エポスカードには、海外旅行中の事故や病気に備えた海外旅行傷害保険(海外旅行保険)が付帯されています。もしもの事態が発生しても、一定程度までの補償が出るので安心です。ただ、カードの種類による保険対象者や補償内容の違いや、保険の適用条件を確認しておかないと、万全の補償が受けられないおそれもあります。
本記事では、エポスカードの海外旅行保険について詳しく解説。万が一トラブルに遭ったときの対処法や問い合わせ先などもまとめています。
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本記事での補償金額や補償内容は、主にエポスカード(年会費無料のVisa付き一般カード)について解説しています。ゴールドカード・プラチナカードの詳しい内容に関してはエポスカード公式サイトを参照してください。
エポスカードの海外旅行保険とは
年会費・入会費無料で利用できるエポスカードの海外旅行保険(正式名称:海外旅行傷害保険)は、海外旅行中のトラブルを幅広く保証してくれるサービスです。海外で特に必要性の高い、疾病や携行品損害を重視した補償内容となっている点が特徴です。
主な補償内容
エポスカードにおける海外旅行保険の補償内容をまとめました。海外旅行時のケガや病気、携行品の盗難や破損などに対して保険を利用できます。
保険の種類 | 補償内容 | 保険金額 |
---|---|---|
傷害死亡・後遺障害 | 海外旅行中の事故による死亡や後遺障害を補償 | 最高3000万円 |
傷害治療費用 | 海外旅行中のケガによる治療費を補償 | 200万円(1事故の限度額) |
疾病治療費用 | 海外旅行中の病気による治療費を補償 | 270万円(1疾病の限度額) |
賠償責任 | 海外旅行中に他人にケガをさせたり、他人の物を壊したりしたことにより、法律上の賠償責任を負った場合に補償(免責なし) | 3000万円(1事故の限度額) |
救援者費用 | 海外旅行中にケガや病気で緊急を要する場合、救助や医療機関への搬送、帰国費用などを補償 | 100万円(1旅行・保険期間中の限度額) |
携行品損害 | 携行品の盗難や破損による損害を補償(免責3000円) | 20万円(1旅行・保険期間中の限度額) |
※上記の表はエポスカード(一般カード)の場合。ゴールドカード・プラチナカードの場合、死亡・後遺障害や携行品損害の補償額がさらに上がる
保険の補償期間
保険の補償期間は、1旅行につき最大90日間です。エポスカード入会(カード発行日)の翌日以降に日本を出発する旅行で、エポスカードでの旅費支払い以降の旅行期間に対して保険が利用できます。利用条件は以下のとおりで、日本出国前と後で補償対象となる期間が異なります。
利用条件 | 保険責任期間 |
---|---|
日本出国以前にエポスカードで「旅行料金」を支払った場合 | 旅行開始期間から90日間(かつ旅行期間中) |
日本出国後にエポスカードで「旅行料金(公共交通乗用具のみ対象)」をはじめて支払った場合 | エポスカードで支払ったときから90日間(かつ旅行期間中) |
なお、両方とも利用した場合に関しては、日本出国以前に旅行代金を支払った場合の補償期間が適用されます。
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エポスカードの海外旅行保険の使い方
エポスカードの海外旅行保険を実際に適用させるための手順と、万が一トラブルに遭ってしまった際の保険の利用手順を解説します。エポスカードユーザーは、大きく分けて「出発前」と「旅行中」「帰国後」の3段階でおこなうべき事項があります。
なお、利用時の注意点に関しては、このあとの項目で詳しく解説します。
【出発前】保険を適用させる

エポスカード(Visa付き一般カード・ゴールドカード)の海外旅行障害保険は「利用付帯」で、クレジットカードを所持しているだけでは適用されません。保険を適用させるには、日本を出国する前に以下のような旅行代金をエポスカードで支払う必要があります。
パッケージツアー |
旅行会社で予約した海外旅行ツアー料金(募集型企画旅行) |
---|---|
航空券 |
|
電車 |
|
バス |
|
タクシー |
|
国内・海外宿泊代 |
個人で手配した宿泊料金 |
※旅行代金とは「宿泊を伴う募集型企画旅行の代金」または「公共交通乗用具の料金」を指す。
空港までの交通費や海外でのレンタカー代金、お土産代などは対象とならない点に注意してください。以下のような支払いは、保険の適用対象外です。
- 空港までのガソリン代金、高速道路料金
- 空港の駐車場代、空港使用料
- 国内、国外でのレンタカー使用料金
- 帰国後に乗車した公共交通機関の乗車料金
- お土産の購入代金
【旅行中】エポスカード海外旅行保険事故受付センターに電話をする

