Twitter、「ライブ」ボタンを導入 公式アプリ経由で実況動画の配信が可能に

Twitterは2016年6月16日、公式アプリのツイート投稿画面に「ライブ」ボタンを導入しました。すでにテスト中だったことが明らかになっていましたが、それが一般公開にこぎつけた格好です。

ライブボタンはその名の通り、実況動画を配信するための機能にアクセスするボタンです。と言っても、Twitterの公式アプリ内に実況機能が実装されたわけではなく、Twitter社が運営しているライブ配信サービス「Periscope」の公式アプリを起動するボタンに過ぎません。Periscopeをインストールしていなければインストール画面に移動します。

Periscopeでのライブ配信開始時には、位置情報のオン・オフや公開範囲の限定などは簡単に切り替えることができ、動画のツイート投稿の有無も選択できます。視聴者はリアルタイムでコメントを付けたりハートを送ったりして、配信ユーザーとコミュニケーションを図ることが可能。アプリ内では世界中のライブ配信を簡単に視聴できるようになっています。

TwitterライブボタンからPeriscopeを起動

ライブボタンをタップするとPeriscopeアプリが起動し、すぐに配信を始められる。

PeriscopeはTwitterと密に連携しており、ライブ動画配信をツイートすれば、Twitterのフォロワーはタイムライン上でライブ動画を視聴できます。また、ユーザーのフォロー関係もTwitterアカウントをベースに拡大できることもあり、気軽に実況中継をおこなえるライブアプリとして米国を中心に人気を博しており、今年3月にはサービス開始から1年で動画配信数が2億件を突破。Twitterは公式アプリ内にライブ配信開始への導線を設けることで、Twitterユーザーによるライブ配信を促進させることを狙います。