指紋センサーで画面ロックを一発解除、ドコモ「Xperia Z5 SO-01H」

Xperia Z5 SO-01H

NTTドコモは9月30日、2015-2016冬春モデルとしてソニーモバイル製Androidスマートフォン「Xperia Z5 SO-01H」を発表しました。発売予定日は10月下旬。ソニーでは今期、Z5シリーズ3機種すべて(Z5 Premium、Z5、Z5 Compact)をフラッグシップモデルとして位置づけており、その中核的なデバイスが本モデルとなります。

Xperia Z5 SO-01H(docomoオンラインショップ)

日常的な使い勝手を重要視するなら、もっとも注目すべき機能はZ5シリーズから初搭載する指紋センサーでしょう。丸型から長方形型に変更された電源ボタンが指紋センサーを兼ねており、右手持ちなら使いやすい配置となっています。

Xperia Z5 SO-01H

指紋認証機能はオンライン決済とロック画面解除などに利用できますが、使用頻度が一番高くなるのはロック画面の解除時になるはず。この点、スリープ時からの復帰時に電源ボタンを押し込むと、それと同時に指紋を読み取りロック解除、ホーム画面表示までスムーズに実行します。iPhone 6sのTouch IDと使い比べてみましたが、速度的には遜色ないレベルに達していました。指紋は最大5パターンまで登録することができ、認識精度は特に問題なし。ただ、電源ボタンが以前よりも出っ張らなくなったので、押しにくさを感じるユーザーも出てきそうです。

端末本体は、肌になじむ触り心地を与える印象。上位モデルのZ5 Premiumが鏡のようなガラスで背面が覆われており高級感がある一方、本モデルは背面パネルにフロストガラスを採用し、マットかつ滑らかな質感を実現。以前のモデルよりも指紋が付きにくくなっています。

Xperia Z5 SO-01H

5.2インチのフルHD液晶ディスプレイにベゼル幅を加えた筐体サイズは約146×72×7.3mm、重さは約154g。手でホールドしやすいサイズ感です。

Xperia Z5 SO-01H

Xperia Z5 SO-01H

端末デザインは従来のオムニバランスデザインを踏襲しつつ、Z3/Z4よりも全体的に丸みが減った印象。ボリュームボタンは右側面下部に移動したため、片手操作時に押しづらさを感じるかもしれません。

Xperia Z5 SO-01H

カラーバリエーションはWhiteとGraphite Black、Gold、Greenの4色。いずれも落ち着いた色味で高級感のある仕上がりです。

Xperia Z5 SO-01H

その他の内部スペックは「Xperia Z5 Premium SO-03H」とほぼ同じ。

プロセッサはSnapdragon 810(2GHz+1.5GHz オクタコア)、RAMは3GB、内蔵ストレージは32GB。外部ストレージはmicroSDXC(最大200GB)を使用可能。下り最大225MbpsのLTE-Advanced「PREMIUM 4G」に対応し、VoLTEも利用できます。バッテリー容量は2900mAh。Z4と同じく端末底面にキャップレスのマイクロUSB端子は採用。IPX5、IPX8、IP6Xの防水防塵性能を備えます。

音楽再生機能では、Z4と同様にハイレゾ音源再生に対応。手持ち音源をアップスケーリングしてハイレゾ相当の音質で聴ける「DSEE HX」や、高品質なワイヤレス再生を可能とする音声圧縮技術LDAC(エルダック)にも対応しています。ノイズキャンセル機能も変わらずサポートします。

背面カメラは、約2300万画素のイメージセンサー「Exmor RS for mobile」を採用し、0.03秒のフォーカス速度を実現。5倍ズーム使用時でも画質を維持できる機能や手ブレ防止機能などを備えます。正面カメラは約510万画素。

Xperia Z5 SO-01H

OSはAndroid 5.1 Lollipopを初期搭載しますが、NTTドコモがOSアップデートを迅速化することを明らかにしており、Android 6.0 Marshmallowへのアップデート時期はそう遠くないかもしれません。

Xperia Z5 SO-01H(docomoオンラインショップ)

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