不審なトーク(LINE安全認証)の例
「LINE変更確認」「LINE安全認証」などと騙り、LINE公式のお知らせを装ったメールやLINEトークが出回っていると、運営元のLINE社が注意喚起をおこなっています。それらには、IDやパスワード、電話番号を盗み取ろうとするリンクが含まれているといいます。
具体的な手口は、「お客様のLINEアカウントに異常ログインされたことがありました」「ラインのアカウントが盗まれたことによるアカウントの変更申請のメールをいただきました。本人以外の操作である場合、次のリンクをクリックして登録申請を解除してください」などとユーザーの不安を煽るような文面で、不審なメール・トークが届きます。
さらに「安全認証をお願いします」「登録申請を解除してください」などと、リンク先にアクセスするよう促す内容となっています。
不審なメール(LINE変更確認)の例
リンクをタップすると、LINEのアカウント登録や引き継ぎのログイン画面に似たページに遷移します。
しかし、URLのアドレスバーはLINEに見せかけた関係のないアドレスであり、このサイトでメールアドレスやパスワード、電話番号などを入力していくと、LINEアカウントを乗っ取られてしまうといいます。
リンクを開くと、メールアドレスやパスワード等の入力を求める画面が表示される。正体は、URLをLINEに似せたフィッシングページ
LINEでは、「ログインを必要とするセキュリティに関する注意喚起などをメールでご連絡することは一切ありません」としており、このようなメールやトークが届いてもリンクには触れず、無視するように注意を呼び掛けています。
類似の手口は2016年10月頃から続発しており、LINE運営やセキュリティ関連機関などが再三の注意を呼び掛けています。