おすすめのポイント
- インストールしているアプリのアクセス権限をチェック
- アプリ名順、リスク順などにソート可能
- 大まかに権限によるリスクを解説してくれる
- Androidマーケット外でインストールしたアプリのチェックも可能
Androidアプリ レビュー
インストールしているアプリが持つ権限をチェック
tSpyCheckerは、スパイウェアとして動作するようなAndroidアプリの発見を助けてくれるアプリだ。
Android Market(Google Playストア)からアプリをインストールする際に、必ず「アクセス許可」という項目の確認を求められる。アクセス許可には、そのアプリがどのような機能にアクセスする権限を持っているのかが表示される。
だが、よく確認しないでインストールしてしまった場合や、忘れてしまった場合などは、tSpyCheckerを使えば、そのアプリが持っているアクセス権限を確認することが可能だ。
tSpyCheckerを起動すると、インストールしているアプリの一覧が表示される。一覧では、アイコンで、そのアプリがどのような権限を持っているのかが分かるようになっている。
また、メニューボタンから、ソート機能を呼び出すことで、アプリ名順、更新日順、リスク順に並べ替えることが可能だ。
リスクの解説も
アプリをタップすると、そのアプリが持っている権限によって、どのようなリスクがあるのかを簡単に分かりやすく説明してくれる。
「分析」は、そのアプリが悪意のあるアプリだった場合に、どのようなリスクがあるのかを大まかに教えてくれる。
「詳細説明」は、そのアプリがアクセスできる情報や機能を挙げると共に、リスクも教えてくれる。
「権限」は、そのアプリのパーミッション一覧を表示。各パーミッションをタップすると、どのような権限なのかを簡単に教えてくれる。
あくまでリスクの把握に使おう
tSpyCheckerは、セキュリティアプリと違って危険なアプリを自動的に検出する機能はないし、アプリを駆除することもできない。あくまで、インストールしているアプリが潜在的に持っているリスクを把握するためのアプリだ。
リスクがあるからと言って、そのアプリを一切使わないといった極端な対応をするのは難しい。リスクフリーな権限では、便利な機能のほとんどが使えないからだ。
ユーザーはリスクと利便性のバランスを取りながら、上手にアプリを選んでいく必要がある。
そのために、ユーザーがリスクを把握するのに便利なtSpyCheckerがきっと役に立つだろう。