- 高精度・最短間隔の雨雲観測システム"XRAIN"を採用した雨雲レーダー
- 直近5日間は3時間ごと、15日先まで見られる天気予報
- 平年と比べたデータも表示する豊富な気象統計データベース
- 災害時に役立つ「危険度分布」
高精度・最短間隔の雨雲観測システム"XRAIN"を採用した雨雲レーダー
「アメデス〜XRAIN(XバンドMPレーダ) 」は、国土交通省が運用する高精度の雨量観測システム“XRAIN”をもとにした雨雲レーダーがチェックできる天気予報アプリです。現在、iOS版のみとなっています。
XRAINは最新のXバンドMPレーダなどによる気象観測網で、従来のレーダと比較して非常にきめ細かく・短い時間間隔で雨を観測することができ、ほぼリアルタイムで配信が可能。このため「アメデス〜XRAIN」では、数ある天気予報アプリの中でも最速クラスで雨雲情報を取得できます。
画面下の更新ボタンをタップすれば、1分ごとに更新された雨雲の様子が表示されます。雨量の測定精度も高く、ゲリラ豪雨の早期発見で力を発揮するでしょう。
ただ注意したいのは、雨雲の今後の移動経路は予測が難しいという点。あくまで現時点の空の様子でしかなく、近くに雨雲が見えるなら自己判断で対策する必要も出てくるでしょう。
表示する地図の種類は標準地図、航空地図、航空地図の上に河川や県境が示されたハイブリッド地図の3つから選択できます。画面左上の地図マークから変更してください。
直近5日間は3時間ごと、15日先まで見られる天気予報
もちろん、雨雲レーダーだけでなく毎日の天気予報もチェックできます。
画面左上のメニューボタンを開き[天気予報]から、県の主要都市の細かい天気予報が確認でき、直近5日間は3時間ごとの予報が、6日後からの10日間は1日ごとの天気予報が表示される仕組みです。
平年と比べたデータも表示する豊富な気象統計データベース
メニューボタンから[気象統計データ]をタップすると見られる
気象に関するデータも一通りチェック可能。例年に比べた気温の変化や積雪量などの統計データなどが取得できるので、気候の影響を大きく受ける事業に携わる人にとっても重宝しそうです。
災害時に役立つ「危険度分布」
メニューボタンから[危険度分布]をタップすると見られる
大雨や土砂災害、洪水などに対する警報が出たタイミングで「危険度分布」の地図を拡大すると、自分の住んでいる地域の危険度が一目瞭然。「危険度分布」では30分後までの天候の変化を予測してくれるので、分布図の動きを再生して見るのも可能です。
言語がほとんど英語で設定されてますが、大きなカテゴリーは日本語で書かれているうえに、記号や色の変化で可読性を高めているので、問題なく情報を取得できるでしょう。
iOS版アプリ(バージョン2.6.4)で検証し、レビューしています。