ドコモ認定リユース品(docomo Certified)は、ドコモが品質検査を実施した中古スマホを購入できるサービスです。手頃な価格で整備済みのスマホを購入できるメリットがある一方、傷やバッテリーなどの状態は実際どうなのか気になります。
今回は、実際にドコモ認定リユース品のスマホを購入し、外装やバッテリー、カメラ、通信性能などの状態を詳しくレビュー。利用してみてわかったドコモ認定リユース品のメリット・デメリットも紹介します。
ドコモ認定リユース品とは?
ドコモ認定リユース品(docomo Certified)とは、NTTドコモが定める検査・品質基準をクリアしたドコモ公式の認定中古スマホです。単なる中古品ではなく、動作確認や外観チェックなどを実施したうえで販売されており、安心して購入できるよう保証も付いています。
「いつでもカエドキプログラム」や「下取りプログラム「ドコモショップ」などで返却・回収したスマホが対象で、ドコモの回線契約(特に乗り換え)に伴う購入ならかなりリーズナブルに高品質なスマホを入手できます。
ドコモによる品質検査と30日間の保証付き
| 項目 | ドコモが定める統一基準の詳細 |
|---|---|
| 基本性能 |
|
| バッテリー |
|
| 外観検査 |
|
ドコモ認定リユース品は、ドコモが定める統一基準で検査・品質管理がおこなわれます。
バッテリーの最大容量は80%以上を基準としており、さらに外観チェックに合格した端末のみが販売対象となっています。中古スマホをはじめて購入する人でも選びやすいのが特徴です。
商品の受取りから30日間の間に不良などがあった場合、無料で交換品を送ってもらえる「30日間保証」を受けられます。
そのほか、故障・水濡れ・盗難・紛失などといった保証外にも使える「ケータイ補償サービス」や「smartあんしん補償」などのオプションサービスに追加で加入することもできます。
外観は3つのランク(A+・A・B)に分かれる
ドコモ認定リユース品は、端末の外観状態に応じて「A+」「A」「B」の3つのランクが用意されているのも特徴のひとつです。
ほかの認定中古サービスでは、外装ランクを指定できないものも少なくありません。たとえば、「SoftBank Certified」では、そもそも外観状態によるランクは設定されていません。「au Certified」は上位ランクのau Certified premiumが存在するものの、そもそもau Certified premiumの在庫が少ないために、狙って購入するのは現実的ではありません。
その点、ドコモは「A+(傷がほぼない綺麗な状態)」から「B(使用感はあるものの安価で購入できる)」まで、状態と予算に合わせて3つのランクから自由に選べるようになっています。価格を重視する人から状態の良さを求める人まで、用途や希望に応じた選択ができるのは大きな魅力といえます。
【ランクA+】目立つ傷や汚れがなく、非常にきれいな状態のもの
【ランクA】目立つ傷や汚れが少なく、きれいな状態のもの
【ランクB】傷や汚れがあり使用感があるが、基本性能には問題ないもの
各ランクの商品イメージは上図の通り。いずれのランクも画面や本体に割れはないものの、傷や汚れの程度によってランクが異なります。
できるだけ新品に近い状態の端末が欲しい人は「A+」ランク、価格と状態のバランスを重視したい人は「A」ランク、多少の使用感があっても価格を抑えたい人は「B」ランクが適しています。
「5G WELCOME割」などキャンペーン利用でかなりお得に購入できる
ドコモオンラインショップでは、ドコモ認定リユース品の購入時にお得なキャンペーンを利用できます。
| 特典内容 | キャンペーンの対象者 | |
|---|---|---|
| 5G WELCOME割 | 5G対応機種で回線契約をすれば最大3万3000円割引 | 他社からの乗り換え(MNP)または新規契約で5G対応機種を回線契約する人 |
| 下取りプログラム | スマホの下取りで最大約10万円相当の割引またはdポイント還元 | ドコモで端末を購入し、現在利用中の対象スマホを下取りに出す人 |
| オンラインショップ限定クーポン | 対象者限定で機種代金から5500円割引など(時期により変動) |
