スマートフォンを清潔に保ちたい人は必携
筆者はこれまで、Android端末のタッチパネルに付着した汚れを、ティッシュで拭いていました。しかし、ティッシュやハンカチで手入れしても、指紋や皮脂汚れがピカピカにならない場合も多く、何かいい方法はないかと思っていたところ、スマホクリーナーの存在を知りました。
スマホクリーナーは、スマホのタッチパネル式画面をやさしく拭き取って清潔に保つもので、様々な商品があります。なかでも、小林製薬の「スマートフォンふきふき」や、東レの「スマートフォントレシー」は、これまでに実績のある類似商品の技術をスマホ向けに最適化したもの。実際にどのくらい使えるのか、レビューしてみました。
スマートフォンふきふき(小林製薬)
小林製薬らしい、わかりやすいネーミングです。9月から12枚入り定価210円(税込)で発売されています。スマホの液晶画面に付いた指紋や手垢、皮脂、ファンデーションなどの汚れを、軽く拭くだけですっきりと落とす速乾性のウェットティッシュです。1994年に発売した「メガネクリーナふきふき」の技術を応用しています。
まず、1枚1枚個包装になっているので、携帯しやすいと感じました。袋を開けると、ツンとしたアルコール臭がします。揮発性の高いイソプロピルアルコールを使用しており、使用後のから拭きが不要。液晶画面との密着性もよく、2〜3回軽く拭うと汚れはきれいに消えます。
アルコール臭が強めで、製薬会社が作っているということもあり、衛生的に使えそうな印象を持ちました。実は便座よりも不潔、と言われる携帯電話。どの程度の効果があるかはわかりませんが、時にはこれで拭き取って除菌したいという気分にさせる商品です。下記リンク先のほか、全国の薬局、スーパー、ホームセンター、コンビニなどで販売されています。
スマートフォントレシー(東レ)
化学繊維メーカーの東レから、素材に超極細繊維を使ったスマートフォン用のクリーニングクロスが定価525円(税込)で発売されています。すでにメガネ用で1986年からある同社「トレシー」シリーズのラインナップに加わった格好。メガネ用がポリエステル100%なのに対し、スマートフォントレシーはナイロン繊維が20%含まれ、厚めで柔らかい生地で拭きやすいです。
特に洗剤や水などを使わなくとも、ミクロの繊維が皮脂などの汚れを包み込んでかき取り、軽く何度か画面をから拭きするだけできれいに落ちます。また、洗濯することでクリーニング性能が回復するので、繰り返し何度でも使えるのが嬉しいところ。画面と背面の両方を一気に拭ける150ミリ×150ミリのサイズとなっていますが、実際は折り畳んだほうが拭きやすく、個人的にはもう少し小さくてもいいのではと感じました。
とはいえ、エレクトロニクス分野などのクリーニング用途で長く実績もあるトレシーの技術を、使い捨てではなく何度も使えるのは魅力的。カラーも、ブルー・ベージュ・チャコールグレーの3色からお好みで選べます。頻繁に画面を拭きたい人には、こちらがお勧めです。下記リンク先のほか、全国の家電量販店やコンビニなどで販売されています。