Googleマップで観る日食
今夏に一般公開される新しいGoogleマップを試すことはできただろうか?
新しいGoogleマップがやばい、宇宙から日常までが全部入り
新しいGoogleマップには、Googleアース相当の機能を統合することで、宇宙空間から見た地球を3Dグラフィックスで再現する機能が用意されている。
本日、その新しいGoogleマップで日食を再現できることが判明した。
過去の日食
まず、日本時間2013年5月10日8時45分ごろから50分ごろに起こった金環日食を再現してみる。
たしかに再現されている。
太陽に重なって新月の影の部分が見えていることが分かるだろう。
この日食はオーストラリア北部から中部太平洋にかけて観測できたもの。日食を観測できる場所は新月の影が地球上に落ちる場所だが、Googleマップ上で月の影が落ちている場所はオーストラリア北東の太平洋上。かなり正確であることが分かる。
未来の日食
では、今後観測できる日食はどうだろうか。
日本時間2013年11月3日22時ごろにアフリカ中部で観測できる金環皆既日食が、Googleマップ上でも正確に描写されているか確認してみた。
アフリカ中西部に月の影が落ちている。未来の日食もしっかり確認できることが分かった。
日食を観る方法
新しいGoogleマップで日食を観察する方法は非常に簡単。パソコンのシステム時刻を日食の日時に合わせるだけだ。
日食を楽しんだ後は、時間を元に戻すことを忘れないようにしておこう。
月食は再現できず
それならば、月食も再現できるだろうか。
日本時間2011年12月10日23時30分ごろを中心に起こった皆既月食を観るために、システム時刻を調整してみた。
皆既月食の場合、月は赤銅色に見えるはずだが、Googleマップ上で地球の右上に見えている月は白っぽい光を放ったまま。このままでは少し残念だ。
実用性は皆無かもしれないが、ぜひGoogleには月食も正確に再現してほしいところだ。