おすすめのポイント
- 大ヒット書籍「震災時帰宅支援マップ 首都圏版」のアプリ
- 交通機関が断たれた際の安全な徒歩帰宅をサポート
- 自宅や会社など5つまで目的地を登録でき、ルートをガイド
- 地図データをSDカード保存し、通信が不可能でも使える
- 皇居を中心に半径30kmの範囲を収録
いざ歩いて帰らねばならない時の地図アプリ
昭文社発行の大ヒット書籍地図「震災時帰宅支援マップ 首都圏版」が、Androidでもアプリ化した。震災などで交通機関がマヒした際、自宅まで歩いて帰るための地図・情報を収録している。
自宅等の住所を目的地設定(5カ所まで登録可)すると、GPSによる現在地や帰宅方向、帰宅支援ルート、残りの距離、歩いてきた道のりの軌跡などを自動で地図上に表示し、指示される方向に歩くことで迷わずに帰宅できるというものだ。
8月22日に発売された、上記書籍の最新版と同じ地図データを採用。「震災時対応マニュアル」など、帰宅支援だけにとどまらない実用的な内容も収録されている。
徒歩帰宅に役立つ情報も満載
地図の収録範囲は、皇居を中心とした半径30km範囲(それ以外にも一部掲載されている場所もあり)。地図は、20万分の1の首都圏マップ、3万分の1の都心部マップ(およそ山手線内)、索引図・帰宅支援ルートマップの3種類ある。
索引図には、東京都選定の帰宅支援対象道路(蔵前通り~千葉街道/水戸街道/日光街道/北本通り~岩槻街道/中山道/川越街道/青梅街道~新青梅街道/井の頭通り~五日市街道/甲州街道/玉川通り~国道246号線/中原街道/第一京浜/第二京浜)および隣接各県の緊急輸送路をもとに、独自に選定したルートが色分けして示されている。
また帰宅支援ルートマップには、上記の各帰宅支援対象道路に沿った地図を掲載。進行方向を上にしているため、歩く方向そのままに地図が展開して分かりやすい。
災害時に水・トイレ・情報などを提供する「帰宅支援ステーション」、支援体制がとられるガソリンスタンドやファストフード店、コンビニエンスストアなども収録し、危険箇所や休憩場所も表示されていて心強い。
例えば、都心部の会社から郊外の自宅まで帰るのであれば、都心部マップや首都圏マップを見ながら帰宅支援対象道路までたどり着き、そこからは帰宅支援ルートマップを参考に自宅方面へ向かうルートを歩いていくーーというのが、一般的な使い方だろう。
目的地と現在地を直線で結んだガイドラインが常に表示されるので、道路環境などが変化していても大まかな目安にできる。
通信回線が断たれても使える
このアプリでは、地図データをSDカードに一括ダウンロードして格納しておくオフラインマップのため、容量の心配も少なく、通信回線が使えない事態や電波の圏外でも地図が利用できるのが強みだ。
