食べログ公式アプリを“やらせ”店も探せるようにカスタマイズしてみた――木曜深夜便vol.3

木曜コラムに穴をあけてしまい、申し訳ありません。もう「木曜深夜便(笑)」と呼んでください。さて3日遅れの今回は、最近いろいろ話題になっている「食べログ」の公式アプリに、別アプリで機能を追加して遊んでみたので報告したい。

月間3000万人以上が利用する、口コミグルメサイトの食べログ。飲食店を探す時とても便利なため、筆者も愛用している。昨年12月からAndroid向け公式アプリもリリースされているのだが、PCやブラウザでは無料で利用できる機能の多くが課金となっていることなどから、Androidマーケットでの評判は総じて芳しくない

サービスを提供していくうえで課金は仕方ないことなのかもしれないが、無料会員では人気順や点数順で検索結果をソートできないのでちょっと痛い。ただ、目的の店が決まっている時など店舗ページにまでたどり着けば、見やすいインターフェイスに情報も豊富で、出来自体は悪くない

しかし、またここで問題が。食べログにおいて、業者による口コミ投稿で飲食店の評価を不正操作(高評価を連発)する“やらせ”の存在が発覚したことだ。この事件を発端に、いわゆるステマ(ステルス・マーケティングの略)騒動が起こったことは記憶に新しい。せっかくの口コミの場が、ステマ業者のターゲットになっているのは残念だ。

そんな中、食べログの評価が“やらせ”かどうか判定するWebサイト「ステログ」が登場した。かなり注目されているサイトだが、ご存知ない読者のために簡単に説明しよう。

やらせ業者の多くは5段階評価の4~5をつけ、好意的なコメントを投稿することがほとんどだ。つまり、やらせ業者が関わっている飲食店の評価は、4や5が不自然に多くなってくる。ステログは、こうした傾向にある“やらせ”を一定のアルゴリズムで自動判定する。

現時点では、4~5という高い評価を付けた人から、過去にレビューした数が少ない人を算出。店舗のレビューの中でそれに該当する人の割合が60%を超えると、“やらせ”の可能性があると判断しているようだ(ただし、レビューの投稿数が15件に満たないものは判断不可としている)。

ブラウザのアドオンのようなアプリ

さて、ここで本題だ。「ステログ」のサービスはWebサイト上のみでしか利用できない(調べたい店舗の食べログページのURLを入力する)のだが、正直スマホだと面倒。そこで下記アプリをインストールすることにより、食べログ公式アプリ上で、ステログを活用したステマ判定が簡単に行えるようになる。

「ステルス発見器」という、騒動に乗じて即席で作られたようなアプリで、使い方はシンプル。インストール後、食べログの公式アプリでチェックしたい店舗のページまで飛び、そこで端末のメニューボタン→[共有]→[ステルス発見器]とタップしていくだけでOKだ(左下画像参照)。

すると右上の画像のように、ステログを使って解析したその店舗の結果が表示される。少し前には「ヤラセなしです」「微妙なラインです」「ヤラセかな?」「ガチヤラセです」といった表現も用いられていたが、今は表示されない。

そもそも、このアルゴリズムでは100%“やらせ”であるかはもちろん判断できないだろう。ステログの作者も「あてにしないでください」と自ら述べている。それくらいの気持ちで参考にする程度が、ちょうどいい使い方なのかもしれない。

ブラウザのアドオンやホームアプリのテーマと同様、こうして機能を追加するまったく別アプリを探してみるのもけっこう楽しい。