スマホ普及が徐々に飽和しつつある中で、iPhoneの市場シェアがほとんどの先進国で下がっていることが明らかになりました。Bussiness InsiderがKantar Worldpanelのデータをまとめたグラフを掲載して伝えています。
このグラフは、スマホ市場におけるiPhoneの販売シェアを2014年第4四半期(10月~12月)と2015年の同期とで比較したもの。
日本で-6.1ポイント、アメリカで-8.6ポイント、イギリスで-3.1ポイント、フランスで-2.4ポイント、ドイツで-0.7ポイント、オーストラリアで-5.5ポイントと軒並みシェアが減少しています。特にお膝元のアメリカや、お得意様の日本での低下は顕著。一方、中国では+5.6ポイントを記録しました。
iPhone 6好調の反動(iPhone 6s/6s Plusの不振)や端末価格の上昇などが要因として推測されますが、減少したシェア分はほとんどの国でAndroidスマホに奪われています(それでも、最新モデル発売後の第4四半期ということもあり、高いシェアを誇っていますが)。
途上国をメインに隆盛してきたAndroid端末と、先進国で人気を博してきたiPhoneの構図に、逆転現象(?)が起こりはじめているのは興味深いところです。
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