古今東西、愛すべき関係ではない男女が惹かれ合ってしまう物語は数多く語られてきました。韓国ドラマ『愛だと言って』は、そんな禁断の愛を描いた作品。現在ディズニープラスで配信中です。
このドラマで2人の間を引き裂くのは「復讐」です。不幸に見舞われた主人公の女性・ウジュはある男性への復讐を誓いますが、とあることをきっかけに次第に心惹かれるようになります。どうしようもない気持ちに翻弄される男女の複雑な心理が見事に表現されたロマンス作品です。
家を奪われ復讐を決意するヒロイン
主人公のシム・ウジュは、母が残した家で、姉と弟と3人で暮らしています。彼女の父親はある女性と不倫関係に陥り、家庭は崩壊。父親は家を出てその女性と再婚し、その後子供を授かっていました。
ある日、ウジュは父親が亡くなったことを知り、再婚相手に対する嫌がらせのつもりで、ひどい恰好をして葬式に出席します。当然ながら招かれざる客として扱われるウジュ。自分たちが長年暮らしてきた家の相続権が父親の再婚相手に渡り、住んでいた場所さえ追い出されることになります。
ウジュは、自分の家族をめちゃくちゃにした相手への復讐を考えるようになります。そして、父親の再婚相手の息子、ハン・ドンジンに近づくために、彼が経営する会社にアルバイトとして忍び込むのですが……。
一方のドンジンもまた、つらい過去や人間関係の問題を抱え、順風満帆とは言えない人生を送っていました。とある出来事をきっかけにドンジンに窮地を救われたウジュは、理知的でフェアな彼の人柄を知り、徐々に心情が変わっていきます。
ウジュとドンジンのメインプロットに加えて、男を見る目がないウジュの姉・ヘソンとウジュの友人であるユン・ジュンとの関係性や、ドンジンの元恋人・ミニョンの存在などが絡み合い、多層的な恋愛模様が展開していきます。
キム・ヨングァンとイ・ソンギョン、2人の存在感に注目
本作の魅力は何と言っても主演の2人です。189センチの長身と抜群のプロポーションをもつドンジン役のキム・ヨングァンはモデル出身で、まるで漫画の世界に登場するような理想のキャラクター像です。2014年の『ピノキオ』で脚光を浴びた後、Netflixの『サムバディ』では役作りのために20キロ以上も体重を落とし、怪しげな殺人鬼の役を見事に演じ切りました。幅広い演技力を持つ彼が、本作では愁いを秘めながら葛藤する男性の姿を好演しています。
ウジュ役のイ・ソンギョンもモデル出身で、2014年にドラマデビューを果たして以来、数多くの話題作に出演しています。2020年にはSBS演技優秀賞を受賞するなど、着実に実力を身につけている彼女。173cmの長身で、キム・ヨングァンと並んでも負けない存在感を放っています。
そんな2人が演技力でも繊細に揺れ動く感情を巧みに表現しており、外見以上に視聴者を魅了します。復讐と愛、相反するような感情に翻弄される男女の行方を、切なくもロマンティックに描いた秀作です。
『愛だと言って』を見る(ディズニープラスで配信中)
父親の不倫によって家庭が崩壊し、辛い思いを味わってきた主人公・ウジュ。
遺産相続で住む家を奪われた彼女は、父親の再婚相手に対する復讐を決意します。人生を狂わされたウジュが近づいたのは、再婚相手の息子・ドンジン。ところが、復讐の過程で彼に窮地を救われた彼女には新たな感情が生まれ...。
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