エフェクト、ズーム、シャッターなどで比較する
Android 有料カメラアプリ トップ3比較(2011/2/15時点) | ||||||||
評価数 | 評価平均 | アプリ名 | エフェクト | シャッター | ズーム | フォーカス | 画質・画素 | 保存・共有 |
9711 | 4.5 | Vignette | A | A | B | B | B | B |
4313 | 4.5 | Camera ZOOM FX | B | B | A | C | B | B |
2529 | 4.0 | Camera 360 Ultimate | A | B | C | B | A | A |
※評価の見方 A:非常に優れている/B:有料の価値あり/C:有料にしては微妙
※数値はアンドロイドマーケットより引用
2011年2月15日現在、アンドロイドマーケットでダウンロードできる有料カメラアプリを評価数順に調査すると、1000以上の評価数を獲得しているアプリは、Vignette、Camera ZOOM FX、Camera 360 Ultimate、Camera fun proの4つだけ。いずれも評価平均(星)は4.0以上で、これらがいわば、有料カメラアプリのトップ3と呼べるものでしょう。
(Camera fun proのみ、他の3つに比べて、価格がとても安く、搭載機能も少なめであるため、今回の比較対象からは除外しました)
カメラアプリの機能といえば、エフェクト、ズーム、フォーカス(ピント)、画質、保存や共有といった機能を拡充してくれること。使用する端末のスペックに左右はされますが、今回はそれらの観点から各アプリをA(非常に優れている)、B(有料の価値あり)、C(有料にしては微妙)の指標による独断で評価してみました。
Vignette
エフェクトの数は最強
無料版(Vignette demo version)と同様に、エフェクトが約90種類、フレームが約70種類なうえに組み合わせ可能という、驚愕のバリエーション。全部はきっと、使いきれないかもしれません(笑)。エフェクト・フレームの数では最強のアプリです。
撮影すると、上の画像のように、設定しておいたエフェクトなどの加工が施されたプレビュー画面になりますが、Vignetteではこの時点でエフェクトの変更ができます。撮ってみたけれどイマイチだったという場合でもサクっと変えられるのは、ポイント高し。たくさんの機能を楽しむには、こうした使い勝手のよさも大事ですね。
ズーム・シャッター・フォーカスは?
Shooting(撮影モード)は、以下のようになっています。
Normal(ノーマルモード)
Fixed focus(フォーカス調整)
Blind(スクリーンをファインダにしない)
Fast shot(シャッタータイムラグ短縮)
Steady shot(手ぶれ防止モード)
Self timer(セルフタイマー)
Time lapse(低速度撮影)
Strip、Grid(構図をとるための補助線)
Double(2枚撮って重ね合わせる)
無料版と同じく、 Fast shotの機能が備わっており、やはりシャッターが切られるまでのタイムラグは他アプリに比べて一番短いのではないかと感じられます。その分、オートフォーカスも甘くなるかと思いきや、ピントが合わないということはありませんでした。
また、DoubleやTime lapseなど、ユニークな機能も備えており、ひと味違った写真が楽しめます。
撮影時(横位置)は、右側に縦に並んでいる上から、エフェクト&フレーム、画像サイズや保存場所、露出・シーンなどの選択、フラッシュの有無、撮影モードの各種設定を行います。設定後、画面をタップすると、右上に赤いボタンが出現するので、これをタップしてシャッターが切れます。一連の操作性は快適です。
さらに、左側の「Zoom」をスライドすると、黒枠によってファインダーが狭まったり広がったりして、ズームのインorアウトのイメージを反映しますが、ファインダーの画面が実際に大きくなるわけではないので、ちょっと想像しにくいかもしれません。
画質、保存先などの使い勝手◎