|
特筆すべきは、対象機種を対象の回線契約とセットで購入すると機種代金の割引またはdポイントがもらえる「5G WELCOME割」キャンペーンです。ドコモ認定リユース品の購入と同時に回線契約をおこなえば、端末代が大幅に割引されます。
ドコモ認定リユース品の「Bランク」を買ってみた
今回の検証で実際に購入したドコモ認定リユース品のiPhoneSE 第3世代(64GB)
実際にドコモオンラインショップでドコモ認定リユース品のiPhoneSE 第3世代 64GB(docomo Certified iPhone SE3)を購入しました。ランクは「B」の商品です。
2022年3月発売時点でのAppleストアにおける定価は5万7800円、2026年8月現在の中古品価格は2万〜6万円程度が多いようです。今回、ドコモオンラインショップのドコモ認定リユース品を利用したところ、なんと5500円で入手できました。
注文手続きは店頭に足を運ぶことなく、ドコモオンラインショップからすべて完了しました。本人確認書類の提出や住所入力などの必要な手続きも迷うことなく進められ、スムーズに申し込みできます。途中でトラブル・確認事項などが発生しなければ、購入完了までの所要時間は全体で1時間程度を見ておけば十分です。
詳しい購入・手続きの流れは以下のリンクから確認できます。
ここからは、この購入したドコモ認定リユース品iPhoneについて、外観や動作、バッテリーなどを中心に状態や使用感をレビューします。
【商品到着時の状態】端末・SIMカード・スタートガイドが同封されていた
今回の注文では、購入手続きから3日後に指定した受取場所へゆうパックで商品が届きました。端末は袋の内側に凹凸のある緩衝素材が用いられた封筒に入れられ、配送中に動かないよう輪ゴムで留められていました。
端末は、ドコモ認定リユース品の専用ケースに梱包されていました。回線契約をセットで注文したため、SIMカードとSIM取り出し用ピン、スタートガイド、納品書も同封されていました。ACアダプタや充電ケーブルなどは同封されていません。
【傷の状態】ほとんど無傷で外装はとてもきれい
一言でいえば、今回届いた端末は非常にきれいな状態でした。
注文した商品は「B」ランクということで、ある程度の目立つ傷があることを想定していましたが、実際には細部まで確認しても外装やディスプレイに目立つ傷やダメージは見受けられず、かなり満足できるコンディションでした。
スマホ側面にわずかな傷があった
細かくチェックすると、端末の角の部分に点状のごく小さな削れのような傷が見受けられました。
今回購入したカラーは「ミッドナイト」のため、塗装が剥がれたところは下地が見えてやや目立ちやすい印象です。ただし、実際に確認できた傷はいずれもごく小さく、光の加減によって見える程度でした。
外装の状態
背面にも傷・凹みはなかった
「Bランク」という表記から多少の使用感を覚悟していましたが、実際は想像以上の美品でした。特に外装は、「Bランク」を疑うほどきれいです。背面は傷ひとつありませんでした。
側面のサイドボタンや音量調節ボタンも問題ない
側面のサイドボタンや音量調節ボタンも問題なく、傷や擦れもありませんでした。
スピーカー部分にホコリなどの汚れがみられる
ただし、スピーカー部分はよく見ると細かなホコリやわずかな汚れが残っていました。スピーカーからの音はクリアで、動作にも支障はないものの、見た目を重視する人であれば少し気になるかもしれません。
ディスプレイの状態
画面に傷や汚れはなかった
ドコモ認定リユース品の「Bランク」では画面に細かな使用感が残っている可能性はあったものの、今回購入した端末は線傷や深い傷は確認できませんでした。
動画視聴も問題なくできる
画面の発色や明るさも良好です。液晶の表示も鮮明で、色ムラや表示不良、ドット抜けなどは見受けられませんでした。動画視聴やWeb閲覧、ゲームなども快適に楽しめそうです。
カメラの状態
カメラにも目立った傷は無いようにみえる
傷が付きやすいカメラ周辺ですが、今回届いた端末には気になるダメージは確認できませんでした。レンズにも目立つ傷や擦れは見当たりません。
