この記事のタイトルを目にして、実際に読者の皆さんがこの記事を読み始めた動機は何か。
- ドコモ情報に興味があったから
- iPhone情報に興味があったから
- 「ドコモ、2013年中にiPhone発売へ」に興味を持ったから
- タイトルを全て読んで、記事内容に興味を持ったから
おそらく、これら4つのいずれかのパターンに当てはまる読者の皆さんが大半だろうと思われる。
iPhoneを待つ女性
新聞やWebメディアは、ここ数年の間、ドコモがiPhoneを取り扱うか否かについて何度も報じてきた。この記事の読者の皆さんには周知のことだろう。
そして、それらの報道の内容やメディアの報道姿勢について、「色々と」思うところがある人が多いのではないだろうか。特に、ドコモユーザーの中でiPhoneを待望している人にとっては、メディアに翻弄され、メディアを信用できなくなってしまった人もいるかもしれない。
先日、筆者は「僕らは笑顔でゴミを7万円で売っていた。(iPhone愛用中ドコモ店員のブログ)」というブログ記事を読み、その記事中のエピソードに複雑な感情を抱いた。ドコモからiPhoneが発売されるという噂に期待して、自らの行動を決定した女性の話だ。
この話の中で、女性はドコモ店員であるブログ著者に次のように語ったらしい。
「ドコモからアイフォンが出るって噂、ありますよね?
もしアイフォンが出たら、すぐに変えられるように、
値段が安いARROWS Xにしちゃいましたっ!
どうも、ありがとうございましたっ!」
記事の真実性の有無は、このエピソードの価値を損ねるものではないだろう。筆者は、このエピソードの事例は十分に起こりうるケースだと考えたし、このエピソードから何らかの示唆を得ることができると考えるからだ。
そこで、現在、スマホユーザーが日頃どのような思いを持ってiPhoneに関するメディア報道に接しているのかを調査するため、Google+上でアンケートを実施している(興味のある人は、ぜひ回答してみてほしい)。
このアンケート上の最後の質問は以下のとおり。
「docomoからiPhoneが発売されるという噂(もしくは発売されないという噂)を、これまで多くの新聞・Webメディアなどが報じてきました。それらの報道の内容や報じてきたメディアについて、あなたはどう感じていますか?」
以下、この質問に対するユーザーからの回答を掲載する。これらの回答を掲載することは、冒頭に挙げた4つの動機を持って記事を読み始めた読者の皆さんに対する裏切り行為にはならないだろうと考える(満足してもらえるかは別問題だが)。
ユーザからの回答
ドコモについて
ただドコモはAndroidでやることやれ。
KDDIがiPhoneを扱い始めてMNPの純増減数は大きく変化しました。明らかにiPhoneが原因。ドコモもそろそろiPhoneを扱うべきですよ。ドコモが扱えば市場はかなり変化するはずです。
噂の情報源は毎度日経ばかりだが、おそらくは発売することでなにかしらの利益を享受できるのか、そうやって騒ぐこと自体で得をするのか。
個人的には、すべてのキャリアがiPhoneを取り扱う必要はないとおもうし、ドコモにはむしろ国産の端末を積極的にプッシュしてもらって、国内メーカーの後押しをしてほしい。
個人的にはiOS端末をひとつは持っていたいが、docomoである必要はない。
docomoからiPhoneが出れば他のAndroid端末出してるメーカーもうかうかしてられないし、面白い効果があるかもね。
遅そうなので、魅力が感じられない。
なのでdocomoもiPhoneだしてくれたらいいと思う。
iPhoneについて
ユニが大好きな日本人には特にピッタリなのだなーと。
その他のことの運用は、Android の方が楽。
特に何も思わない
強いて言えば「火のないところに煙は立たない。」だろうって感じ。
どうしてもiPhoneがいい人はとっくに他キャリアで持ってるし、どうしてもdocomoでiPhone使いたい人はSIMフリーで対応してるだろうし。
Androidで慣れたら逆にiPhone(iOS)が使いづらく感じるし。
まぁ、最近はiPhoneどうのよりアップルとドコモのやり取りがメインな感じやけど。
メディアについて
マスコミとかケータイジャーナリストと称する人それを煽る人など、iPhoneがでるか出ないで注目が集まる「おいしい」ネタでしかないのかもね。
iPhoneは未経験ですが興味はあります。docomoから出ればMNPで移るという選択も可能なので、そのような報道は心のどこかにわずかな期待は出ます。しかしこれまでの事を考えると、振り回されたくないという警戒のほうが強いです。
docomo は Android や Blackberry に集中して、販売強化すれば良いと思う。 iPhone がキャリアにとっていかに魅力的な機種でも、ユーザー数は頭打ちになっているはずだから、MNPで流れてくる層も薄いはず。
androidに加えて昨年5月からauのiPhone4Sを使っているが、iPhoneに慣れるとiPhoneの不自由さやそれに付随する不便さ、詰まらなさがandroidに比べると際立ち、子供のゲーム機と化している。
そんな中、また今夏にドコモからiPhone発売!!とかもううんざり。
そんな情報に踊らされる方も滑稽に見えて仕方がない。
こういう問題が繰り返されるということは、メディアという物自体に自浄作用が全く働いていないという証明ではないかと思う。
これまで気づかないだけで、どれだけ不確かな情報が流されていたのだろうかと疑っている。
いい加減な情報を流し続けると真実を報道しても信じてもらえなくなるので、反面教師にしたいところである。
本当の事はドコモしか知らないわけで、勝手に言いたければ言ってなさいと言う感じ。
誰か(フツーの素人)がつぶやいた根も葉もないウワサにろくすっぽ検証せず報じてそれがあたかも本当のように広めていく無責任な人たち。
せめて、その噂がどういったスジから入った情報とか、どのような経緯から今回はほぼ間違いないだろう、といった事まで書くのがあたりまえじゃないかとは思いますが。
まぁ、そもそも取材をしていないので書ける訳もないかw
しかし、昨今のDocomo叩きは見ていてイタイ、本当にイタイ
しかし、その噂の背景や展望などについてをもっと報道すべきではないだろうか。特に比較的噂レベルの情報を掲載しない新聞メディアなどではこれが重要であるし、噂レベルであることを明記すべきでもあると思う。
しかし、様々なメディアがiPhoneが発売される、されないという噂を流していることから、docomoからiPhoneが出ることを期待し、心待ちにしている人は結構多いのではないかと感じた。
逆に言えばそれを注視する人が多いわけだから多数の人が興味をもつ情報なのだろうとも。
マスメディアがマスたる理由は配信方法ではなく、視聴者の興味を忠実にトレースするからなのかもしれないと思ったり。