本記事では、2012年当時の仕様に基づいてViberの使い方を解説しています。現在は大幅に異なる仕様となっていますので、詳しくは下記公式サイトを参照してください。
Viber(バイバー):楽天グループの無料通話&メッセージアプリ
話題の無料通話アプリViberは、初回に行う認証に手間取ったり、すべて英語なので使い方が不安という声をよく聞きます。そこで、最初の登録(認証)方法から基本の使い方まで、ステップごとにわかりやすくまとめました。
Viberって、どんなアプリ?
Viberは、Viberアプリをインストールしたスマートフォン間で、無料の通話とテキストメッセージの送受信を可能とするサービス。
3G回線でもWi-Fi回線でも利用でき、最初の登録認証さえ済ませれば以後ログインの必要もなく、無料(パケット代はかかる)で通話やテキストチャット、SMSを楽しめます。
Viberをインストールすると、端末のアドレス帳と同期されます。この時、誰がViberユーザーであるかをロゴ表示によって示してくれるので、誰と通話ができるのかすぐにわかります。もともとiPhone版でも大人気のアプリなので、すでに使っている人も多く、キャリアや端末の隔てなく利用することができるというわけです。
ただし、本アプリは連絡先情報の読み取りなどを許可しなければならず(暗号化はされているが、アドレス帳の情報をViberのサーバーにアップしている)、プライバシー保護の観点から懸念の声もあります。リスクを考慮したうえで、インストールするようにしましょう。また、iPhone向けではViberアプリを日本語化する方法もあるようですが、Android版では7月13日現在、日本語化はできません。
Viberアプリの概要とダウンロードについては、下記のリンク先をご参照ください。
まずは最初の登録(認証)をしよう
アプリのインストールが済んだら、アイコンをタップしてViberを起動します。すると、上の画像のような画面になるので、[Continue]のボタンをタップして進みます。
アドレス帳へのアクセスを許可する
Viberは端末のアドレス帳(電話帳)にアクセスするアプリなので、それを尋ねてきます。[OK]をタップして、アクセスを許可します。
自分の電話番号を登録する
右のような画面になり、上の欄は[Japan(+81)]と自動で設定されます。
続いて、下の欄には自分の端末の電話番号を入力します。最初に国番号が付いているので、最初の0は不要です。例えば「090-1234-5678」という番号なら、「9012345678」になります。
入力が済んだら、[Continue]をタップします。
アクセスコードを取得する
これにより、ドコモとソフトバンクのユーザーには通常、右のようなSMS(ショートメッセージサービス)が届き、アクセスコード(この例では、3104という数字)が知らされます。
このコードは、次に行う認証に必要になるので、覚えておいてください。
またauユーザーの場合、海外SMSに非対応のためかSMSは届かず、電話でアクセスコードを聞く必要があります。非通知の電話または右の画像のような番号などから電話がかかってきます。
自動音声(英語)でアクセスコードを告げられるので、メモをとるか忘れないように聞き取りましょう。
具体的には「Hello, welcome to viber. Your access code is three(3), one(1), zero(0), four(4).」というように、4ケタの番号を2回読み上げてきます。
コードを入力して認証を行う
アクセスコードが取れても取れていなくても、右の画面になります。コードが取れている人は、入力欄に入力して[Enter Viber]をタップすれば、認証は完了です。
SMSが送られてこない場合
さて、ある意味ここからが本題かもしれません。実は、SMSが届かずアクセスコードが取れない人が少なくない模様です。
主な対策は以下のようなものが考えられますので、検証してみてください。
SMS受信を制限している設定を解除する
フィーチャーフォンを使っていた時などにSMS受信拒否設定にしており、そのまま忘れていたというケースも多いようです。
下記のリンク先の情報を参照に設定を確認し、受信拒否になっていれば解除してみましょう。
Viberに電話通知をよこすように催促する
auユーザーおよび1分以上経ってもSMSが届かない人(受信拒否設定は解除されているのが前提)は、次の方法を試してみましょう。
右の画面を見てください。アクセスコード入力画面の最下部にある[click here]という小さいリンクをタップし、ブラウザでリンク先ページに飛びます。
すると、右のような画面になるので、聞き取れる言語(日本語はないので英語が無難)を選択し、黒い[Get Code]のボタンをタップ。
これで、Viberにアクセスコードを催促したことになります。
右のような画面になった後、しばらくすると自動音声案内(電話)がかかってくるはずです。もし自動音声案内が来ない場合は、Viber側の混雑などの問題も考えられますので、気長に待ってみるしかなさそうです。
また、1つ上の画面のステップで、[Get Code]タップ後にエラーメッセージが表示された場合は、24時間後に同じ作業をもう一度試してみてください。
ちなみに筆者の経験(ドコモ)では、この一連の作業を行ってから約30時間後にSMSが届きました。アプリオ編集部内でもコード取得には個人差がありました。
Viberアプリの基本的な使い方
アクセスコードが認証されたら、晴れてViberユーザーです。今後はIDやパスワードの登録なども含め、面倒なログイン作業は必要ありません。Viperのアプリを起動すれば(基本的に常に動作している)すぐに使うことができます。
では早速、このアプリの肝である「電話のかけ方・受け方」「テキストチャットのやり方」について、解説していきましょう。
Viberで電話をかける・受ける
まずは電話をかける相手を探しましょう。アプリを起動したら、右の画像のように、メイン画面下部の左から2つ目にある[Contact]のタブをタップします。
すると、アドレス帳の一覧が表示されますが、Viberユーザー(つまり、Viberで無料電話をかけることができる相手)には名前の右側に「Viber」のロゴが表示されています。この表示のある連絡先のなかから、電話をかける相手を決めてください。
なお、画面上部にある[Viber]のタブをタップすれば、Viberユーザーだけに絞り込まれて一覧表示されるので、こちらのほうが相手は探しやすくなっています。
電話をかける相手をタップすると、右のような画面になります。
ここで、1番上の「Call Viber」のタブにある[Free Call]のボタンをタップすれば、すぐに電話がかかります。
相手がViberアプリを起動していなくても着信します。その逆もしかり。
発信中は右のような画面になります。相手が不在の時などは、下部にある[End Call]をタップすれば発信終了します。
通話中は、保留[Hold]やミュート[Mute]、ハンズフリー[Speaker]など、一通りの機能が備わっています。
[Switch to GSM]とは、現在Viberで通話中の相手へ通常の電話でかけ直すものです。通話状態があまりよくない時などに使えるかもしれませんね。
また、相手の画面には、右のように着信表示されます。左下のグリーンの受話器マークを右へフリックすることで、電話に出ることができます(当たり前ですが、これがこのまま、自分が着信した時の電話の受け方となります)。
Viberでテキストチャットをする
テキストチャットは、(3つ上にある)電話をかける相手を決めた時の画面で、[Free Message]をタップして始めることができます。
あるいは、アプリ起動後、画面下部に5つ並ぶタブのうち右から2番目にある[Message]のタブをタップすると、右のような画面になります。ここで、中央の[Compose]を押します。
すると、Viberユーザーが一覧ソートされた画面になるので、チャットメッセージを送りたい相手を選びます。これは、電話をかける相手を選ぶ時と同じ操作です。
右のような、テキストチャットを入力する画面に移ります。
入力欄にメッセージを入れて[Send]ボタンをタップすれば、相手にメッセージを送れます。シンプルです。
チャットは右のような形で、やりとりをしていくことができます。自分のメッセージには色がついて表示されます(なお、Viberでは1対1のチャットのみが可能で、グループチャットには非対応)。