2016年6月23日、英国が国民投票によってEU離脱を決定しました。キャメロン首相は辞意を表明しています。
ところが、英国の有権者が本当にその意味を理解していたのか、少し怪しまれるデータが出てきています。というのも、Google検索のトレンドを報告する公式Twitterアカウントによれば、国民投票後にEUに関して英国内で検索された質問の2位に"What is the EU?"がランクインしているからです。
"What is the EU?" is the second top UK question on the EU since the #EURefResults were officially announced pic.twitter.com/1q4VAX3qcm
— GoogleTrends (@GoogleTrends) 2016年6月24日
「EUって何?」とGoogleに尋ねるユーザーの真意がどこにあるのかまでは読み取れませんが、少なくとも国民投票が終わった後でEUについて詳しく知りたいGoogleユーザーが英国内に多数存在したということは事実。また、"What is the EU"と同様に"What is Brexit"の検索ボリュームも急増していることが明らかになっています。
※Brexitは、Britain(英国)とExit(離脱)を組み合わせた造語。
"What is iPhone"の検索ボリュームと比較(Googleトレンド)
上図は、ここ1週間の英国における検索トレンドの推移。6月23日の投票日直前から"What is the EU"と"What is Brexit"の検索数が増加しはじめ、投票終了後に大勢が判明した24日未明から大きく伸びていることが分かります。
なお、トレンド1位と4位にはEU離脱の影響を問う検索フレーズが、トレンド3位と5位にはEU加盟国に関する検索フレーズがランクインしています。
Christ alive.https://t.co/yhJfCfKO84
— Piers Morgan (@piersmorgan) 2016年6月24日
EU離脱に投票したことを後悔する女性