おすすめのポイント
- 緊急地震速報とほぼ同等の情報を受信可能
- 震源や予想最大震度、マグニチュードをリアルタイム通知
- 地震の詳細情報を地図上で表示
- 震度やマグニチュード、震源地からの距離による通知条件の設定も可能
おすすめのポイント
Android端末で緊急地震速報の内容を受信できる
3月11日に発生した東日本大震災以降、いまだ大きな余震が断続的に続いており、「緊急地震速報」へのニーズが高まっている。が、残念ながら、スマートフォンでは緊急地震速報に対応している機種は少ない。海外メーカー製はすべて非対応で、アンドロイド端末で対応しているのは「IS03」「IS05」「REGZA Phone IS04」だけだ。
ところが、そんなアンドロイド端末でも緊急地震速報とほぼ同等の情報を受信することができるようになるアプリが、この「なまず速報β」だ。
ほぼリアルタイムで通知
なまず速報βを起動すると、ステータスバーにアプリのアイコンが表示されて、地震情報の待ち受け態勢に入る。また、これまでに発生した地震の場所と時間、震度が一覧表示される。
タップすると、震源地がマップで表示されて、震源の深さやマグニチュード、最大震度などの詳細情報を見ることができる。
そして、このアプリの最も役立つ機能が「プッシュ通知」。実験的な機能ではあるが、これによって、震源地、マグニチュード、予想最大震度といった緊急地震速報と同等の情報を、ポップアップでほとんどリアルタイムに受信することができるのだ。設定画面で「プッシュ通知」にチェックを入れれば、この機能が有効になる。
ただしこのアプリ、ガラケーなどがハードウェアとして対応している緊急地震速報とは、速報を受ける仕組みが異なる。このため、アプリを常駐で起動しておく必要があり、通知は電波状態やネットワークの混雑状況などにも影響を受けることを念頭においておきたい。
震度などで通知条件を設定可能
これに加えて、速報を受ける条件を、震度やマグニチュード、震源地からの距離などで決めたり、通知方法(バイブの有無)や音、マナーモードの一時的な解除を設定することが可能だ。
あまり小さな地震でアラームが鳴り響くのを避けることができたり、必要な情報だけ受信できる、きめ細かい設定も充実したアプリである。