有料版の無料版との違いは、より大きな画像を保存できることです(無料版だと最大が0.05メガピクセル、有料版だと最大が3.1メガピクセル)。また保存先も、デフォルトのカメラフォルダをはじめ、SDカード、Vignetteフォルダ、DCIMフォルダなどから自由に選べ、とても便利になっています。
- バージョン:2011.01.17.1
- 価格:$3.96
- 使用機種:Galaxy tab、Xperia
- OS:Android 2.1、2.2
- 調査日:2011年2月15日
- デベロッパー:neilandtheresa
Androidマーケットからダウンロード
(スマートフォンならタップも可)
Camera ZOOM FX
多彩なエフェクトが分かりやすく
起動すると、nomal camera(ノーマル)、colorFX(色味など)、mirrorFX(ミラー系)、artFX(描画などアート系)、distortFX(ゆがめる)、frameFX(フレーム)といった6種類のエフェクトカテゴリから選んで撮影できます。それぞれのカテゴリにはさらに7〜9種類のエフェクトが用意されているので、全部で約40ものエフェクトが楽しめます。
また2番目の画像のように、「こんな感じの写真が撮れるよ」と言わんばかりに、エフェクトごとのサムネイルがついており、どんなエフェクトなのかがあらかじめ分かりやすくなっています。
ここでは例として、エフェクトはdistortFXのFish Eyeを選択しました。すると上の画像のように、撮影ファインダーの右側の列の最上段のFX(エフェクト)の項目にFish Eyeが表示されました。
その下のBuddyは写真のスキン(フレームのようなもの)を選べます。スキンはアンドロイドマーケット上で配布されており、無料でダウンロードして追加することができます。
さらに下がって、Hard wareでは、フォーカス、ホワイトバランス(露出)、フィルター、階調の落差などが設定できます。フィルターとホワイトバランスに関しては、選択したフィルターがファインダー上にも反映されるので、イメージが湧きやすいです。
ズーム・シャッター・フォーカスは?
Shootingは手ぶれ補正やセルフタイマー、連続撮影が設定できます。「Burst Mode」はゴルフのスイングを撮れるほどではありませんが、1秒程度の間隔で連続してシャッターが切られるので、ちょっとした動きのある対象の撮影に適しています(間隔を0秒に設定時)。
なお、通常撮影のシャッタータイムラグは、可もなく不可もなく。デフォルトのカメラアプリよりは速いですが、Vignetteなどに比べるとやや遅いように感じられました。
ズームは上の画像のゲージの部分をスライドして調節します。今回のレビューに使用したGalaxy tab(2.2)ではファインダー上でズームが反映されませんでしたが、Xperia(2.1)ではスムーズに反映されて、対象がズームインorアウトされて見えました。やはり、実機のようにズームされる機能は素晴らしいですね。
さて、このアプリの数少ない弱点かもしれないのが、フォーカスの甘さです。設定の仕方や機種、その他の条件によって異なるのかもしれませんが、Galaxy tab、Xperiaともオートフォーカスではピンぼけ写真になってしまいました。アンドロイドマーケットでのレビューにおいても、Xperiaで同様の症状が現れている方もいるようなので、もし改善すべき点があれば今後に期待したいところです。
画質もよく、保存先も幅広くて便利
撮影すると、上の画像のように保存はもちろんのこと、ワンタッチで共有したりアップロードしたりすることができます。中央の「Add FX」は、この時点からエフェクトを変えることができる、Vignetteと同じような機能です。
Vignette同様、こちらも最大3.1メガピクセルのサイズで保存できます。画像のクオリティなどもあらかじめ細かく設定できるので、重宝します。
保存先は、デフォルトのカメラフォルダ、またはCameraZOOMフォルダを選べます。さらに、撮影した日付のフォルダをCameraZOOMフォルダの中に作ってそのフォルダ内に写真データを保存できる機能も備え、これも大変便利です。
- バージョン:2.6.2
- 価格:$4.78
- 使用機種:Galaxy tab、Xperia
- OS:Android 2.2、2.1
- 調査日:2011年2月15日
