グーグル、「Pixel 3/3 XL」を正式発表 おサイフケータイ対応で9万5000円から

ようやくPixelスマホが日本で発売されます。

米Googleは2018年10月9日(現地時間)、最新のGoogle製Androidスマートフォン「Pixel 3」「Pixel 3 XL」を正式に発表しました。日本向けにはFeliCaを内蔵し、Google Payとおサイフケータイに対応。価格はPixel 3が9万5000円から、Pixel 3 XLは11万9000円からとなっています(いずれも税込み)。

Pixel 3の価格

カラーはクリアリーホワイト、ジャストブラック、ノットピンクの3色展開

小型のPixel 3は5.5インチ有機ELディスプレイ(443ppi)、大型のPixel 3 XLは6.3インチ有機ELディスプレイ(523ppi)を搭載し、3 XLはノッチあり。3 XLはノッチなしのモデルになるのではないかという予想もされていましたが、事前のリークどおりノッチありとなりました。

そのほかスペック面では、バッテリーとサイズ・重量以外は両端末とも同じ。プロセッサはSnapdragon 845、メモリは4GB、ストレージは64GB/128GBを備え、セキュリティ保護のためのチタンMチップも組み込まれています。OSはAndroid 9.0 Pieで3年間のアップデート保証付き。バッテリーは3が2915mAh、3 XLが3430mAhでQi規格のワイヤレス充電に対応。純正のワイヤレス充電器として発売されるPixel Standと共に使うことで、同日発表されたGoogle Home HubのようにPixelスマートフォンが機能します。

Pixel 3:Night Sight

夕方や夜間の撮影でフラッシュを焚かなくても、機械学習によって明るく撮影できる(発表イベントでiPhone XSと比較)

アウトカメラは12.2メガピクセルのシングルカメラ、インカメラは8メガピクセルのデュアルカメラ(標準/広角)。撮影前後の映像を連続して保存しておき最適なショットを推薦する「Top Shot」機能やインカメラの広角レンズによってグループ全員の顔が写るセルフィー撮影性能、超解像度のズーム機能、ARステッカー機能、そしてカメラで見たものを認識して情報を提示してくれるGoogle Lens機能など、カメラ関連機能の追加・強化が図られています。またPixelユーザー向けに、Googleフォトに元の画質で無制限にアップロードできる無料特典が2022年1月31日まで付属します。

ほかにも端末を握ってGoogleアシスタントを起動できる「Active Edge」機能や画面を裏返して置くだけで通知をミュートできる「Flip to Shhh(サイレント)」機能、スマホの利用状況を追跡してタイマーを設定できる機能なども利用できます。

すでに米国では予約が開始され10月18日に発売されますが、国内での発売日は未発表。Googleストアでは販売ページが用意されていることからSIMフリーモデルの発売が期待できるほか、NTTドコモとソフトバンクからキャリアモデルも発売されると報じられています。

追記(10月10日12時20分):GoogleストアでSIMフリーモデルの予約販売が開始されています。

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