おすすめのポイント
- 様々なエフェクト等をかけて動画を撮影する
- フィルタ4種、エフェクト4種、マスク2種が楽しめ、組み合わせもOK
- 通常速度に加え、1.33倍速の録画もできる
- 設定はワンタッチで簡単
- エフェクトによっては動画容量が大きくなるので注意
Androidアプリ レビュー
エフェクトと速度を自在に操って動画を録る
Videocam illusionは、ムービーに自在にフィルタやエフェクトをかけながら撮影が行えるアプリだ。様々なエフェクト等をかけられる「カメラアプリ」は多く存在するが、動画にこれが自在にできるものは非常に少ない。しかも、録ったムービーに後からエフェクトをかけて編集するのではなく、撮影時もエフェクトがかかったプレビュー画面を見ながら録画できるので、直感的でわかりやすい。操作も上の画像の左下にある星のマークから設定を呼び出して、それぞれ選ぶだけ。
フィルタ[Filter]は、mono(モノクロ)、pencil(線画タッチ)、thermal(サーモグラフィのようなタッチ)、x-ray(X線のようなタッチ)の4種から選べる。エフェクト[Effect]は、fat(膨らんだ感じ)、mosaic(画面が分割される)、light tunnel(集中線のような感じ)、pinch(ゆがんだ感じ)の4種が用意されている。さらに、マスク[Mask]はcork board(コルクボードに動画がはめ込まれたイメージ)、bricks(レンガ壁の背景のイメージ)の2種がある。
もちろん、ノーマルモード(noneの表記)もそれぞれに含まれる。そしてなんと、これらを組み合わせることもできてしまうので、全部で75通りのムービーが楽しめる計算になる。
1.33倍速ムービーの面白さ
このVideocam illusionのすごいところは、ユニークなエフェクトムービーを自在に撮影できるだけではない。撮影スピードも変えられ、1.33倍の速度で録画が行えるのだ。
方法は簡単。上の画像の[Speed]のタブから「fast(1.33x)」を選択しよう。これで約1分の動画を撮影した場合、再生してみると1.33倍のスピードで約45秒ほどの動画になる(当然、録っている時は通常のスピード)。1.33倍というと地味に聞こえるかもしれないが、被写体の動きがあれば、かなりコミカルなイメージを楽しむことができるはずだ。
多くの機能を搭載するムービーアプリだが、気がかりなのは録画した動画の容量。エフェクトによっては、数十秒の動画でも10MBくらいの容量になるので、SDカードに保存でき、画質はキレイに残せるとはいえ、長時間の撮影には注意が必要かもしれない。