- デベロッパー:androidslide
Androidマーケットからダウンロード
(スマートフォンならタッチも可)
Camera 360 Ultimate
エフェクトの効きが優れている
こちらもエフェクトの数、質ともに充実したアプリ。上記のような6つの撮影モードがあります。基本的にはいずれも、エフェクトとフレームに関して機能強化するものです。
Effect(エフェクトモード)
Scenery(フレームを選べる)
Funny(変わったエフェクト)
Tilt-shift(ミニチュア模型風)
Color-shift(特定の色を残したりなくしたりできる)
Normal(ノーマルモード)
上の画像は「Effectモード」のエフェクト選択画面ですが、全部で11種類のエフェクトが用意されています。そのほか、「Funnyモード」に11種類、「Normalモード」にも5種類のエフェクトが備わっています。いずれもサムネイル付きでどんなエフェクトなのか一目瞭然の親切なつくり。
「Sceanery」モードは、豊富に用意された「フレーム」をセレクトし、その中に写真を収めて楽しめます。無料版(Camera 360)の時はダウンロードできなかったテンプレートが、有料版のこちらではすべて使うことができました。
また、「Tlt-shiftモード」は、一部分だけにピントを合わせ、それ以外の部分をピンぼけさせることによって、ジオラマ風の写真が撮れます。今回はいい作例が撮れませんでしたが、対象によっては写真に非常に迫力が出る機能でしょう。
唐突ですが、筆者はこのアプリの「Color-shift」モードがとても気に入っています。機能については、無料版(Camera360)のランキング記事でも触れていますが、特定の色以外をモノクロにして、非常に印象的な写真を撮ることができるのです。色を操れるので、様々なシーンに応用できるエフェクトだと思います。
さて1番目の画像では、ビールの金色を選択色に指定して、これ以外の色を取り除くように設定。すると、2番目の画像のようにきれいにビールの色だけが残りました。「プレミアムモルツ」のCMまでにはいきませんが、あまり不自然さはないはず。これだけ簡単な操作でこのクオリティのエフェクトを出せるのは、さすがです。
ズーム・シャッター・フォーカスは?
撮影画面では、豊富なクイック設定が配備されています。上の画像の上部にあるマーク一覧の左から、シャッター音(ただし消音されませんでした)、サイズ変更、ホワイトバランス設定(露出)、タイマー、接写、フォーカスモード、フラッシュ、手ぶれ防止などが調節できます。設定までたどり着きやすい設計ですね。また、日本語に対応しているアプリなので、設定で迷うことはほとんどないのが嬉しいところ。
画像のカメラマークをタップするとシャッターが切られます。シャッターは消音こそうまくできませんでしたが、タイムラグもまずまず短く、フォーカスもしっかりしています。また、接写の設定があるのも、花などの撮影には重宝するのではないでしょうか。
唯一残念なのは、ズーム機能がないところ。他の2アプリはズーム搭載なので、そこだけは悔やまれます。
保存サイズもいろいろ選べて共有もラク
前出の2つのアプリ同様、撮影後のプレビュー画面からは保存も共有もワンタッチでできるようになっています。
また、写真サイズはTilt-shiftモード以外、800×600、1024×600(ワイド)、1600×960(ワイド)、1600×1200、2048×1232(ワイド)、2048×1536が用意されており、エフェクトのかかった写真も高画質で保存できる環境が整っています(撮影時はファインダーの枠もサイズに合わせて変化します)。
設定も日本語で分かりやすいです。保存場所もデフォルト(日付別、画像別も選べる)、Camera360フォルダ(日付別、画像別もあり)の6つから選択できます。エフェクトをかけた場合には、元画像も保存してくれる設定があるなど、保存機能の充実度は際立っているといえるでしょう。
- バージョン:1.5.10
- 価格:€2.68
- 使用機種:Galaxy tab、Xperia
- OS:Android 2.2、2.1
- 調査日:2011年2月15日
- デベロッパー:mAPPn,Inc.