おすすめのポイント
- 予測変換の利便性が高く、様々な分野の語彙をカバーしている
- 入力スタイルは、「ケータイ打ち」「フリック入力」「ケータイ+フリック入力」から選択
- オフラインでも利用可能
- 記号や顔文字の収録数が多め
Androidアプリ レビュー
かゆいところに手が届く、便利なIME
ついに、Googleの日本語入力アプリが登場。インストール後、キーボード設定で適用できる。
オフラインでの動作が可能で、絵文字にも対応している。入力キーボードは、「ケータイ配列」と「QWERTY」がある。「ケータイ配列」の場合の入力スタイルは、「ケータイ打ち」「フリック入力」「ケータイ+フリック入力」から選べる。英字入力のみ「QWERTY」に設定するのも可能。マッシュルームには、12月15日時点で非対応。
優れた予測変換
「1215」と入力するだけで、漢字表記のほか、「12/15」「12月15日」「12:15」「12時15分」「午後0時15分」というように日付や時刻まで変換の候補として表示される。また、 「きょう」で今日の日付、「いま」で現在の時刻が候補として表示。
数字を入力すると、その数字によく付属する言葉が候補に挙がる。「50」と入力すれば50万円が候補に。今後はもっと増えてきそうだ。
次に、予測変換の一例。「ろっぽ」と入力するだけで、「六本木駅」など地域・施設名はもちろん、「六法全書」「六本木ヒルズアリーナ」「六本木ヒルズ族」「六本木アート」など、様々な名称が候補に。
人物名も十返舎一九(「じっぺん」で候補表示)、舞城王太郎(「まいじ」で候補表示)、井深大(「いぶか」で候補表示)と、何でも出てくる印象。
そのほか、損益分岐点(「そんえき」で候補表示)のようなビジネス用語から、オワコン(「おわ」で候補表示)のようなネットスラングまで、様々なボキャブラリーをカバーしている。
記号や顔文字も充実
記号や顔文字の収録数が多く、メールやSNSなどを利用するユーザにとってはありがたい。
記号は、一般記号が72種類。半角全角が57種類。括弧罫線が63種類。矢印数字が102種類。数式単位が126種類。
一方で顔文字は「喜」「焦」「驚」「悲」「怒」に分かれている。「喜」は85種類。「焦」は48種類。「驚」は23種類。「悲」は44種類。「怒」は51種類。
ベータ版ながら、すでに完成度が高いと言えるだろう。
なお、残念ながら、現時点ではマッシュルームアプリとの連携には非対応なので、利用したい場合はマッシュドアーを使うといいだろう。