イオンが本気のMVNO化、0.5GB~50GBまで29プラン提供 解約金・契約期間の縛りなし、全国213店舗でサポートも

イオンは、これまで格安スマホの代理販売にとどまっていた「イオンモバイル」をリニューアルし、自らがMVNO(仮想移動体通信事業者)となって格安SIMなどの通信サービスを提供開始しました。

新しいイオンモバイルによる通信サービスは、NTTドコモのLTE回線を利用します。プランは音声系(音声通話+データ通信+SMS)、データ系(データ通信のみ)、シェア音声系(音声通話+データ通信+SMS)の大きく3タイプ。データ容量を500MB、1GB、2GB、4GBと細かく刻みつつ、20GB、30GB、40GB、最大50GBのヘビーユーザー向けまで全29プランをラインナップしています。

イオンモバイル

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最安はデータ系の1GBプランで月額480円。音声系プランでは、キャンペーン価格とはいえ、2GBプランを月額980円で1年間利用することもできます(3月31日までの申込で適用、通常料金は1380円)。またシェア音声系プランは、12GBで月額3580円、最大の50GBで月額1万5100円となっており、音声SIM1枚とデータのみ対応SIMを2枚まで利用できます(月額700円を追加で音声SIMに変更可能)。

料金としては他のMVNO各社と大きな差はありませんが、データ系・音声系プランともに解約時の違約金が設定されず、契約期間の縛りもないため、初めての格安SIM(スマホ)でも不安なく使える点は注目です。MNPにも対応しており、全国213店舗なら即日渡しも可能となっています。

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そして、まさにイオンの真骨頂ともいえるのが、サポートの手厚さ。契約時には初期設定された端末を受け取れるほか、故障修理の受け付けなどのアフターサービスも全国のイオン213店舗で提供します。代替機の貸し出しや遠隔/出張サポート(有料)も用意され、キャリアに引けを取らないサポート体制を整えています。

全国の店舗網を活用した充実のサポート、安心感のある料金体系で多数のユーザーに支持されていくであろう流通の巨人による本格参入は、今後MVNOの再編、ひいてはキャリアの料金にも影響を及ぼすかもしれません。

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