おすすめのポイント
- 場所や時間など「条件」とやりたい「動作」を決めてスマホを自動化
- 状況に応じて、マナーモードのレベルを変更できる
- 日本語対応でわかりやすくなった
- 使いこなせればスマートフォンの全自動化の実現も夢じゃない
マナーモードやWi-Fiなど設定の切り替えは、ついつい忘れてしまいことも多い。「Llama」は“職場ではマナーモードに変更”、“Bluetoothヘッドセットを接続したら音楽を再生”、“家に着いたらWi-Fi接続に切り替え”といったように、条件に合致する状態になった時に指定した動作を忘れず自動実行してくれるスマートなアプリだ。
Androidアプリレビュー
従来は英語での利用が前提だったため、使用を挫折してしまったという人も日本語対応で問題なく利用できるようになっている。さっそく設定の手順をみていこう。
場所・イベント・モード・近況の4つのタブで構成
「Llama」の設定画面は、上部の[場所][イベント][モード][近況]の4つのタブで構成されている。[場所]タブではあらかじめ家と職場の2つがデフォルトで用意されている。
項目を長押しすると、その環境でのリマインダーを作成することができる。まずは[場所の学習を始める]から「Llama」に場所を覚えさせよう。
GPSを使用せず、ネットワークでおおよその位置で記憶するためバッテリー消費も抑えられる。
指定した場所にどれくらいの時間いるのか、また何がしたいかをリマインダーで具体的に入力しておくと便利だ。
イベントの作成
[場所]でリマインダーを設定したら、それに応じてイベントを作成する。例として「家に到着したらWi-Fiに接続する」という作業を自動化させることにした。まずはイベント名をわかりやすく入力。
次に条件を追加する。ここでは条件を「Wi-Fiネットワーク接続」に設定。Wi-Fiの場合、接続先のネットワークを指定することも可能だ。
条件を設定したら、動作を必ず追加することを忘れないようにしたい。
条件・動作ともに短いキーワードで表示されるためよくわからない場合もあるが、[?]をタップすると補足説明が表示されるので確認するといいだろう。
[イベント]は場所などによって自由にグループ分けしておくこともできる。
条件に合致したイベントを実行中のものは緑で、非実行中のものは赤で表示される。
モード/近況
[モード]タブでは、マナーモードに関する設定を複数作成することができる。
モードによってステータスバー上に表示されるラマアイコンのカラーなども色分けできるため、状態も確認しやすい。
Android 4.0以上の場合、呼出音量と通知音量を個別に変更することができないため、異なる音量を設定するとエラーとなるので注意したい。
[近況]タブでは、実行中のイベントやモードをすばやく一覧で把握できる。
各タブごと、項目の追加は画面下部の[+]から行うことができる。また、役立つTipsやどうでもいいラマに関する情報も表示されるので、参考にしてみるのもいいだろう。
まとめ
日本語化したとはいえ、設定はスマートフォン初心者にとって少々難しいと感じる部分があるかもしれない。まずはモードを複数準備してみたり、簡単なイベント(Bluetooth接続や時間・場所に応じたモード変更など)から慣れていくといいだろう。自由に条件・動作を組み合わせ、様々なスマホ自動化に挑戦してみよう。