海外旅行中に事故や病気に遭った場合は、エポスカード海外旅行保険事故受付センターに電話をします。最寄りの病院が知りたいときや、日本語が通じる病院が知りたいときなどにも利用できます。保険金を請求する際に、医師の診断書など現地でしか入手できない書類が必要となる場合があるので、電話の際にしっかり確認しましょう。
なお、連絡先は国内にいるか・海外滞在中かで異なります。また、電話の際に本人確認でエポスカードの番号が必要になります。手元にエポスカードを用意しておきましょう。
出発前・帰国後の場合
出発前・帰国後のトラブルや問い合わせの場合は、以下の電話番号まで電話してください。この番号は日本国内からのみ通話可能で、年中無休・24時間受け付けしています。
- 0120-11-0101(無料)
- 018-888-9547(有料)
海外旅行中の場合
トラブル発生時に日本におらず、海外旅行中の場合は以下の電話番号まで問い合わせてください。問い合わせ電話番号は滞在先の国によって異なり、プラチナカード会員は番号も異なります。
電話をかけると日本の事故受付センターへ繋がります。コレクトコールを利用する場合は、滞在国の国際電話のオペレーターを呼び出し、番号をコレクトコールとして伝えることで通話料が着信払いとなります。
なお、以下の連絡先は外国側の事情によって番号が変更される場合があります。
【帰国後】保険金を請求する

最後に保険金の請求手続きをします。保険金請求には以下の手順が必要となります。
- 必要書類の準備
- 書類の提出
- 保険会社の審査
- 保険金の支払い
請求タイミングは海外滞在中と帰国後のどちらでも問題ありません。現地の医師による診断書といった書類の提出が必要な場合もあるので、提出書類に不備や不足がないかをしっかり確認してください。
エポスカードから書類が郵送で送られてきたら、書類に記入して必要書類と合わせて提出します。後日、保険会社の審査がおこなわれ、最終的に保険金が振り込まれる流れとなります。
必要書類は、病気やケガの場合、携行品の盗難や破損など、内容によって異なります。詳しい内容に関しては以下のリンクから確認できます。
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エポスカードの海外旅行保険の注意点
エポスカードの海外旅行保険を利用するにあたっての注意点をまとめました。
エポスカードの海外旅行保険は「利用付帯」(プラチナカードを除く)

上述したとおり、エポスカード(一般カード・ゴールドカード)の海外旅行傷害保険は「利用付帯」です。旅行代金等をエポスカードで決済することが保険適用の条件となる点に注意してください。
プラチナカードの場合は自動付帯のため、旅行前にエポスカードで旅行代金を支払う必要や特別な手続きなどはありません。
保険の対象はエポスカード会員本人のみ

補償の対象はエポスカード保有者本人のみで、家族は対象外です。ただし、エポスカード(ゴールドカードを含む)を持っている家族の分もまとめて払った場合にはその人も保険対象となります。
プラチナカードの場合は、エポスカードを所持していない家族も一部補償対象となります。
航空機の遅延による宿泊費や食事代の補償はない
エポスカードの海外旅行保険には、航空機の遅延による宿泊費や食事代などを補償する特約はありません。あくまで、旅行先での事故や病気、盗難、破損といった内容が補償対象となります。
航空機の遅延補償の保険には、各保険会社から販売されている「航空機遅延費用」を追加すると安心です。
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エポスカードの海外旅行保険に関するよくある質問とその答え
エポスカードの海外旅行保険について、よくある質問とその答えをまとめました。
エポスカードの海外旅行保険は自動付帯?
エポスカード(一般カード)とゴールドカードは利用付帯、プラチナカードのみ自動付帯です。
以前はエポスカード(一般カード)とゴールドカードも自動付帯でしたが、2023年10月1日のサービス改定で利用付帯に変更となりました。
そのため、現在自動付帯で利用できるのはプラチナカードのみとなっています。
保険金が支払われないケースはある?
はい。支払われないケースもあります。
保険金が支払われない例もいくつかあります。たとえば、酒気帯び時に起きた事故やケガ、携行品の置き忘れ、盗難されたものが現金やクレジットカードである場合などです。
保険金が支払われない事例については、エポスカードの公式サイトで確認できます。
海外旅行保険が付帯した別会社のクレカも持っている場合の保険金の支払いは?
各カードに付帯する保険金額に応じて按分されます。
エポスカード以外にも同種の保険が付帯されているカードを保有されている場合、保険金の支払いは以下のとおりとなります。
- 傷害死亡・後遺障害保険金:保険金額は合算されず、最高保険金額が限度となり、各カードに付帯する保険金額に応じて按分。ただし、法人カードとそれ以外のカードの場合は、各々の最高保険金額の合計額が限度。
- それ以外の保険金保険:金額は合算され、各カードに付帯する保険金額に応じて按分。ただし、支払い保険金は損害額が上限。
付保証明書って何?
付保証明書とは保険に加入していることを証明する書類です。
付保証明書は、留学やワーキングホリデー、世界の一部の国での入国時などに必要となる場合があります。付保証明書が必要な場合は、エポスカード海外旅行保険事故受付センターへ連絡すると、自宅まで郵送してもらえます(出発2週間前まで)。
キャッシュレス・メディカルサービスって何?
キャッシュレス・メディカルサービスとは、病院での治療費をその場で自己負担することなく治療が受けられるサービスです。
エポスカードの海外旅行保険では、世界約1600の病院でキャッシュレス・メディカルサービスを受けられます。
エポスカード海外旅行保険事故受付センターに連絡し、最寄りの医師や医療施設の紹介を受けてください。
保険金を請求するのに必要な書類はある?
はい。請求内容により必要な書類が変わります。
保険金の請求に必要な書類は、請求する内容によって変わってきます。また、場合によっては現地で手配しなくてはならない書類もあるので、まずはエポスカード海外旅行保険事故受付センターに連絡して必要な書類を確認しましょう。
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