Pocketで広告が表示されるようになる

後で読むサービスの雄であるPocketで広告が表示されるようになります。公式ブログが2月22日、発表しています。

Pocketは、"後で読む"ためにウェブ上の記事を保存・整理し、シンプルで読みやすいデザインで表示してくれるウェブサービス。直近3年間の利用者数は2200万人以上で20億以上の記事や動画がPocketに保存されたといいます。

今後、Pocketが開始するのは、スポンサード記事タイプの広告(記事体の広告)。数週間以内の導入が予定されています。広告は、保存されている記事と並列して表示されるようになりますが、2014年に開始されたプレミアムプラン(月額500円/年額4500円)のユーザー向けには非表示となります。Pocketによれば、表示される広告は高品質で、保存済みのアイテムとは明確な区別が付く形で表示されるとのこと。広告主へのユーザーデータの提供もおこなわれないといいます。

公式ブログでは今回の広告導入について、サービスをビジネスとして継続していくための大きな鍵となる施策だと説明しています。シンプルさが大きな価値であったサービスへの広告挿入は、プレミアムプランが上手く軌道に乗っていない証左なのかもしれません。なお、前身サービス「Read It Later」のアプリは有料(2.99ドル)で提供されていましたが、2012年に現在の「Pocket」になった際に無料化されていました。