カメラも正常に作動し、きれいに撮影可能
カメラを起動して撮影したところ、ピント合わせは素早く、シャッターのレスポンスも良好でした。
【データ通信】通信に不具合はなし
SIMカードを挿した後は滞りなくモバイルデータ通信ができました。
Wi-Fi接続時もインターネットやSNSを快適に利用できました。
【バッテリー残量】最大容量83%で基準をクリア
端末のバッテリー最大容量を確認したところ、残量は83%でした。ドコモが定める統一基準である80%以上は満たしているため、販売基準としては問題のない状態です。
ただし、新品と比較するとバッテリーはある程度劣化しており、使用状況によっては充電の減りがやや早い印象です。外出先で長時間使用する場合は、モバイルバッテリーを持ち歩いたりこまめに充電したりする必要性を感じています。
実際に利用してわかったメリット
ドコモ認定リユース品のiPhoneを購入してみてわかった良い点(メリット)について詳しく解説します。
キャンペーン利用すれば端末代が非常に安くなる
ドコモ認定リユース品は通常価格でも新品より安く購入できますが、キャンペーンを利用すればさらに端末料金を抑えられます。
今回、「5G WELCOME割」を適用したことで認定リユース品のiPhoneを格安で購入できました。「5G WELCOME割」は、対象機種を対象の回線契約とセットで購入すると、機種代金が割引となるお得なキャンペーンです。
キャンペーンを適用した際の実際の支払総額
iPhone SE 第3世代(64GB)をドコモの回線契約とセットで購入したことでキャンペーン対象となり、機種代金が5500円になりました。ドコモオンラインショップでの販売価格が2万7500円のため、キャンペーンによって2万2000円もの割引が適用されたというわけです。
5G WELCOME割は終了時期が明記されていない常時開催のキャンペーンですが、予告なく終了や内容変更となる可能性があります。ドコモ認定リユース品をお得に購入したいなら、割引の対象となっている端末を優先して選ぶのをおすすめします。
品質の高い中古スマホを割安で手に入れられる
これまで筆者自身、中古店やオンラインで整備済み端末を買う機会はあったものの、ドコモ認定リユース品のスマホは外装の美しさにおいて頭ひとつ抜けているように感じました。
届いた端末はランクB品だったにもかかわらず、目立つ傷がほぼない綺麗な状態でした。一般的な中古ショップやフリマアプリで買う商品とは、明らかにクオリティが異なる印象です。
「キャリアの認定品だから高品質」というのは当然かもしれませんが、前述したキャンペーンを組み合わせれば中古市場やフリマの相場とほぼ同等まで安くなります。同価格帯で状態の良いスマホが手に入るなら、かなりお買い得だと実感しました。
「ケータイ補償サービス」や「smartあんしん補償」に加入できる
ドコモ認定リユース品は購入時に、無料で交換品を送ってもらえる「30日間保証」のほかに、「ケータイ補償サービス」や「smartあんしん補償」などといった補償オプション(月額サービス)への加入が可能です。
通常、中古で購入したスマホはキャリアの補償サービスに入れないことが多いものの、ドコモ認定リユース品では故障や水濡れ、紛失といったトラブル時も新品と同様の手厚い補償を受けられるというわけです。
実際に利用してわかったデメリット・注意点
ここからは、認定中古リユース品のiPhoneを購入してみて分かった注意点やデメリットについて解説します。
欲しい端末が購入できるかはタイミング次第
iPhone 16 Proはどのランク・カラーも在庫切れとなっている
ドコモ認定リユース品は、新品のように大量生産されるものではなく、下取りなどで集まった状態の良い端末のみを厳選して再販売しており、入荷数が限られています。
そのため、常に在庫が揃っているという環境ではありません。新機種が長期間在庫切れになっていたり、特定のカラー・容量が一瞬で売り切れてしまったりということも珍しくありません。
| 機種 | 容量 | ランク | カラー |
|---|---|---|---|
| iPhone 15 Pro | 128GB / 256GB / 512GB | A / B | ナチュラルチタニウム / ブルーチタニウム / ホワイトチタニウム / ブラックチタニウム |
