「フジテレビオンデマンド(FOD)」は、フジテレビで放送された番組などをアプリでも楽しめる公式の動画配信サービス。見逃してしまった話題のドラマ最新話やバラエティ番組が地上波放送後7日間無料で閲覧できるのが魅力です。
また「FODプレミアム」では、フジテレビの新旧ドラマやバラエティ・アニメ・映画、配信オリジナル番組といった独占コンテンツを中心とした2000以上の作品が定額見放題で楽しめます。有料会員なら、人気雑誌80点以上も読み放題となる特典も嬉しいポイントです。
じわじわ人気の動画配信サービス「FODプレミアム」の魅力と弱点とは
「プラスセブン」は最新ドラマ・バラエティの見逃しを無料配信
FOD内のコンテンツ「+7(プラスセブン)」は、テレビ見逃し配信ポータルの「TVer」「GYAO!」でもおなじみです。会員登録不要(簡単なアンケートのみ)で、常時30本近い番組が放送後最大7日間無料で閲覧できます。なお、冒頭や作品途中にはCMが入ります。
また、期間限定で無料配信される特選ドラマも注目。2017年7月11日時点では『コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命-』『最高の離婚』などが配信されていましたが、最新ドラマの関連作やアーカイブ作品など、本来は有料コース対象のコンテンツも無料公開されています。
狙い目は対象作品が見放題の「FODプレミアム」
FODでは無料コンテンツのほか、月額見放題コース(FODプレミアム・アニメ見放題・競馬予想TV!)、月額ポイントコース(300・500・1000・2000ポイント)、月額ライブコース(フジテレビONE・TWO・NEXT)の有料コースが用意されます。すべての有料コース会員は、雑誌の最新号が料金内で読み放題です。
月額ポイントコースは月額300~2000円(税別・以下すべて)でポイントを購入し、作品ごとに都度課金(ポイント消費)して視聴するスタイル。また月額ライブコースは、スポーツ生中継や音楽ライブなどリアルタイムで配信されている番組を視聴するサービスで、料金も月額1000~1500円と高めの設定です。
月額見放題もアニメや競馬に特化したものがあり、多くの有料コースがラインナップされていますが、やはり主役は月額888円の「FODプレミアム」でしょう。
GYAO!やTVerなどの見逃し配信では全話閲覧できない番組、たとえば『のだめカンタービレ』『働きマン』といった懐かしいノイタミナ作品をはじめ、『ガリレオ』『リッチマン、プアウーマン』といった新旧月9ドラマ、1980年代以前~2010年代の歴代人気ドラマなど、2000作品以上の対象作品が見放題になります。
フジテレビらしい「アナウンサー」のカテゴリーのほか、海外ドラマや映画・オリジナル作品までを広く網羅。『テラスハウス』『人志松本のすべらない話』といったバラエティも充実しています。さらに毎月もらえる100ポイントは、電子書籍やコミックの購入に充てることも可能です。
左:雑誌は有料コースなら読み放題右:アプリではなくFODのサイトでは電子書籍・コミックも楽しめる
唯一残念なのは、テレビでの視聴がAmazon Fire TV(Stick)のみの対応となっている点です。スマホやタブレットなどのUIに最適化し、モバイルでは利用しやすいのですが、大画面での視聴環境は限られてきます。
とはいえ後述するように、FODプレミアムはAmazon Pay(アカウント)による登録により初月無料の特典も受けられますから、Fire TVをはじめAmazonをよく使っているユーザーには親和性が高いサービスであるのも事実です。
画質は高画質と軽量版から選べる
FODの再生画質は、高画質と軽量版の2つから選択可能。軽量版は再生がスムーズですが360p程度の画質(1時間で最大150MBのモバイルデータを消費)、また高画質は480p~720p(HD)相当の画質(1時間で最大400MBのモバイルデータを消費)とみられます。ただし、古いドラマ作品などの画質はそれなり、といえます。
なお、パケット通信量を抑えるためにWi-Fi接続時にのみ動画を再生する設定にしておくと、Wi-Fiが切断された際に再生が中断されるので安心です。次回再生する際には、中断した箇所から始まり、煩わしさがありません。
再生画面のUI
FODプレミアムにAmazon Pay(Amazonアカウント)で初回会員登録すると無料トライアルが利用できます。無料のお試し期間中に、見放題作品のラインナップや使い勝手をチェックしてみてはいかがでしょうか。