スマートフォンユーザーなら、「Dropboxって便利だよ」というフレーズを耳にしたことがあるという人も多いだろう。Dropboxは、ビジネスシーンでも、プライベートなシーンでも、一度使ってみたら手放せないほど便利なクラウドストレージサービスだ。
PCに保存しているデータをDropboxにアップロードしておけば、いつでもどこでも手軽にスマートフォンからクラウド経由でデータの閲覧ができる。
音楽ファイルをアップロードしてスマホで再生
Dropboxの強みは、基本的に形式を問わずデータファイルをアップロードしておける点だ。ビジネスで活用したいという人なら、WordやExcelといったOfficeファイルをアップロードしておく人も多い。
だが、プライベートならどうだろう?
もちろん、写真や画像といったファイルをアップロードしておくのもいいが、Dropboxの便利さをもっと実感したいなら、音楽ファイルや動画ファイルをアップロードするというのが一つの手だ。特に、容量が比較的少ないSDカードを利用しているという人は注目してほしい。
本体やSDカードの容量を写真や動画・アプリに極力あてたいという人が省くべきスペースは、やはり音楽ファイルということになるだろう。
でも、やっぱり音楽も楽しみたい。それなら、Dropboxに音楽ファイルをアップロードしておこう。
音楽を再生する
まずはPC側のDropboxアプリ、またはWebアプリに音楽ファイルをドラッグ&ドロップでアップロードしよう。
このとき、「どこにファイルをアップしたっけ?」と悩まないでいいように、あらかじめ分かりやすいフォルダを作成しておくのがポイントだ。
アップロード後は、スマートフォンのDropboxアプリから確認しよう。
音楽ファイルをタップすると、読み込みを開始する。
あとは好きな音楽プレイヤーアプリで音楽をストリーミング再生して楽しむことができる。
ただし、アルバムアートやタグ情報などはDropbox経由での再生だと表示できないようだ。音楽ファイルの連続再生にも非対応というのが、少々難かもしれない。
ストリーミングで音楽の連続再生を楽しみたいという場合は、連携アプリを活用しよう。
お気に入りの曲をエクスポートする
最新機種の場合は、通信定額プランによって1カ月最大7GBまでの通信は高速だが、それ以降は通信速度に制限がかかってしまう。
そういった場合は、お気に入りの曲を端末にエクスポートして楽しむというのもアリだ。
エクスポートしたいファイルを長押し→「SDカードへ保存」で、オフラインでも音楽を楽しめる。
動画ファイルもストリーミングで楽しもう
Dropboxは初めから無料で2GBの容量を利用できるが、使い方によって無料でもどんどん容量を増やすことができる。
筆者の場合、現在無料でDropboxの容量は7.9GBに増加している。
増えた分の容量をどう生かすか。
ちょうどいいのが、動画ファイルのストリーミング再生だ。
これだけの容量があれば、お気に入りの動画ファイルをアップロードしておいても容量で苦しむことはそうそうない。
スマートフォンからDropboxの動画ファイルにアクセスすると即座にストリーミングが開始される。
動画ファイルのストリーミング再生時は、音楽ファイルの再生時とは違い、動画再生アプリの選択ができないが、ランドスケープ表示にも対応しているのがうれしい。
動画の場合、3G回線での再生は多少カクつく場合もあるが、LTEやWi-Fi環境であれば再生も非常にスムーズに楽しめるはずだ。
ぜひ音楽・動画のストリーミングライフを楽しんでもらいたい。