| iPhone 15 Pro Max | 128GB / 256GB | A / B | ナチュラルチタニウム / ブルーチタニウム / ホワイトチタニウム / ブラックチタニウム |
| iPhone 15 | 128GB / 256GB / 512GB | A+ / A / B | ピンク / イエロー / ブルー / グリーン / ブラック |
| iPhone 15 Plus | 128GB / 256GB | A / B | ピンク / イエロー / ブルー / グリーン / ブラック |
| iPhone 14 Pro | 128GB / 256GB | A / B | ディープパープル / ゴールド / シルバー / スペースブラック |
| iPhone 14 | 128GB / 256GB | A+ / A / B | スターライト / ミッドナイト / イエロー / パープル / ブルー / (PRODUCT)RED(TM) |
| iPhone SE(第3世代) | 64GB / 128GB / 256GB | A+ / A / B | ミッドナイト / スターライト / (PRODUCT)RED(TM) |
| iPhone 13 Pro | 128GB / 512GB | A | シエラブルー / シルバー / ゴールド / グラファイト |
| iPhone 13 | 128GB / 256GB | A | ピンク / ミッドナイト / スターライト / ブルー / (PRODUCT)RED(TM) |
| iPhone SE(第2世代) | 64GB / 128GB | A+ / A / B | ホワイト / ブラック / (PRODUCT)RED(TM) |
2026年8月現在、ドコモ認定リユース品ストアで販売されているiPhoneは上の表の通り。そこまで少ないというわけではないものの、販売終了の機種も少なくありませんでした。実際、筆者も購入時は「購入できる端末が限られている」という印象は受けました。
販売終了している端末については入荷時期を公表していないため、いつ入荷するかもわかりません。もし欲しい端末の在庫を見かけた際は、早めに手続きを進めるのがおすすめです。
本人名義以外の決済方法を使えない
ドコモ認定リユース品では、転売対策などの観点から厳重な本人確認が実施されています。そのため、支払いに家族名義のクレジットカードや本人以外の口座は利用できません。契約者本人名義の決済方法を用意する必要があります。
本人名義の支払い方法ではなかったため注文がキャンセルされた
筆者は今回、契約者と異なる名義のクレジットカードで申し込んでしまったため、初回は名義不一致のエラーとなり決済が承認されませんでした。支払い用口座も本人名義でなければ承認されないため、結婚などで苗字が変わったものの口座の名義変更が済んでいない人は注意してください。
また、申し込み完了後はドコモオンラインショップから本人確認の電話が届きます(筆者の場合は完了から半日ほどでかかってきました)。生年月日や申込番号の確認を経て発送準備に進むため、折り返せるよう着信には気を配っておきましょう。
外箱や充電ケーブルなどの付属品がなく「本体のみ」届く
ドコモ認定リユース品 到着時の商品・付属品
ドコモ認定リユース品は、端末本体とSIM取り出し用ピンのみで発送されます。新品のスマホを購入した時のように、Appleなどのブランドロゴ入りの外箱や充電用のUSBケーブル、ACアダプタなどは一切付属しません。
はじめてスマホを持つ人や、手持ちのケーブルと購入した端末の規格(LightningやUSB Type-Cなど)が異なる場合は、別途周辺機器を買い揃える追加費用が発生する点に注意が必要です。
ケースや充電ケーブルなどのアクセサリーを一緒に注文できる
なお、ドコモオンラインショップでは、端末とあわせて充電ケーブルやスマホケース、保護フィルムなどのアクセサリーも購入できます。必要なものがある場合は、端末の注文時にまとめて用意しておくと、商品到着後すぐに利用を開始できるので便利です。