2000年代のアニメを代表する『コードギアス』シリーズ最新作、『コードギアス 奪還のロゼ』がディズニープラスで配信中です。前作では、主人公・ルルーシュたちの復讐と友情の物語が描かれましたが、今回は新主人公・ロゼとその兄・アッシュが中心となり、新たな抵抗の物語が展開します。
『コードギアス 奪還のロゼ』を見る(ディズニープラスで配信中)
主人公が奪還したいものとは
『コードギアス』シリーズは、世界の3分の1を支配する超大国「神聖ブリタニア帝国」に対して反旗を翻した少年・ルルーシュの物語です。日本は「エリア11」として大国の植民地にされ、日本人は「イレブン」と呼ばれ差別されていました。ルルーシュは神聖ブリタニア帝国の皇子でありながら反発し、仮面の男「ゼロ」として特殊能力「ギアス」を使い、帝国打倒を目指します。
激闘の末、ブリタニアは共和国となり一時的に平和が訪れますが、元貴族勢力が反発し、ホッカイドウブロックを占拠してネオ・ブリタニア帝国を名乗り独立を宣言します。再び日本人は苦境に立たされ、レジスタンス活動がおこなわれますが劣勢です。
そんな中、「名無しの傭兵」と呼ばれるブリタニア人兄弟が登場。弟のロゼと兄のアッシュは、レジスタンスから依頼を受けて団長を奪還することになります。しかし、彼らの真の目的は別にありました。その目的の裏には、ロゼの衝撃的な秘密が隠されています。
ロボットアクションも迫力満点
第1話では主人公の行動の目的が明確に示され、対立構図も鮮明になりますが、本作がシンプルな復讐ストーリーでは終わらないことも同時に示唆しています。
復讐のために戦った前主人公・ルルーシュと、親友と祖国のために戦うロゼ。手段を問わないやり方は共通しており、シリーズの魅力を引き継いでいます。また、迫力あるロボットアクションも健在で、ナイトメアフレーム同士の戦いがスピーディかつ迫力満点に繰り広げられます。
戦火によって引き起こされる人々の恨みや欲望、権力闘争を描き、正義とは何か、平和とは何かを問いかける作品。現代社会にも通じるメッセージが強く込められています。本シリーズのファンはもちろん、歯ごたえのあるハードな世界観を楽しみたい初見の方にもオススメの一本です。
『コードギアス 奪還のロゼ』を見る(ディズニープラスで配信中)
前作『コードギアス 復活のルルーシュ』から5年後となる光和7年を舞台に、新たに登場した傭兵兄弟が皇サクヤを巡って巨大帝国に立ち向かうSFアクションアニメ。
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