LINEは2015年12月1日、LINEの公式アカウントを利用したニュース配信機能を「LINE アカウントメディア プラットフォーム」として外部メディア向けに開放することを発表しました。第一弾パートナーとして大手新聞社や通信社、TV局、ウェブメディアなどの24媒体の公式アカウントが開設されます。
LINEは以前よりニュースアプリ「LINE NEWS」やLINEアプリ内でニュースを配信するLINE NEWS公式アカウントなどを通してニュースを配信してきましたが、これはLINEニュース編集部が情報を取捨選択してユーザーにニュースを届ける形式でした。公式アカウントを通じて配信するLINEニュースダイジェストやLINEニュースマガジンの友だち数は1500万人、月間アクティブユーザー数(MAU)は1200万人に達しています。
一方、今回発表された「LINE アカウントメディア プラットフォーム」では、各ニュースメディアが独自に公式アカウントを開設し、ユーザーがメディアのアカウントを友だち登録することで情報を取得する、メディア主導型のニュース配信プラットフォームとなります。参加メディアはLINEが提供するニュース配信機能を通じてダイジェスト記事形式に情報をパッケージングし、メディアの公式アカウントをフォローしているユーザーにプッシュ配信できるようになります。
また、LINEはメディアの収益化をダイジェスト記事内に広告掲載スペースを提供することで支援。原則として、発生した売上の50%をメディア側に分配します。インフィード型広告や動画広告も準備しているとのことです。
最近、FacebookのInstant Articlesのように、プラットフォーム側がアプリ内などで記事を最後まで閲覧できる仕組みを提供する試みが注目されており、LINEも同様の施策をおこなうことになります。