の高いバトルが楽めます。
バトル中の兵士たちは一人ひとりしっかりと描かれており、フィールドを駆ける部隊の砂煙といった細かな描写にも注目です。
『三國志曹操伝 ONLINE』Windows版をリメイクした本格SLG
『三國志曹操伝 ONLINE』は、98年にWindowsで発売した『三國志曹操伝』をリメイクした歴史シミュレーションアプリです。
グラフィックが大幅に進化しており、スマホならではのオリジナル要素も追加しています。
- Windows版『三國志曹操伝』をリメイク、グラフィックが進化
- じっくり楽しめる本格SLG
- ガチャ要素は控えめ
- 内政を整え拠点を奪い合うスマホ版オリジナル要素あり
- バトルの周回時にスキップ機能がほしい
- 武将育成にかなり時間がかかる
- 装備をすばやく入手するなら微課金が必要
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『三國志曹操伝 ONLINE』オリジナル要素の「戦略編」は、拠点を奪い合い領土を拡大していくモードです。拠点では農場や内城を発展させ、行動に必要な資源を生産できるようにします。
武将の獲得は「武将系譜」から、資源を消費することで丞相の配下となる武将を入手することができます。武将の獲得にガチャ要素がないので、好きな武将を確実に入手することが可能です。
戦闘パートは王道のターン制コマンドバトル。決められたターン以内に敵を倒し、内城を破壊すると勝利となります。変わっていく天候や地形、兵科による相性など、戦術性が高いバトルを楽しめます。
「演義」は、豊富なシナリオを収録したストーリーモードです。「曹操伝」のシナリオは、Windows版と同様のマルチエンディングとなっています。史実と異なる選択をすると青色のゲージが増え、ifシナリオを見ることができます。
『新三國志』自分だけの三国時代を築いていく
『新三國志』は、中国の三国時代を舞台にしたシミュレーションアプリです。
コーエーテクモゲームス完全監修のアプリで、コンシューマ版「三國志11」のキャラクターやBGMなどをベースにしています。町を発展させていく内政、武将の育成、アプリならではのPvPなど、充実した内容となっています。
- コーエーテクモゲームス完全監修のSLG
- 武将のボイスは豪華声優陣を起用
- 町や武将などの育成要素が豊富で長く楽しめる
- PvPを好まないプレイヤーへの配慮を増やしてほしい
- 高レア・高レベル武将でのゴリ押し合戦が可能。戦略面が乏しい
- 町の発展は君主レベルと政庁レベルに依存するが、かなり上がりづらい
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プレイヤーは君主として農地や採掘場を建設し、町の発展に必要な資源を回収していきます。回収した資源で施設のレベルアップをしていくと、さらに効率よく資源を回収することが可能です。
他国との戦いや自国を守るためには、頼りになる武将と部隊が必要です。武将のレベルアップや装備のレベルアップを行い、部隊を編制して合戦に備えます。
玄田哲章や関智一、喜多村英梨などの豪華声優陣を起用した武将ボイスにも注目です。
合戦はオートで進行。操作も簡単で、時間経過で使用できる武将スキルを任意のタイミングで発動させるだけです。
マップ上には他プレイヤーの城がいくつもあり、攻め込むこともできます。編制した部隊を城へ送り込み、勝利すると資源を奪うことができます。PvPだけでなく、「軍団」に加入するとプレイヤー同士が協力して行う大規模合戦も醍醐味のひとつです。
『大航海時代IV』自由度の高さが魅力のSLG
『大航海時代IV』は、ニンテンドーDS版『大航海時代IV ROTA NOVA』をスマホアプリ化したシミュレーションアプリです。
舞台は16世紀の大航海時代。主人公をひとり選び、それぞれのストーリーをプレイヤーが創り上げていきます。航路を開拓して新たな街での交易、海戦、宝探しなど、プレイヤーによる自由度の高さも魅力的です。
- 人気SLGシリーズをスマホアプリ化
- 何をしてもプレイヤーの自由
- 優雅で綺麗なBGM
- 様々な人間ドラマを堪能できる
- 簡単なチュートリアルがほしい
- 会話ログで会話を読み返したい
- 選べる主人公を増やしてほしい
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交易で利益を得て、船を大きくし、航路を開拓していくことが主なゲームの流れです。街で流行品や相場の情報を集めていくと、効率良く交易ができるようになります。
交易品は船で運ぶ必要があり、船の操作はプレイヤーが行います。天候変化や他国の艦隊との合流など、海上では様々なイベントが発生。新たな発見に目が離せません。
たどり着く街によっては、一緒に航海をする仲間と出会えることがあります。街の人から依頼を受けたりと、次々にやることも増えていきます。
時には海戦を強いられることもあります。負けてしまうと船を失うので、負けないように強化しておきましょう。交易を繰り返すのもいいですし、海賊として名声を上げるのもアリ。最終的な目標はあるものの、プレイヤーだけの自由なストーリーを楽しむことができます。