おすすめのポイント
- いわゆる「らくらくホン」的なホームアプリ
- ホーム画面には、日時・電話・メール・カメラ・ギャラリー・SOS・ドロワーのビッグアイコンのみを表示し、すぐ起動できるようにする設計
- 必要最低限の機能しか使わない人、視力の悪い人、高齢者などにオススメ
Androidアプリ レビュー
スマホを「らくらくホン」風にカスタマイズ
スマホを買ったはいいが、機能が多すぎて操作に四苦八苦——。高齢の方をはじめ、使う機能は通話やメール、カメラなどがほとんどなのに辿り着くまで大変、という人もいるはずだ。多機能さばかりが追求されてきたスマホで、どんな人にもやさしいインターフェイスを提供してくれるのが、このBIG Launcherというホームアプリ。
本アプリを起動すると、現在日時のほかに[電話][メール][カメラ][ギャラリー(写真閲覧)][SOS][ドロワー(インストール済みアプリ一覧)]の基本的な機能のアイコンのみがホーム画面全体に並ぶ。どれも大きく(フォントも大きい)、はっきりしたカラーリングで、一目で使いたい項目がわかるインターフェイスになっている。
緊急連絡用にもカスタマイズ
電話マークをタップすると、デフォルトの連絡帳を呼び出すか、直接ダイヤルするか、お気に入りの連絡先から選ぶか、選択コマンドが出る。お気に入りによく電話する番号などを登録しておけば、すぐにかけられるはずだ。メールやカメラ、ギャラリーなども、ワンタップでデフォルトの該当アプリが呼び出されるようになっている。ただし、メールについてはSMSだけでキャリアメールには対応しておらず、緊急連絡的な性格が強い。
特に[SOS]の項目は、一人暮らしの高齢者などを想定した緊急連絡用の機能といえる。例えば、あらかじめ送り先の電話番号を登録しておけば、[SOS]ボタンをタップするだけで自動的にその番号へ定型的なSMS(例えば、「助けて!」といったもの)をGPSの位置情報付きで送ったり、電話をかけたりといった設定も行える。
なお、[カメラ][ギャラリー][SOS]の項目は、設定から任意のアプリに置き換えることも可能だ。キャリアメールのアプリなどを設置したりすると便利だろう。またデザインテーマは、白い背景の[光]、黒い背景の[暗い]から選ぶことができ、視力の悪い人にも配慮されているようだ。
「らくらくホン」×「見守りホン」
読者の皆さんの父上や母上は、スマホをお持ちだろうか。もし、スマホの使い方に苦労されていたり不安を抱いているなら、ぜひこのBIG LauncherでAndroid端末を「らくらくホン」「見守りホン」のようにカスタマイズしてあげてはいかがだろう。
多機能がウリのスマホを、誰でも迷わず利用できるようにするという本アプリの発想の転換、そして、そんなカスタマイズまでも実現してしまうAndroidの自由な世界の奥深さを、改めて認識するホームアプリである。
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