Amazonふるさと納税のおすすめは？ 他よりお得な返礼品まとめ

2025年10月の制度改正によって、ポータルサイト経由でふるさと納税の寄付をした際のポイント還元が禁止され、返礼品に加えてサイトからもらえるポイントも二重取りするお得ワザは利用できなくなってしまいました。

そんななかAmazonふるさと納税では、お得にふるさと納税ができる「トクベツな寄付額」という特設ページが提供されています。同じ自治体の同じ返礼品でもポータルサイトによって寄付額が異なることがあり、Amazonを利用すれば他サイトより低い寄付額でもらえる返礼品を集めたものです。

そこで本記事では、Amazonふるさと納税の「トクベツな寄付額」で紹介されているものを中心に、おすすめの返礼品をジャンル別にまとめました。支払い方法なども含めて、Amazonふるさと納税をお得に利用する方法についても解説します。

Amazonふるさと納税は、Amazonのプラットフォーム上でふるさと納税の寄付や手続きができるサービスです。いつものAmazonでの買い物と同じようにふるさと納税をおこなえて非常に便利ではあるものの、かなり多くの返礼品の中からどれを選べばよいか迷ってしまう人もいるでしょう。

冒頭で述べたように、注目したいのが「トクベツな寄付額」というページで紹介されている返礼品です。Amazon独自の特別な寄付金額、つまり他サイトよりも寄付額を低めに抑えた返礼品が各自治体ごとにピックアップされており、見逃せない特集になっています。今回は同ページにあるランキング情報を参考に、おすすめの返礼品をジャンル別に紹介します。

一番人気といってよいのが「魚介・海産物」。週間ランキング上位1〜3位は「魚介・海産物」の返礼品でした。最も人気を集めたのは、愛媛県愛南町の「かつおのたたき」です。冷凍で届き、流水解凍して切るだけという手軽な調理方法に加え、小分けになっている使い勝手の良さが喜ばれています。

また、「生ずわいがに」や「天然まぐろのネギトロ」も高い人気を集めています。これらも同様に小分け包装で、「すぐに食べられる」「鮮度が良い」といった口コミが多く、利便性と品質を兼ね備えた返礼品として選ばれています。

「肉・加工品類」も返礼品として人気のジャンルです。週間ランキングでも、「肉・加工品類」から非常に多くの返礼品がランクイン。特に、小分け真空パックで使い勝手の良い「宮崎県産鶏の炭火焼き」や「宮崎県産厚切り牛タン」がランキング上位に君臨しています。

その他にも、黒毛和牛の赤身肉やハラミステーキ、さらには赤身馬刺しなどといった返礼品も人気です。

返礼品の定番である「果物・スイーツ」は、果物であれば季節ごとに旬のものが登場し、スイーツであれば贅沢品がお得にたっぷりと手に入るところが魅力です。友人や親戚間でシェアしたり、自分用に少しずつ味わったりと楽しみ方が広がります。

週間ランキングには、冬に旬を迎える「あまおう いちご」をはじめ、紅はるかを使用した「干し芋」、北海道産の生乳を使う「アイスクリーム」などがランクインしています。

飲料やお酒で人気の返礼品には、大きなサイズや重いものが多いです。たとえば、持ち運びが大変なペットボトル飲料や缶のチューハイなどのドリンク類が目立ちます。「霧島酒造」などの有名ブランドの焼酎もランクインしています。

このような購入頻度が高く持ち帰るのが大変な商品は、ふるさと納税を利用して注文すると便利です。

「日用品」も、ふるさと納税の返礼品の定番です。たとえば、ティッシュペーパーやキッチンペーパー、綿棒、乾電池、キッチンスポンジなどは、気づくと切らしてしまいがちなアイテムの代表格。ふるさと納税をうまく活用して、あらかじめまとめて購入しておくと安心です。

家電製品の返礼品では、アイリスオーヤマのコーヒーメーカーが特におすすめです。ランキングには、ドリップ式と全自動式の両タイプがランクインしています。

ふるさと納税のポイント付与制度は、2025年10月1日をもって制度見直しの一環として全面的に廃止されました。現在どのふるさと納税サイトで寄付をおこなっても「ポイントで大幅にお得になる」という優位性はなくなっています。Amazonふるさと納税での寄付も同様に、ふるさと納税による直接的なポイントアップは見込めません。

しかし、Amazonふるさと納税を賢く活用することで、他のサイトよりもお得に寄付できるコツがいくつか存在します。

まず確認したいのが、「トクベツな返礼品」特集です。前述の通り、トクベツな返礼品はAmazonが独自に、かつ特別な寄付金額で提供している返礼品を一覧でまとめたページです。1週間ごとの人気ランキングも表示されているので、お得なだけでなく、いま注目されている人気の返礼品を一目でチェックできます。

まだどんな返礼品を狙うか迷っている人には特におすすめのページです。

また、「Amazon限定」や「訳あり品」といった特集ページもあわせてチェックしておきましょう。特に、「Amazon限定」特集は狙い目です。商品名に【Amazon.co.jp限定】と記載されている返礼品は、Amazon.co.jpでしか入手することができません。

「限定」の内容は、単純に「Amazonでのみ販売している」という意味もありますが、他店でも流通している商品の増量版だったり、セット販売版だったりするケースも見受けられます。

いずれにせよ、Amazon.co.jp限定の返礼品は、他のふるさと納税サイトでは取り扱っていないので、独自の返礼品を獲得できるメリットがあります。

少し手間はかかりますが「還元率（返礼率）」を確認しておくと、ふるさと納税をよりお得に活用できます。

還元率とは、寄附金額に対して返礼品の市場価格がどれくらいの割合を占めるかを示す指標のことで、返礼品の「お得さ」を判断する基準になります。寄附金額と市場価格が近いほど還元率が高いといえるでしょう。

還元率は、一般的に販売されている市場価格を寄附金額で割ると算出できます。還元率はふるさと納税のサイト上に明記されているわけではないので、自分で計算する必要があります。

たとえば3万1000円を寄付して相場が1万1900円程度のカニを返礼品として受け取る場合、計算式は「1万1900円（市場価格）÷ 3万1000円（寄附金額）」で還元率38%になります。

1万5800円を寄付して相場が5312円程度のトイレットペーパーを返礼品として受け取る場合、計算式は「5312円（市場価格）÷ 1万5800円（寄附金額）」で還元率は33%です。

還元率が高いほど市場価格と寄附金額の差が小さくなるので、コストパフォーマンスが高いと判断できるというわけです。Amazonでの販売価格（市場価格）は、Keepaというツールを活用すれば確認できます。

ふるさと納税のポイント付与が廃止された後も、クレジットカード会社が提供するポイントやマイルは規制の対象外です。そのため、ふるさと納税の寄付を決済する際にクレジットカードを利用すれば、クレジットカード会社独自のポイントやマイルを獲得できます。

特に、Amazonマスターカード（Amazonプライムマスターカードを含む）で決済すると、＋1%分のAmazonポイントが還元されます。

すでにAmazonマスターカードを持っている人は、寄付の決済時にAmazonマスターカードを使用することで、Amazonポイントをお得にゲットできるチャンスです。