NTTドコモは2019年4月15日、端末代金と通信料金を分離する新料金プラン「ギガホ」「ギガライト」を発表しました。2019年6月1日から提供が開始されます。
新料金プランは、家族間国内通話無料の音声オプションとISP(spモード)およびデータ通信をひとまとめにした料金プランです。
ドコモの新料金プラン「ギガホ」「ギガライト」
月間30GBのデータ通信量が使い放題で30GBを超えると最大1Mbpsで通信できる「ギガホ」(月額6980円)と、従量課金タイプの「ギガライト」(月額2980円〜5980円の4段階)、1台目の「ギガホ」「ギガライト」のデータ量を利用できる「データプラス」(月額1000円)をラインナップ(料金はいずれも2年定期契約の場合)。
音声オプションには、家族以外への国内通話も1回あたり5分以内であれば無料になる「5分通話無料オプション」(月額700円)と、国内通話が無条件で無料になる「かけ放題オプション」(月額1700円)を追加することができます。そのほか「ケータイプラン」や「キッズケータイプラン」も用意されています。
音声オプション
新料金プランは、2年の定期契約を前提とする料金プランである点や途中解約の解約金が9500円である点、更新期間が3カ月設けられている点などは変わりありません。いわゆる2年縛りについては変わりませんが、ドコモの丸山氏によれば2年定期契約を自動更新しない選択肢も提供される予定です。
今回の新料金プランの提供開始に伴い、「月々サポート」「端末購入サポート」といった通信料金・通信契約と端末代金の割引をひも付ける割引サービスのほか、「カケホーダイ&パケあえる」のFOMA、Xi料金プランおよび「docomo with」などの割引サービスは、2019年5月31日で新規受付を終了します。月サポや端末購入サポートの終了により、端末購入を条件とする通信料金の割引(月々サポート)と通信契約の一定期間の利用継続を条件とした端末代金の割引(端末購入サポート)がなくなるわけです。
一方、ドコモ吉澤社長は「新端末発表時に補助の体系を説明する。まったく無しということは考えていない」としており、何らかのかたちで端末代金の購入補助が実施される見通しです。
みんなドコモ割
「ギガホ」「ギガライト」は、グループ割引の「みんなドコモ割」と「ドコモ光セット割」の対象となり、あわせて月額最大2000円が割り引かれます。
「みんなドコモ割」は、「ファミリー割引」「ビジネス通話割引」グループ内の音声回線数に応じて、グループ内のすべての「ギガホ」「ギガライト」の月額料金を回線ごとに最大月額1000円割り引くもの。「ドコモ光セット割」はグループ内にドコモ光の契約があれば、グループ内の「ギガホ」「ギガライト」の月額料金を毎月最大1000円割り引くものです(「ファミリー割引」「ビジネス通話割引」未契約でも割引適用)。
そのほか、「ギガホ」「ギガライト」「ケータイプラン」の利用者向けに、dポイントクラブステージに応じて新料金プラン契約者の誕生月にdポイントを毎年プレゼントする「ずっとドコモ特典」が開始されます。これは長期利用者向けの料金値引きに代わる施策となります。
なお、2019年9月30日までに「ギガホ」に加入すると、最大6カ月間、月額1000円の割引が適用されます。フィーチャーフォンからの乗り換えについても「はじめてスマホ割」として最大12カ月間、1000円が割り引かれます。