【LINE】目や耳の不自由な人とサポートしたい周囲の人をつなぐチャットボット「&HAND」、LINE BOT AWARDSグランプリに

LINEのMessaging APIを活用したchatbot(チャットボット)の開発促進を目的に開催された「LINE BOT AWARDS」において、LINE Beacon(ビーコン)とチャットボットを介して目や耳の不自由な人などをサポートする「&HAND(アンドハンド)」がグランプリに決まりました。

LINEは2016年4月にLINE BOT APIの無償提供を開始し、同年9月に新たなMessaging APIを公開するなど、チャットボットの活用を推進。多くの開発者を巻き込み、LINE上で便利で多様なチャットボットが展開されることを目指しています。

今回のLINE BOT AWARDSでグランプリを受賞した&HAND(LINE ID:@jqv8293w)は、身体・精神的に不安や困難を抱えた人と、その手助けをしたい周囲の人をLINEビーコンでつなぎ、チャットボットを介して具体的な行動をサポートするというものです。

LINE チャットボット

出典:&HAND

手助けを必要とする人がLINEビーコン対応端末を携帯し、手助けが必要な状況でビーコンをオンにすると、周囲のサポーター(&HANDをLINEで友だち登録している人)のスマホに通知が届き、サポートを促します。

&HANDアカウントを介して、手助けを希望する人とサポーターが個別にコミュニケーションをとり、その時々で具体的に手助けが必要な内容のやりとりできる機能も備わっているといいます。

たとえば耳が不自由な人が電車を利用中、突如発生した遅延の情報を駅や電車内の音声案内(放送など)からは把握できず、状況がわからず困ることが少なくありません。駅員も乗客対応に追われ、筆談などもお願いしづらいため、そうした場合に周囲の乗客(サポーター)がLINEを介して手助けすることが可能になります。

また、目の不自由な人が駅のホームを歩く際に、&HAND(LINEビーコン)を白杖に付けることにより、改札から乗車までの使用者の存在が駅員(のスマートウォッチなど)に通知。駅員によるLINEグループと専用スタンプで声かけや乗車確認を迅速におこなえる、といった利用シーンが想定されています。

このように、対象ユーザーのニーズバリエーションを考慮したサービス設計や、ビーコン(IoT技術)を移動体である人に持たせることで人と人をつなげたコンセプト、実用化に向けた明確なビジョン・実装内容などが高く評価され、今回&HANDがグランプリに選出されたとのこと。

このほかLINE BOT AWARDSでは、利用シーンや使用する技術要素、応募者属性などによる部門賞も決定。マイクロソフト賞(特別協賛パートナー賞)にNAVITIME(LINE ID:@navitime)、学生部門賞にmitchy(LINE ID:@sxp6856c)などが選ばれています。詳細は下記のLINE公式ページなどを参照。