おすすめのポイント
- 日本語入力アプリ(IME)
- 連文節変換が可能
- 入力キーボードが3つあり、文字種別の設定もできる
- 固有名詞や顔文字、英単語などを予測して候補に表示
- ワンタッチ変換機能あり
Androidアプリ レビュー
多彩なキーボードタイプ
IME(Imput Method Editor)とは文字を入力するときに使っている漢字変換システムのことで、スマートフォンの基幹機能だ。アンドロイド端末ではこのIMEを自分好みに入れ替えることができる。
この「FSKAREN」には、「10キー(ケータイのボタン配置)」「QWERTY(パソコンの配置)」「手書き」という3つの入力キーボードが用意されている。これらは、かな漢字・英字・数字それぞれの文字種で個別に設定しておくことが可能で、切り替えるときもフリック1回でOK。さらにスマホを横画面にしたときのキーボードタイプもまた別々に設定することができる。
入力方法としてはフリック入力、トグル入力、2タッチ入力があり、併用も可能。フリック感度の調整もちゃんと設定項目に用意されている。動作は軽く入力時にストレスを感じることは特になかった。もちろん手書きキーボードを使用する時は指先での手書き入力となる。
英字QWERTYキーボードの各キーには記号も割り当てられており、フリック入力ができるため、アルファベットと記号を同一画面で入力できてなかなか便利だ。
“カーソルキーボード”を搭載
少し用語がややこしくなるが、入力するキーボードとは別に、カーソルを上下左右に矢印で移動させられる“カーソルキーボード”を搭載しているのも特長の一つだ。これを呼び出すことで入力した部分の選択やコピー・切り取りなどを楽に行える。
他にも色んな機能が
かな漢字入力時にキーボードを下から上に素早くフリックすることで“ワンタッチ変換機能”が使える。フリック入力時は右端のEnterボタンから上方向にフリックしてみよう。癖があり精度もあまりよくないが、使い込めばかなり早く入力・変換することができる。
またスケジュールアプリ『Refills for Android』と微妙に連携する機能もある。こちらは予定入力に最適な語を提供してくれるぐらいで、今のところ大したことがない。
キーボードの色は設定項目から選べるようになっている。10色もあるので自分好みのものが見つかるだろう。
全般的にインターフェースが使いやすく、動作も軽快なIMEだ。
一方で、変換精度はまだ向上の余地があると感じるし、現時点では「マッシュルームアプリ」との連携に対応していないため、Social IMEその他の追加機能を利用するには『マッシュドアー』を使うほかない。今後のアップデートに期待したい。