動画「iOS 7 vs Windows Phone 8」の背景にあるフラットデザイン論争を誤解しないための良記事まとめ

iOS 7とWindows Phone 8の比較動画

「iOS 7 vs Windows Phone 8」という比較動画がYouTube上で公開され反響を呼んでいる。

動画では

  1. ロックスクリーン
  2. 通話着信
  3. SMS
  4. ブラウザ
  5. 天気
  6. カレンダー
  7. 音楽プレイヤー
  8. 地図
  9. 電卓
  10. アプリスイッチャー
  11. Eメール
  12. コンタクト

について、順番に比較している。

見た目上は似ている部分もあれば、特徴的な部分もあるだろう。

しかし、両者ともに(異論はあるだろうが)フラットデザインを採用したと言われることから、ある程度の類似性が出てくるのは仕方の無いことだ。

それよりも、ユーザとしてより重要視した方が良いと思われるのは、このような見た目上のデザインではなく、デザインが機能的にプラスに働いているか否かだと思われる。

当然すぎることだが、スマートフォン・タブレットには、美術品を鑑賞するような体験よりも、ツールとしてのユーザ体験を高めることが求められるからだ。

フラットデザイン論争を誤解しないための記事まとめ

フラットデザインの特徴

1は、UI(ユーザインタフェース)設計の視点から特徴をまとめた良記事。2は、特徴とともに歴史とスキュアモーフィズム、フラットデザインの問題点などについて書かれた厚い記事。

  1. フラットデザインはUIを進化させるか(sociomedia)
  2. フラットデザイン入門: その利点と注意点と主なテクニック(btrax blog)

フラットデザインにおけるユーザビリティ上の問題点

1は、ユーザビリティの大家であるヤコブ・ニールセン博士によるMetro UI(Modern UI)批判。2は、ユーザビリティ専門サイトによるMicrosoft Surface批評。

  1. Windows 8 — 初心者にもパワーユーザーにも期待はずれのユーザビリティ(U-site)
  2. 勝手にユーザビリティ評価#1: Microsoft Surface 初見編(U-site)

iOS 7はフラットデザインか?

iOS 7はフラットデザインだけではなく、レイヤー構造などに注目すべきだろう。

iOS 7の背景にある哲学

1はバウハウス哲学について。2はMaterial Honestyについて。

  1. 「iOS 7」における、デザイン哲学のせめぎ合い(Wired)
  2. 5分で分かるフラットデザイン(@IT)