LINEのAndroid版アプリがバージョン9.6.0にアップデートされ、「友だち」「トーク」「タイムライン」「ウォレット」が並ぶタブの位置が画面下に移動するなど、3つの変更がおこなわれました。
1. メニュータブが画面下の位置に変更
左:アップデート前右:アップデート後
これまでAndroid版LINEでは、友だちやトークなどのメニュータブは画面上の位置に設置されていましたが、今回のアップデートで画面下に移動されました。機能自体に変更はありません。
iOS版のLINEは当初からタブが画面下にあり、Android版も同様の配置となりました。多くのAndroidスマホは画面下に「戻る」ボタンなどのナビゲーションバーがあるため、LINEのタブと近くなり、慣れるまで少し使いにくいと感じるかもしれません。
また同時に、左右にスワイプしてタブを切り替えできたジェスチャー機能も利用できなくなったようです(リリースノートに案内はありませんが、手元の端末では操作が無効化されています)。
2. 特定の写真や動画が送られたメッセージに即アクセス
このほかトークルームにおいて、写真や動画(コンテンツ)の一覧から特定の写真や動画が送られたメッセージに瞬時にさかのぼれる機能が追加されました。
友だちやグループなどのトークルームを開き、右上の[∨]をタップ。[写真/動画](iOS版では[コンテンツ])を選択してトークルーム内の写真・動画の一覧を開き、移動したい写真・動画をタップします。その後、相手のアカウント名をタップすると、そのコンテンツが投稿された過去のメッセージまで瞬時に移動することができます。
この機能もiOS版LINEには実装されており、今回のアップデートによりAndroid版でも利用できるようになりました。
3. トーク内の写真から文字を読み取れるOCR機能
トークルームでやりとりした写真に文字が書かれていた場合、その文字を読み取ってテキスト化してくれる機能も加わりました。
トークで送受信した写真またはトークルームのカメラで撮った写真を開き、右上の[T]ボタンをタップすると文字を読み取ることができます。
読み込んだ文字をタップするとテキストが表示され、[□]ボタンをタップするとテキストのコピー、[地球儀]ボタンをタップすると英語・韓国語・中国語(繁体字・簡体字)への翻訳、[次へ]をタップするとそのテキストがLINEのメッセージ欄に入力されます。
文字の検出は日本語の以外にも英語、中国語(繁体字・簡体字)、タイ語、インドネシア語、韓国語を選択可能。右上の[日本語を検出]をタップすると切り替えることができます。なお、一定の保存期間が過ぎた写真は[T]ボタンが表示されず文字の読み取りをおこなうことはできません。