MMD研究所は、2019年2月15日~22日の期間に15歳~69歳の男女4万3689人を対象に実施した「格安SIMサービスの利用動向調査」の結果を公表しました。それによれば、メインで利用している携帯電話・スマートフォンの通信事業者における「MVNO(仮想移動体通信事業者)」の割合、いわゆる格安SIMの利用者シェアが全体の12.3%に達したことがわかりました。
メイン利用の通信事業者を尋ねたところ、「NTTドコモ」が33.8%、「au」が26.1%、「ソフトバンク」が19.2%となり、大手3キャリアのシェアは合わせて79.1%でした。
また「ワイモバイル」は5.2%、「MVNO」は12.3%で合計で17.5%に。これを約1年前の2018年3月と比較すると13.9%から3.6ポイント増加、約4年半前の2014年10月と比較すると10.7ポイント増加している結果となっています。
格安SIMを利用していると回答した人(n=7865)を対象にメイン利用の格安SIMサービスを質問したところ、利用率1位は「楽天モバイル」で25.1%、次いで「mineo」が12.7%、「UQ mobile」が10.7%と続きました。
契約プラン別でみた場合、音声プランでは楽天モバイル、mineo、UQ mobileの順に、またデータプランでは楽天モバイル、OCNモバイルONE、mineoの順に利用率が高いという結果になっています。
契約プラン別にみた格安SIMサービスのシェア
このほか、格安SIMを挿しているメイン利用のデバイスは、Androidスマートフォンが55.9%と最も多く、2番目がiPhoneで34.0%となっています。
デバイス別に利用している格安SIMサービスをみると、Androidスマートフォン、iPhoneともに楽天モバイル、mineo、UQ mobileの順に多くなりました。なお、本調査における楽天モバイル利用者には旧FREETEL SIMユーザーも含まれます。