アプリ「MXHome Launcher」扉ページが斬新なホームアプリ #Android

おすすめのポイント

  • 扉となる「テーマページ」のエフェクトの質が高いホームアプリ
  • 配布されているテーマは少なめだが、どれもデザインが秀逸
  • ドロワー内のアプリの整理・ソート機能が充実
  • 最低限のカスタマイズ機能は備えるが、アプリ配置の行列数設定、ウィジェットサイズの調整、ドックバー数の変更などは行えない

Androidアプリ レビュー

「扉ページ」が斬新な新感覚ホームアプリ

android-MXHome Launcher
扉のように表示される「テーマページ」。スライドすれば、普通のホーム画面が現れる

MXHome Launcherは、精巧で質感のある3Dエフェクトが効いた「扉ページ」(「テーマページ」とも呼ばれる)が特徴のホームアプリだ。このテーマページは1枚だけでできており、左フリックで遷移すると中から通常のホーム画面が出現する。つまり、テーマページが1枚扉のようになっていて、これをテーマごとに差し替えることができるという仕組みだ。

扉ページのテーマはそれほど多くはないが、いずれも非常によく作り込まれている(端末の設定ボタン→[More Themes]で簡単にマーケットで探せる)。例えば、右の画像はデフォルトテーマの扉ページだが、3Dエフェクトの完成度の高さはもちろん、重力センサーに反応して時計が傾いたり、時計の蓋を外して設定を行うアニメーションがあったり、動作ごとに効果音があったりと、これまでのホームアプリとは一線を画すクリエイティブな感覚が楽しめる。

ドロワーは使いやすいがカスタマイズの幅は普通

カスタマイズはある程度限られる。扉ページでは、設定できるアイコンの自由度が低い。また中のホーム画面では、ワンタッチでアイコン編集・アプリ情報確認・削除などが行えるほか、ドロワー(アプリ一覧)のアイコン長押しでタスクマネージャができたり、ドックバー上のアプリ変更がOKなど一定のカスタマイズはできるものの、アプリ配置の行列数設定、ウィジェットサイズの調整、ドックバー数の変更などの細かい部分までは至らないのが現状だ。

デザインだけがウリで、カスタマイズ性は低いホームアプリと思ってしまいがちだが、実はドロワーの機能は優れている。端末の設定ボタン→[MX Preferences]→[MX UI Preferences]→[All Programs type]→[Smart]と設定してみよう。すると、ドロワー内のアプリを自在にカテゴライズできるうえ、タブ表示またはアイコン表示の切り替えや、ABC順・インストールした日付順でのアプリのソートなどが可能になり、アプリを探しやすくカスタマイズできる。なお、SDカードや本体のメモリ空き容量も、ドロワー左上の円グラフボタンから簡単に確認できるようになる。

メイン使いとしては少々物足りないところがあるが、とにかく扉のデザインが秀逸なのでテーマを替えて遊ぶのが楽しいホームアプリだ。