軽すぎて薄すぎる10.1型タブレット、au「Xperia Z2 Tablet SOT21」レビュー・スペック一覧

「Xperia Z2 Tablet SOT21」はソニーモバイルコミュニケーションズ製のタブレット端末。

世界最薄・最軽量

この端末を手にとって最初に感じるのは、その圧倒的な軽さ（約439グラム）と薄さ（約6.4mm）だろう。前作「Xperia Tablet Z」（Wi-Fiモデル）と比べて、重さは約56グラムの軽量化を実現し、厚さは約0.5mm薄くなった。10インチ以上の液晶を保有するLTE対応タブレット製品の中で世界最薄、最軽量のボディだという。

今期au夏モデルスマートフォンの3倍程度の重量ではあるものの、10.1インチ端末だという先入観をもってXperia Z2 Tabletを手にすると”フワッと”する感覚を味わえる。

その薄さも特筆に値する。大学ノートを持っているような印象だ。それでいてIPX5/IPX8の防水とIP5Xの防塵に対応している。

「超高剛性FRPパネル」を筐体に一体化したユニボディ構造によって実現された軽さと薄さは、誰にでも分かりやすい訴求ポイントだろう。指紋が付きにくいマットな質感も受けが良いのではないだろうか。

高精細ディスプレイを堪能

約10.1インチの液晶ディスプレイの解像度はWUXGA（1920ピクセル×1200ピクセル）で、画素密度は約224ppi。

「トリルミナスディスプレイ for mobile」と新開発の「Live Color LED」を採用したことで、広色域と発色の鮮やかさを実現している。また、超解像技術を搭載した高画質エンジン「X-Reality for mobile」によって高精細な映像の再現できる。これらの技術は「Xperia Tablet Z」には採用されておらず、一歩進化した点だと言えるだろう。

解像度や画素密度はiPad Airと比較して劣るものの、それらの技術によって、映像の美しさは文句なしのレベルだと感じた。

Xperiaならではの独自機能

注目したいのはXperiaならではの機器連携。NFCを利用して、「Xperia ZL2」を「Xperia Z2 Tablet」にタッチすることで連携させることができ、スマホ側の画面をタブレット側にミラーリングさせることができる。

エンタメ面では、Play Station向けコントローラ「DUALSHOCK 3」で対応ゲームを遊ぶことができたり、PS4のセカンドスクリーンとして利用したりすることも可能。ソニーならではの楽しみ方だろう。

Xperia ZL2と同様に、デジタルノイズキャンセリング機能も搭載している。同機能は、周囲の騒音を最大約98%低減することができるもの。別売りのイヤフォンが必要となるが、Xperiaユーザーなら試してみたいところだ。

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