バッテリー対策に「ポケットチャージャー」

スマートフォンの弱点の1つが、バッテリー持ちの悪さ。長時間充電できない時などはやっぱり心配になります。そんななか、安価で大容量の外部バッテリー「ポケットチャージャー01」が登場しています。持ち歩きやすいサイズで多くのAndroid端末に対応する、とりあえず持っておいて損はない1台です。

外部バッテリーというスマホの強い味方

 夏も真っ盛りとなり、これから旅行などに出かける予定の方も多いでしょう。そんな時、頭を悩ませるのがスマホのバッテリー問題
 アプリオでは過去、「バッテリーを長持ちさせるには」という記事で消費バッテリーの節約面から対策を解説していますが、今回は電池切れになりそうな時に備えてどこでも充電できるオススメの外部バッテリーを紹介します。

 その外部バッテリーとは、7月7日にNTTドコモから発売されたスマートフォン向けモバイル充電器「ポケットチャージャー01」。
 リーズナブルな価格、必要十分なバッテリー容量、持ち歩きやすいサイズ、多くの対応端末など、その魅力は多岐にわたります。

お手頃な値段で買える“eneloop”ベースのバッテリー

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ポケットチャージャー01の一式

「ポケットチャージャー01」はドコモショップで購入できます。発売当初は売り切れているショップも多かったようですが、筆者が買いに行った8月初旬にはすんなりと買い求めることができました。

 価格は、microUSBケーブルを同梱して1,890円(税込)。ドコモポイント(1,800P)を利用して交換も可能です。同容量の他の外部バッテリーが2,000〜3,000円程度と考えると、リーズナブルな価格設定ではないでしょうか。
 三洋電機の「eneloop」がベースになったものですが、ドコモの純正品扱いであり、1年間の保証がドコモショップで受けられるのもグッドです。

コンパクトながら十分な容量

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小さくても力持ちのバッテリー

 ポケットチャージャーの名の通り、ポケットに入れてもかさばらず、重さも感じないコンパクトなサイズ(約80g/高さ約41mm × 幅約70mm × 厚さ約22mm)。持ち歩くのに邪魔にならないのが、何より嬉しいところです。

 こんなに小さくてバッテリー容量は大丈夫なのかと気になりますが、ほとんどのスマートフォンを1回フル充電できる2500mAhの容量を誇っています。例えば、GalaxySⅡのバッテリー容量が1650mAhなので、「ちょっとバッテリー足りないかも」といった場合は必要十分といえるでしょう。

 筆者も先日、1泊2日の登山をしに行きましたが、山間部では電波が弱くバッテリーの消費も激しくなるため、このポケットチャージャー01を持参しました。荷物として負担になることもなく、1度は20%ほどにまで消耗したXperia(1500mAh)を約2時間で満充電してくれ、重宝しました。

バッテリー残量が把握しやすい

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最近の多くのスマホの充電端子に対応

 ポケットチャージャー自体の充電は主に、パソコンのUSBポートとバッテリー本体の入力端子を付属のmicroUSBケーブルでつないで行います。
 充電の残量は、本体の電源ボタンの横で光るランプが緑(70%以上)>橙(40%以上)>赤(40%未満)というように点灯して、わかりやすく示されます。

 本体の充電が完了したら、ケーブルで端末と接続し、バッテリー本体の電源ボタンを押すことで端末の充電がスタートします。

ドコモ以外の端末にも使える?

 付属のmicroUSBケーブルの片側はUSB-A型、もう一方はmicroUSB-B型となっており、多くのスマートフォンの充電端子と共通していることから、他社のスマートフォンでも充電ができるのではないかと推測されます。
 ただし、ドコモの純正品のため、ドコモの端末以外ではサポート等は受けられないことを付記しておきます。

 なお、本稿執筆時の8月9日現在は未発売となっているものの、同シリーズで2倍のバッテリー容量(5000mAh)を搭載した「ポケットチャージャー02」が、2011年8〜9月の発売予定になっています。
 タブなどの大容量のAndroid端末を使っている方は、こちらのほうがオススメかもしれません。